今年は私にとって、5本の指の中に入るほど大きな人生の危機という気がしている。
まず、仕事。
定年退職後、これまでと異なる分野の仕事がしてみたくてチャレンジした再就職先だったが、3ヶ月経った今、ミスマッチだったことを痛感している。
予想外に肉体的にきつい。
これでは体が長持ちしないことに気づく。
(´Д`)
そして母の体調悪化。
辛く感じる仕事を終えてホッとする間もなく病院に行き、母の相手をしているので、夕食を作る気力がなく、今は毎日が惣菜やファストフード頼みだ。
今私はまさに老年の危機のただなかにいる。どれだけ元気を装ってみても明らかに老年。老年の私が無理をして働きながら更に高齢の親を一人で介護している現実。
それでは、もっと楽に働ける職があり、親の介護を一人で担わなくてもよければ、こんなに落ち込まなくても済むのか?
多分そうではない。
我が身に迫りつつある老いの現実を知ってしまったことこそが、今の精神的な落ち込みの最大の原因だと感じている。
遡れない、取り返せない時間に対しての未練というのではない。
終焉に向かっていく日々を生きていくことに対する重苦しさ。希望のなさ。
青年が中年となるときの危機感と、中年が老年になるときの危機感。似ているけれど、実はずいぶん違う。
私が感じる今の危機感は、うまく言葉に出来ないし誰とも共有はできないものだと心得てはいる。
自分で何とか折り合いをつけていかないといけないのだ。
このしんどさを乗り越えたら、もう悩みはなくなるだろうかと、ふと考える。
でも、人生の一番最後に、しかもさほど遠くない未来に、最大のイベントが控えていることに思いいたる。
今は後ろむきだけれど、元気を取り戻してそれすらも前向きに受け止められる日が訪れますように・・・。