
もりそば(700円) ★★★ 2007-108
以前光泉にいた松川さんが店を出したと聞くが、仕事多忙につき全然行くことが出来なかった。ようやく一段落つき、今晩上飯田へと向かう。某店の駐車場に車を停め(ゴメンナサイ!)、お店へと駆ける。松川さんと久々の対面。光泉の頃には色々とお世話になった。奥に座敷まである店は元は居酒屋で、30席近くあるとのこと。客の入りはぼちぼちか。少し迷って、もりそばを注文。光泉の頃と同じく、つけタレは鉄器で合わせて火にかける。で、つけタレが先に置かれてから茹で上がった麺の水締めに取り掛かる。できれば双方仕上がりのタイミングを揃えて欲しいなぁ。久々に食べる松川さんの自家製麺。幅3mmはあろうかという太麺で、長さも40cmと長めである。表面の潤いが至って豊かで、チュルチュルと滑るように麺が吸い込まれていく。噛めば弾き返すようなコシがあり、小麦の風味が止め処なく滲み出てくる。光泉の時よりも洗練されているような気がする。玄関前に衣装ケース(?)の中で寝かせているのはご愛敬。つけタレは見た目どおり、すっかり醤油の味に染まっている。そこに酸味が利いて、魚の風味はかなり弱め。つけタレの中にはメンマとチャーシュー。メンマは脳天まで歯応えが響くような極太もの。大判のバラ肉チャーシューは堅めに作られている。このあたりも光泉を偲ばせる。最後はつけタレにダシを加えて温め直し、スープ割りに。今度はかなりさっぱりした風味になった。光泉の、いや、松川さんのつけ麺がまた食べられて良かった。
住所:名古屋市北区上飯田通1-19