ぼちぼち日記

シニアの暮らし方や思い、猫たちのことなどをマイペースで記録しています。

家猫わたあめ。

2022-12-12 21:17:56 | 家族
昨夜わたあめが死んだ。
朝からタール便が出て、何度も血液混じりの嘔吐。
それでもチュールは喉をゴロゴロ鳴らして少しだけ食べた。
夕方、病院に連れて行って吐き気止めや抗生剤など、何本も注射をしたのに。
家についてからまた血の混じった液体を多量に吐いて。
それから30分もしないうちに、死んでしまった。


わたあめという名は次女がつけた。
綿のように真っ白だったから。

まだよちよちの赤ちゃんだった時に、交通量の多い夜のバイパスの植え込みから、出るに出られないところを、私が助けた。
暗くても真っ白な猫だからよく見えた。
ちょうど赤信号になった瞬間、マッハの勢いで車から降りて、逃げようとするのをわしづかみにして車に投げ込んだ。
その瞬間、信号が青に。

助けようと必死だったけれど、あんな危険なこと、よくやったと思う。
多分、この子は命に縁があったのだ。
私と出会うように出来ていたのだと思う。
それでも6歳と6か月で寿命が尽きた。



毎日高額の点滴をしに行かなければならないはずだった。
睡眠も足りていなかった。
「おかあさん、大変でしょ。もういいよ。」
わたあめは私を気遣ってくれたのかな。
死ぬ瞬間、とても苦しんだ。
でも、長患いをせず、トイレの失敗も殆どなく。
黙って耐えて、受け入れて、静かに死んでいった。



今まで出会ったなかで一番きれいで、可愛い猫。
最後も立派だったね。
あなたを見習うよ。

楽しい時間をありがとうね。


コメント