ちょっとした絵(?)日記

思うところをつらつら書き並べているだけです。深い意味のない場合が多いですかね?

”仕事の本質”を大学生に教える・・・久々に管理者教育のイロハをやってきました・・・。

2013-06-18 00:24:04 | 実践ビジネス論

知人から大学生の甥っ子に管理者としての仕事を教えてくれないか?という小難しいオーダーを受けてしまい。さて、さて、どうしたものか?と思いながら、得意の”虎の穴方式(笑)”で管理者1日体験コースみたいなものをやって参りました。

1日という限られた時間ですので、ポイント絞ってやらねばということで、目標を2点に絞りました。一つは”継続性”、二つ目は”問題点の指摘”と”その解決法”です。
100の言葉を並べるよりも、1の経験が虎の穴方式(笑)のポイント。本人の自覚を促さねばなりませんので、かなりの難題ではあります。

イベントの会場運営という実際に人の動く中での実地研修。こういう場ではどうしても肉体労働だけを押し付けて終わりになりかねません。

まず、朝一番に本人に言ったことは、「ヒントはあげるが、解答は提示しない。正しいと思われる解答は自分で探せ。」ということと、「失敗しても責任は問わない。責任はイベント責任者の私が負うべきだから。」という二点を伝えました。そして、ここが肝なのですが・・・。「間違った解答にはチクチクと嫌味がでるからね(笑)」の一言です。(苦笑)

実際にチクチクと嫌味が何回か出ましたが・・・(笑)

さて、私がイベント会場に入ると一番にすることは、会場の出入り口から会場内までを一周することから始めます。これは計画していたものと実際の会場とのすり合わせをする為です。同じ会場を何度も使っていると”慣れ”で確認をしなくなってしまうのですが、何度使っている会場でもこれから始めます。それは、会場の設備などが変更になっていることがないか?それにより計画を修正しなければならないかどうかを判断する為です。

その間にスタッフが搬入をするわけですが・・・。ボランティアのスタッフばかりですので、搬入の手際が悪い・・・。
トラックから荷物を降ろし、会場内に雑多に搬入をしてしまいます。後から、あれがない、これがないはお決まりの騒ぎ・・・。いつもながら、辟易とします。(笑)
・・・部署の責任者。部署ごとに札を付けとけよ!(笑)

第一のミッション
「会場の入り口から会場までを見てきて、問題ないか調べておいで。」
既に確認済みなのですが、設営作業で”手伝った”と満足されてはかないません。設営作業から引き離し、わざと会場内の巡回をさせました。

5分ほどして帰ってくると、「問題ありませんでした。」という解答。ここまでは想定どおり。

「ほんまかぁ~。」と意地悪く聞き返すと、本人が悩んでいます。
ここでのポイントは、”全体を薄っすらと見させる”ということ。最初にヒントを与えるとそのヒントのみを見てしまい。問題点を見逃す恐れがあります。
そこで、最初は漠然とエントランスから会場への移動工程を漠然と見させます。

「トイレどこにあった?」、「喫煙施設は?」、「高齢者や子どもの移動の際に障害物は?」と質問をすると解答が”しどろもどろ”です。

「不合格!(笑)」

もう一度、同じことにチャレンジさせます。今度はいくつか気になることを報告してきました。

「誰が何を質問しても、回答できるね?」と聞くと、「多分大丈夫です。」との返答。
そして、二人でスタッフ専用の通路を歩きながら、表に歩いていきます。その際に、教えたかったこと。
「必ず安全であるという思い込みだけで行動しないということ。」、「危険はないという前提ではなく、何か起こったらどうするか?ということを前提に立って考えること。」という二点を説明しながら、最短距離で会場内からエントランスに行けるコースを実際に歩きます。

「何もないことが一番。しかし、何かあったらどう対処するのか?」

朝は面倒だなという顔つきでしたが、この辺りから何かを吸収しようとする姿勢になっただけでもOKかな?と・・・。

(続く)




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