“no title”P15 2010.1 キャンバス、油彩
醜い、と避けていた自分のある部分に
本気で取り組もう、と決めた途端
私に認められずにいた超特大のアダルトチャイルドちゃんが、
ひとり、またひとりと声をあげてくる。
今日出会ったのは、長く私を悩ませてきたそれはそれは強力でヒステリックな
アダルトちゃん。
彼女は、荒れ狂って人につかみかかり、
暴れた挙げ句ぐでんぐでんに酔っ払い、
それでもまだクダを巻いている・・・
私のイメージの中ではそんな姿をしていた。
だけど今日、あることをきっかけに
その子がほどけた。
希望の光をみて、なんと嬉し泣きに泣いていた。
そんな彼女を感じてみて私は初めて
この子は、自分の不甲斐なさを嘆いていただけなんだとわかった。
私の本質である、小さな無垢なチャイルドちゃんを守らんとして
それはそれは多くの「戦士」アダルトチャイルドちゃんが生まれたわけだけど
このアダルトちゃんもまた、
小さなチャイルドちゃんの幸せを何より望んでいて
でも、チャイルドちゃんに与えたいと思っている
物・事・人などを与えてやれていない
そんな不甲斐なさを感じることが辛くて
自分を責め
他人を責め
この子に何もしてやれないなら、自分等いない方がましだと
悪態をつく、自暴自棄になるという捻じれた表現をしていただけで
実は愛でいっぱいの
大きな献身そのものの存在だったのだ。
「今、この子のために、してやれることがまだあった・・・」
そう、泣き崩れる姿が私の心の眼に映った。
そこが家だったら、オイオイと一緒に泣いたことだろう。
久しぶりに、深く息をついた。
そうだね、見つかったね。本当に良かったね。
チャイルドちゃんのために 出来ることはまだいっぱいあるね。
無力なんかじゃない。
醜くなんかない。
それはなんて美しくも尊い存在だろうか・・・・
程なく、
そのアダルトちゃんに
母の姿が重なった
私が取り組んできたインナーチャイルドセラピーの意味することは
色々あるけれども
そのひとつは
今まで頑張ってきた「アダルト」チャイルドちゃんを
ただの小さなチャイルドに還してあげるところにある
このアダルトちゃんは 不甲斐ないという思いから解放されたとき
一体どんなチャイルドに還っていくのだろう。
そして母もまた・・・・・
本当におめでとうございます。
アダルトちゃんを小さなチャイルドちゃんに戻すというコンセプト(?)は初耳でした。そっか…。
掲載の絵、色の組み合わせも雰囲気も大好きです。シャクティさんの絵に元気を頂きました♪
追伸・前回のブログのコメント欄の話題ですが、「マニアック」とは「さじ加減」みたいなもんで、それが自分でも分かるのですがワガママなのです(笑)
こんな早い時間から、読んでくれてありがとう！
ほんとにねえ～～後から後から出てくるのよ、
でっかいアダルトちゃん。何が起きてるんだろうか！？
＞「マニアック」とは「さじ加減」みたいなもんで、それが自分でも分かるのですがワガママなのです(笑)
ワガママ万歳＼(^o^)／！
ときにはそれが欲求不満の種になることもあるので(笑)
ちょっとストライクゾーン緩めようとは思ってますが
そもそも芸術系なのでそこはなかなかね・・・（汗）
そう、おっきいチャイルドちゃんをただのチャイルドちゃんに戻す、というのは
私も先日映蓮さんおフォローアップに行った際に
初めて耳にしたのですよ。
考えて見ればそうだよなー、アダルトちゃんは
「チャイルド」であるにもかかわらず、ずっと大人のように
ちっちゃいチャイルドちゃんを身体張って守ってきて
コドモをやる機会がなかったんだからなー
と、ちょっと目からウロコだったよ。
（そも、世間で言うところのアダルトチルドレンとは、そういった人のことだしね！）
喜んでるみたいだ。
きっと みんなに見て聞いて欲しかったんだね・・・
ありがとう