mardidupin

記憶の欠片あるいは幻影の中の真実。

12月1日(火)のつぶやき その2

2015-12-02 04:19:14 | 〈Twitter〉

逢坂の関のやまみちこえわびぬきのふもけふも雪しつもれば /実朝


Good_afternoon ○○:.. *:..。o○:..○。 ○ *:. ○、.:。。○☆☆☆ ☆*: 。:*:・  '*:..。o o★ *:..。o★☆


渡するをちかた人の袖かとやみづのにしろき夕顔の花 /定家


今よりのゆききも知らぬ逢坂にあはれなげきの関を据ゑつつ /定家


我がやどのい笹群竹吹く風の音のかそけきこの夕かも/家持


諸人の千年のぶてふみそぎ川ながすあさぢのすゑもはるかに /定家


《“Dupin の心情”》《Dupin の月》《Dupin の在地》詠んでいます。《歌留多二十四時》は準備中につきもう暫くお待ちください。


山のはに月もまちいでぬ夜をかさね猶くものぼる五月雨の空 /定家


武蔵野に春風吹けば荒川の戸田の渡に人ぞ群れける/子規


山下の古井を汲みてそそぎをり萎れむとする夕顔の根に /赤彦


逢坂の関の杉むら過がてにあくまでむすぶ山の井の水 /式子内親王


うつくしき花屋が妻の朝髪とわが袖と吹く春の風かな/晶子


大きなる蕊くろぐろと立てりけりま日にそむける日まはりの花 /千樫


Good_night ★★。:★* :. ○☆ *:..。o*:o☆ *:..。○☆ 、.:○○ *: 。。○○☆ 。:☆o○☆


夏の花みな水晶にならんとすかはたれ時の夕立のなか /晶子


栲領布の懸けまく欲しき妹の名をこの背の山に懸けばいかにかあらむ


君により言の繁きを故郷の明日香の川にみそぎしに行く /八代女王



12月1日(火)のつぶやき その1

2015-12-02 04:19:13 | 〈Twitter〉

零時です。《熱い想いの情景》を詠んだ和歌をツィート。Dupinの熱い世界を感じてください。


年長く病みしわたれば花をこひ上野に行けば花なかりけ り/子規


逢坂の山ほととぎすなのるなり関守る神や空に問ふらむ /源師時


こひこひて稀にあふ夜の天の川河瀬の鶴は鳴かずもあらなん /実朝


みじか夜は稚児めきて明くころころと蛙鳴くなる枕上かな /晶子


畝火山昼は雲と居夕されば風吹かむとぞ木の葉さやげる /伊須氣余理比賣(古事記)


風起る隅田の川の上げ汐に夕波かづき泳ぐ子らはも /子規


庭もせに昼照草の咲きみちて上野の蝉の聲しきるなり/子規


くれなゐの海髪の房するすると指をすべりぬ春の夜の月/晶子


櫻さく隅田の堤人をしげみ白鬚までは行かで帰りぬ /子規


六時です。おはようございます。和歌《“Dupin の心情”》及び《Dupin の月》《Dupin の在地》をbot 形式で開宴しています。


うばたまのわが洗ひ髪ちらし髪金の襖子にふるる初夏 /晶子


つねよりもけふの暮るるををしむかないまいくたびの春と知らねば/匡房


山のかげおぼめく里にひぐらしのこゑたのまるる夕顔の花 /定家


人力車の提灯點けて客待つとならぶ河辺に蛍飛びいづ /白秋


立田山木葉のしたのかりまくらかはすもあだに露こぼれつつ /定家


みそぎしてとしをなかばとかぞふれば秋よりさきにものぞかなしき /定家


ときしもあれなきあふさかの杉が枝に山ほとゝぎす関かたむなり /俊頼


七つの子かたはらに来てわが歌をすこしづつ読む春の夕ぐれ/晶子


春なつのおのがきぬぎぬぬぎかへてかさねしそでを猶をしむ哉 /定家


正午になりました。ただいま、和歌は《“熱い想いの情景”》《Dupin の好きな処》《Dupin の好きな歌人等》を開宴中!RT していただけると嬉しいです。


さらにまた霞にくるる山路かな花をたづぬる春のあけぼの/西行


草むらに蛍のしづむ宵やみを時のま吾は歩みとどめつ /茂吉


隅田川流れを早みさし上る潮おしもどす五月雨の頃 /子規