韓国の政府系シンクタンク「韓国青少年政策研究院」は7日、韓国、日本、中国の中高生を対象にした意識調査の結果を明らかにした。それによると、「将来、 希望する職業に就けると思う」と答えた人は中国で97.5%に達したのに対し、日本は55.7%にとどまり最下位。「今、幸福だ」という回答は中国 92.3%、日本75.7%、韓国71.2%の順だった。
経済の勢いなどを反映して、将来への希望にあふれている中国と対照的に、日本の学生の悲観的な姿が浮き彫りになった。
引用 時事通信 2011/3/7
http://blog.goo.ne.jp/maniac_club/e/54dc0ff880567985de4d161f5bb4be25
先般のこの記事もそうなのですが、比較するもの同士が”似た集団”であることが大切ではなかろうかと思うわけです。
上記の調査であれば、”中高生”という括りは”同じ集団”のように思えるわけですが、都市部と農村部の中高生が各国とも同じ割合で含まれているかとか、親の収入などにより結果は大きく変わるのではないでしょうか?
例えば、一方は金持ちの子が通う私学で、一方は普通の公立であったならば、結果に差異が生じる可能性はあるかと思われます。
また、思い込みで都市部は裕福、農村部はそうではないと思っていても結果は逆だったなんてことはあり得るわけです。
特に”日”、”中”、”韓”で各母集団を比較する時には、その母集団の性質が非常に大切なのではなかろうかと感じるのです。
誰しもが夢見た職業につけるわけではありません。だからと言って,それを悲観することはありません。なぜならば、労働とは自らの時間を切り売りして、賃金に変えることではないからです。自らが手にした仕事で、プロとして道を極めることも一つの人生なのです。
大人は子どもたちに”働く意義”を教えてやらねばならいのです。
教師の中には、上の学校で自らの将来を決めればいいなどという”先送り”発言をすることがあります。
おい!それは違うだろう。だったら、今の学校は何の為にあるのだ?と問い返したくなります。
・・・最後に一言だけ皮肉をいうならば、”パンドラの箱”の最後に出てくるものは”希望”と言う節がありますね・・・(苦笑)
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