映画館に観に行きたかった作品を見逃したため、自宅で観た作品2点。
いずれもネットフリックスで。
ひとつは「アバンとアディ」
2023年のマレーシアのヒューマンドラマ映画。
クアラルンプールで、身分証明書を持たず過酷な日々を生きる兄弟の話だが、アバン役の俳優さんの演技は秀逸。
後味は良くないけれど、涙なくしては見れない作品だった。
それから二つめは「クレクス先生のふしぎな学校」
1946年にポーランドのヤン・ブジェフハによって書かれた児童書「そばかす先生のふしぎな学校」が原作。
すでに映画化はされているが、今年ネットフリックスで制作されたものは、映像がとても美しくて大人でも楽しめる。
登場人物のセリフからも教えられることが多かった。
「怒りの感情は、本心じゃない。なぜ戦うの?」
「子どもにもどろう。おとぎ話を作って想像して雲を動かす。戦争を止められるのは私たちだけ。」
作者がこの本を書いたのは第二次世界大戦のさなかであったこと、そして今この作品が新たに映画化されたことに大きな意味があると思う。