井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

出生地について

2013-03-07 | 日記
「母。わが子へ」のシナリオが月刊「ドラマ」に掲載されることは
書きましたが、その作者紹介のゲラが送られてきて見ると誕生地がソウル市特別市となっていて、これは削除してもらいました。
この一項目があるために、井沢満在日説がWikipediaにも記載されるくらい
定着して、私自身はとりわけ気にも止めなかったのですが、家族から正確に発表してくれと
言って来たので訂正を申し入れ、現在に至っています。
最初は戸籍の記載通りに京城、とソウル市の旧名で発表していたのですが、京城ももう
知る人が少ないだろうと、ソウル市としたことが、誤解の種になったわけです。そのまま京城としておいたほうが、謎めいてよかったのかもしれません。

政治上のことを語るとき、韓国には厳しくなりがちですが、だからといって全否定という
レベルでもありません。歴史的、政治的に個々受け入れがたく思う点はありますが、
なんとなくなつかしい親和力を感じるのは生まれのせいなのでしょうか。
ゼロ歳で京城は引き上げてもともとの郷里長崎に居留日本人の引き上げ船で帰ったので、記憶は皆無なのですが。

それにしても「日韓併合」というあの歴史上の時期に束の間でも自分がいたということに
不思議を感じます。それも広島に原爆が投下された年のまさしくその月、その日の生まれであり、それが二度目の投下地である長崎に帰って来たのですから、なにやら暗示的でそのことの意味をずっと考え続けていますが、答えはむろんありません。
敗戦の年月昭和20年8月に生を受け、そのまま戦後史を生きて参りました。
早逝を望んでいたのですが、生きながらえて今日まで。何かまだこの世での役割があるのかもしれません。しょせん書くこと、たまに語ることでしかないでしょうが。
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