井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

着物の季節感

2015年04月15日 | 和服

4月という季節、和服を着る者にとっては選択が悩ましい季節である。

まるで夏かと思われる陽気、かと思うと一点、震え上がる寒さ。

空調の整備され、単衣か袷か、いよいよ個人の体感によるしかないのかもしれない。

聞く所によると会場で借りて、そこで脱いで行く貸し衣装は空調を考慮して

袷が多いとか。

そのようなことを、ネットで調べていたら着付け師さんの考えが

載っていたのだが、その方は真冬に薄物はさすがにまずいが、

でなければ個人の感覚でよろしいとおおらかであった。

それよりもこの方の、単衣を二枚重ねしてもよろしいという

意見が目からウロコだった。

襟が面白い効果を見せるという。

これについては、異論もおそらくあろうと思うが、柔軟性が

私は嫌いではない。

新たに手に入れた袷を、季節が終わるまでに袖を通してしまいたいのだが、

どうも一枚、しまったままになりそうなのがあって心残りである。

何か外出の機会がないものか。

誰かを食事に誘おうか・・・・・・。

と思っていたら、放送局の仲良しスタッフから食事の打診。

当日が袷を着るのに暑すぎないといいが。

 


2 コメント

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Unknown (風鈴)
2015-04-16 19:21:56
まあ、単衣物をそういうふうに着ることもアリなのですね。

和服には約束事が多そうで(詳しくわかりませんが)そういうのも奥が深くて好きですが、応用していくのも楽しそうです。
襟元、とか裾に少しみえるところの色合わせが。。

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基礎心得ての自由 (井沢満)
2015-04-16 21:34:08
着物を着始めて間もない人が、いきなり
型を崩すのはよろしくないでしょうが、
基礎をきちっと心得た上で、
崩すのはありかなあと思います。

温度調節と季節感が微妙な時に、単衣の重ね着は面白いかなあ、試してみようかなあと思っています。
下に重ねる単衣を襦袢扱いにする感じなんでしょうか。

袷の下に、夏物の薄着を襦袢代わりに着る、も
ありそうです。襟元が面白くなりそうです。
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