4月という季節、和服を着る者にとっては選択が悩ましい季節である。
まるで夏かと思われる陽気、かと思うと一点、震え上がる寒さ。
空調の整備され、単衣か袷か、いよいよ個人の体感によるしかないのかもしれない。
聞く所によると会場で借りて、そこで脱いで行く貸し衣装は空調を考慮して
袷が多いとか。
そのようなことを、ネットで調べていたら着付け師さんの考えが
載っていたのだが、その方は真冬に薄物はさすがにまずいが、
でなければ個人の感覚でよろしいとおおらかであった。
それよりもこの方の、単衣を二枚重ねしてもよろしいという
意見が目からウロコだった。
襟が面白い効果を見せるという。
これについては、異論もおそらくあろうと思うが、柔軟性が
私は嫌いではない。
新たに手に入れた袷を、季節が終わるまでに袖を通してしまいたいのだが、
どうも一枚、しまったままになりそうなのがあって心残りである。
何か外出の機会がないものか。
誰かを食事に誘おうか・・・・・・。
と思っていたら、放送局の仲良しスタッフから食事の打診。
当日が袷を着るのに暑すぎないといいが。
和服には約束事が多そうで(詳しくわかりませんが)そういうのも奥が深くて好きですが、応用していくのも楽しそうです。
襟元、とか裾に少しみえるところの色合わせが。。
型を崩すのはよろしくないでしょうが、
基礎をきちっと心得た上で、
崩すのはありかなあと思います。
温度調節と季節感が微妙な時に、単衣の重ね着は面白いかなあ、試してみようかなあと思っています。
下に重ねる単衣を襦袢扱いにする感じなんでしょうか。
袷の下に、夏物の薄着を襦袢代わりに着る、も
ありそうです。襟元が面白くなりそうです。