食べ物と散歩とアナフラキシーショック

2007年08月15日 | パグの健康
 8月初旬の、とある熱帯夜の晩の出来事です(ちょっと長文)。

 現在黒豆さんは日によって、3種類の薬を服用しています。
 
 毛包炎治療 → 抗生物質(シンクル錠
 アレルギー治療 → ステロイド剤(プレドニン)とアトピカ

 まとめて服用しても大丈夫なのは、主治医にも確認済みです
(こやぶんもネットで調べらる限り調べつくし、納得した上での投与ですが… )

 また 黒豆さんはアレルギー持ちなので… 日々のご飯も細心の注意を払います。
 主食 → お魚・玄米主体のドックフード
 副菜 → 有機野菜のトマトと引き売りの豆腐屋のおじさんから購入の木綿豆腐など…
 おやつも 厳選した魚系・芋系のモノを…

 さて 8月のとある日の晩… ご飯を食べ終わって 抗生物質とアトピカを服用して― 
ちょいと休憩してから散歩に行った直後、黒豆さんに異変がおきました。
 
主な症状としては…(掻かないためにムーンカラーを装着しています)
 ①急激に顔が赤くはれた(写真の通り、顔中が赤く腫れました)
 ②呼吸音が苦しそうだった(息を吸うのが苦しそうだった)
 ③激しくあっちこっちを掻き毟る(まるでジンマシンが出来たかの様に)

 これはもしや…「アナフラキシーショック」

 ギリシャ語のアロス(変わる)とエルゴン(力)から、アレルギーと命名され、
 アナフラキシーは、I型アレルギーで数秒から数分でおこる即時過敏反応(劇症型)です。
 タンパク質などの異物が何度も体に入ることで、その異物に対して
 体の免疫システムが過敏になることで起きる症状で、
 ワクチン接種時に、獣医さんが「安静にしていてくださいね」などと
 注意を喚起する副作用の症状でもあります。

  咽頭浮腫・気管支痙攣・血管虚脱 →まさしく 黒豆さんの症状に該当してました
 
 しかしながら、黒豆さんは4月~6月に間に8種・狂犬病のワクチンを接種しますので、
ワクチン接種による副作用ではないのは確かです。

 次に薬物アレルギーの疑いが考えられます。
 プレドニン投与で副作用として起こりうるのですが、朝に服用しているので… ? 
 ましてや シンクル錠もプレドニン錠もアトピカも2年以上前から服用でしている。
 今になって、劇症型薬物アレルギーが発症するのは ちょっと疑問?
 (こやぶんは 某鎮痛剤で大変な目にあっているので― 
 感覚的にも薬物アレルギーではないと思っている。)
  もしや「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」 これは厄介

 この頃はあまり聞かなくなったけど、以前小学生が蕎麦を給食で食べて、
 その後に運動等の動き回ったら… 呼吸困難当のショック状態になって
 亡なくなった、難儀で厄介で大変な、アレルギーの大暴走状態です。

 甲殻類(犬は食べないけど)や、桃・ぶどう等の糖分の高い果実でも
 食後2~3時間以内に運動したら、突発的に発症することがあるらしい。
 意外にも、俗に食物アレルギーと名高い「小麦」「牛乳」などでは
 ショック状態になりにくいらしいです(ただし、人間の事例)

 黒豆さんの場合は、何が要因で症状が現れたのかは不明です。
 ただ ご飯を食べて、ちょっと休憩して、散歩に行った → ショック症状が出現した結果、
 対策は必要かとこやぶんは考えるわけで

 ①速やかに医者に連絡とり、指示を仰ぐ  
  ショック症状の対処は、飼主には無理です
 (せいぜい気管確保の姿勢と体温と血圧の有無を確認することぐらい)
   体温→ 犬の肛門に体温計を挿入
   血圧→ 犬の股の所(股動脈)など犬の脈を取るところで、
       脈が確認できなければ血圧が低いと考える
   赤く腫れた箇所の、患部を冷やす
  ※獣医さんに行かれた際に 計測方法を教えてもらうといいかも?
   ちなみに 犬も人間同様に
    エピネフリン(アドレナミン)・抗ヒスタミン薬・ステロイド薬の注射で
   完治ではなく、対症療法です。
  大切なのは、慌てない、夜間でも対応してくれる獣医さんを確保だと… 実感した。
 
 ②食物アレルギーであっても、血液検査パッチテストで要因物の特定は難しい
 
 食物依存性運動誘発アナフィラキシーの場合、運動と食事を時間差をつければ、
 防げることなので… 食事前に簡単な散歩(排泄のみ)を実施後に、ご飯を食べて、
 十分な休息をとった後に、散歩に出かける
 薬の投与も同等に注意を払い、服用する

 ③散歩中の黒豆さんの様子を注意深く観察する。
  呼吸音の異変を察したら、速やかに帰宅のこと。
  吐き出す音より、吸い込み時の音が肝心かと、こやぶんは思っている。
なんて エラソーな事を云っているんだ

 それにしても、こやぶん自身が苦しめられた「アレルギー体験」が役立つと思いもよらないことで…

 今回の場合は 医者に向かう準備をしていたら…
 症状が軽減されたので、涼しい部屋に移して 安静にしておりました。

 後日、医者にその様子(動画と写真)を診てもらったら
 やはり「アナフラキシーショック」と判断されました。
 何事もなく 済んだので良かったけど …やはり直後に獣医に連絡をとり、
 速やかに処置をしてもらったら、黒豆さんにはもっと楽に一晩過ごせたかも知れないと反省
 そして 何によってショック状態が起きたのか…
 思い浮かぶのは 福豆さんから横取りした挙句・隠れてこそこそ盗み飲みの、
 牛乳ではなかろうか?
 お久ぶりである「牛乳」のたんぱく質に異常反応してしまったのではなかろうか?
 

 ちなみ現在の黒豆さんは…

 動物における暑さに対する自己防衛(体力温存)の王道、朝寝・昼寝・夕寝・睡眠… ひたすら寝ております


 


    
  

 



 



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