mardidupin

記憶の欠片あるいは幻影の中の真実。

12月16日(水)のつぶやき その2

2015-12-17 04:20:41 | 〈Twitter〉

逢坂の関のやまみちこえわびぬきのふもけふも雪しつもれば /実朝


くれなゐの扇に惜しき涙なりき嵯峨のみぢか夜暁寒かりし /晶子


身を寄せむかたこそなけれ宇治川の網代をみてや日を送らまし /俊成


たちばなのなかに御衣おく塗籠を建てて君まつ五月となりぬ /晶子


Good_afternoon ○○:.. *:..。o○:..○。 ○ *:. ○、.:。。○☆☆☆ ☆*: 。:*:・  '*:..。o o★ *:..。o★☆


春の夜の衾しかんと梅の鉢も蕪村の集も皆片よせぬ/子規


天の川夜空のなかにまさやかに明るむ雲の心地こそすれ /赤彦


たちいでて見る細庭の夏草の真ひるしなえてひとのこひしき /牧水


冬の日の照りて明るき黒門の古き弾痕のぞき見て居り/赤彦


よそめには盛んなること太陽をしのぐと知らぬ向日葵の花 /晶子


《“Dupin の心情”》《Dupin の月》《Dupin の在地》詠んでいます。《歌留多二十四時》は準備中につきもう暫くお待ちください。


石上布留の中道なかなかに見ずは恋しと思はましやは /貫之


行く春を送るとなしに旅衣さそはれてこそ立そめにけれ/一葉


寝静まる里のともし火皆消えて天の川白し竹藪の上に /子規


詩人去れば歌人坐にあり歌人去れば俳人来り永き日暮れぬ/子規


人麿の歌をしみじみ読めるとき汗となり春の日は背をながるる/牧水


袖振らば見も交しつべく近けども渡るすべなし秋にしあらねば/憶良


Good_night ★★。:★* :. ○☆ *:..。o*:o☆ *:..。○☆ 、.:○○ *: 。。○○☆ 。:☆o○☆


五月雨のくものまぎれに中たえてつづきも見えぬ山のかけ橋 /定家


きのふ見し花の上野の若葉陰小旗なびきて氷売るなり/子規


人にあらば母が愛子ぞあさもよし紀の川の辺の妹と背の山 /古集



12月16日(水)のつぶやき その1

2015-12-17 04:20:40 | 〈Twitter〉

零時です。《熱い想いの情景》を詠んだ和歌をツィート。Dupinの熱い世界を感じてください。


有明の月も清水にやどりけりこよひは越えじ逢坂の関 /藤原範永


音羽山やまおろし吹くあふ坂の関の小川はこほりしにけり /実朝


二荒の山のつゞきの山もとにたぎつ七たき七つなみおつ /節


ニコライの屋根見てあれば樹のかなた学校のベル鳴りて居るかな/憲吉


ニコライのドオムの見ゆる小二階の欄干の下の朝がほの花/晶子


咲く花もほのかにみえて隅田河いり江を暗し霞む月かな /一葉


飛ぶ鳥のあすかに行くか時鳥上野の松よ鳴きて過ぎけり/子規


朝なあさな白雲湧きて初夏の岬の森に啼く鳥もなし /牧水


時わかぬ浪さへ色に泉河ははそのもりにあらしふくらし /定家


Good_morning 。○:* :..。 ○: *: 。:・ o○ o。o○☆○☆ Happy_Wednesday :..。o○☆★☆ o○☆★ 。o○☆★ 、.


六時です。おはようございます。和歌《“Dupin の心情”》及び《Dupin の月》《Dupin の在地》をbot 形式で開宴しています。


@Alex_bot_ アレックス歌詞botさん、おはようございます?( ̄▽ ̄)ゞ


@Alex_bot_ アレックス歌詞botさん、おはよう?(*^▽^)/★*☆♪


雲なくておぼろなりとも見ゆるかな霞かかれる春の夜の月/西行


かつこえて別れも行くか逢坂は人だのめなる名にこそありけれ /貫之


水茎のあとかきながすすみだ川ことづてやらむ人もとひこず /定家


春の月ときは木かこむ山門とさくらのつつむ御塔のなかに/晶子


音にたてて告げぬばかりぞほたるこそ秋は近しと色に見せけれ /良経


真葛原浦風なるる夏の夜は秋立ちそむる蝉の羽衣 /式子内親王


いその神ふるき都は神さびてたゝるにしあれや人もかよはぬ /実朝


愛に酔ふ雌蕊雄蕊を取りかこむうばらの花をつつむ昼の日 /利玄


よそにきく逢坂山ぞうらめしきわれは雲居のとほき隔てを /一葉


正午になりました。ただいま、和歌は《“熱い想いの情景”》《Dupin の好きな処》《Dupin の好きな歌人等》を開宴中!RT していただけると嬉しいです。