帰国、そして発芽

みなさん、暫くです。
おかげさまで、９日午後に無事帰国しました。
先月３１日から正味８日間、ハワイ島ヒロ市に滞在。
観光は初日のみ、
７日間は、朝から夕方までロミロミのトレーニングの日々でした。


カルチャーでほんのちょっとかじっただけのロミロミを
何故本格的に学ぼうと思ったのか。
あんなにも突然決めてしまったのか。
行く、と決めてからの私の葛藤は大変なものでした。
自分に何かを強いているように感じて・・・


蓋を開けてみると
体の使い方も、頭の使い方も
何十年生きてやってきたやり方とは
全く違う使い方を要求され
それはまさに
「地に足をつけること」と「変化」を同時に強烈に促される体験でした。


楽しいよりも大変、辛い、が先に立ち
抵抗するほど集中力が欠け
気が散るほど、覚えられない
そして他の仲間と比較して焦る、という悪循環。
私の抱える負の部分が、全ての毛孔から
噴き出すように感じることもあった。


最後まで、ついていけるのか？
もう帰りたい、と
何度も思った。


でも、クムロミ（ロミロミの師匠）や
インストラクターのM子さん、
共に受講し、コンドミニアムで生活した二人は
本当に辛抱強く教え、支えてくれ
期間半ばでパツパツになった私の気持ちも
しっかり受け止めてくれ
上手くなくても、自分の精一杯の施術を
最終日、やりとおすことができました。
体を預けてくれたモデルさんへの「ありがとう」の気持ちと
辛かったはずなのに
「これで、本当に終わりなんだ・・・」という思いが入り混じって
涙が止まりませんでした。


他にも沢山の人々との出会いがありました。
ツアーガイドのジャンボな日本人男性JINさん
モデルになってくれた現地で生活する日本人女性のE美さん、S子さん
前半を一緒に学んだ、コミュニティーカレッジで学ぶT子さん
海の向こうで生き生きと活躍する我らが日本人たち・・・・


マッサージスティック作りを指導してくれた日系人Kさん
お弁当を食べていた公園で、太極拳のデモンストレーションをしていたJさん
写真撮ろうか？と声を掛けてくれた現地のお兄ちゃん
優しくおおらかな現地の人達・・・
そして自然。木々、花々、海、そして雨。


楽しさも辛さも全部ひっくるめて、一生の思い出になった。
こんなチャレンジの積み重ねが、きっと自信を作っていく。
というか、そうしていくしかない。近道なんてないのだ。


後半になっても、楽しめずにもがいていた私に
インストラクターのM子さんは
「それでいいと思う。
無理に、変わったふりをしない方がいい。
確実に種は播かれているから、
いつか必ず、思いがけない時に発芽するはず」
と言葉をかけてくださいました。


生命を全て飲み込んだかに見える
溶岩の間から
いつしか新しい生命が芽生えるように・・・・





帰国して、緊張から解き放たれた翌日の朝。
ふと、自分の中のある部分に、
「ハワイ時間」が流れていることに気づいた。


あれしなきゃ、これしなきゃ・・と相変わらず忙しい左脳を
それは
「まあ、いいじゃないか」
と、のんびりゆったりおおらかに見つめている。
明けて次の日は忘れてしまったけど(笑)
「きっといつでも、そこに戻れる」と、確信した。
多分それが、初めて触れる私の本質、なのかも知れない。


出会い、時間を共にしたすべての人に助けられた。
心から、ありがとう。
また、きっといつか帰る。
追って、写真を紹介していきますので
お楽しみに・・・・・