アマチュアとプロの境目は何か?
これは業界によっても異なるのだが、自分の創り上げたもの(製品、商品、作品)の向こうに何を見るか、何を見据えるかの違いではなかろうか?と最近感じさせられた。
全くの素人の私がとある業界にポンと放り込まれ、2年近くを過ごした。毎日する仕事でもないので、片手間でする仕事。毎回、何もわからずオロオロするだけだったのが、ここ1年くらい、自分の仕事に誇りを持ち、自ら考え、行動する・・・。言い方は格好がいいが、”無我夢中”というしかない状況である。
一緒に仕事をするのは、業界歴10年、40年という人たち。わずか2年足らずの自分がかなうはずもない。
自分にあるもの(力)は何かさえわからない。
先般、この業界歴40年の大先輩に、「こっちの人間にだったなぁ。」と言われた。「えっ?」と答えると、その方が「悪い意味ではないよ。」とニヤリと笑われた。
実は、この日、私が現場指揮をしている時に大きな失敗があった。それは、一人のお客さんが他のお客さんのご迷惑となる行為があった。正直、そのお客様の行為自体に、私が責任を問われるものではなかった。しかし、何十人とお見えの他のお客様にはご迷惑となる行為である。私はその時は何も思わずに、そのお客さんに注意した。「他のお客様にご迷惑をです。」(後で聞くと某社の会長さんで、とある業界の重鎮だったそうだ・・・(^^; )
その姿を見て、後から大先輩が言われたのが、先ほどの言葉である。
「業界は違えど、見るものは一つ。」
その気持ちだけは失わないようにしてきた。そのスタンスは最初から変わっていない。
そして、これからも変える事はできない。
ここで、答えを書くことは控えておく、読んだ方が考えていただきたい。
腕自慢だけがプロではない。それを振るうは誰の為か?答えは簡単すぎると思う・・・。
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