あおひこそ

2012年01月06日 | こやぶんの健康
忘記録として書くだけで、心配は不要なお話なのです … ただし、長文。

気になったヒトだけ 読んでくださいな。



2011年 夏の盛り、こやぶん 眼鏡を新調する為、駅前の眼科に行きました。
 ※コンタクト処方を主とした・・・ 眼科ね。




いまどきは 眼鏡屋さんでも視力検査をしますけど… 
「視力が出ないので、眼科で眼鏡処方を作ってもらいないさい!」と云われた事があり、
眼鏡を新調するたびに こやぶんは眼科で眼鏡処方箋を作成してもらいます。
 ※左目がアトピー性白内障で左右の視力のバランスが悪いのでね。

そんな こんなで… できるだけ 一年に一回は眼科には行ってる。
 
いつも通りに― 自覚的屈折検査などの視力検査をし、
眼科医さんがボンノスコープで検眼レンズを通し目の中へ光を入れて、
反射像から眼底の状態を調べていると…

『大きな眼科で検査してるか?』と眼科医さん ポツリ。

アトピー性白内障の事もあるので… に2~3年に一度は検査してると こやぶん。

『速やかに 検査機器が整った眼科病院で診てもらいなさい』 と怒られた。

正直 裸眼では こやぶんの性格同様少々ナナメに見えてくるのと、
アトピー性白内障の影響で 眩しいのがツライ―  以外は不自由はない。
強いて言えば… 
た~まに 右目の鼻寄りの奥が重い、『これが眼精疲労ね?』程度の、こやぶんでした。


眼科医さん怒って云うものだから・・・
 自称素直なこやぶんはびびって忠告に従い、
検査設備は整っているけれど、外観は少々年期が入った地元で評判の良いK眼科病院に。

 
また 眼科につきものの視力検査をしてから、イザ診察室(暗室)、
挨拶はソコソコに 恒例ボンノスコープを当てての眼底を、念入りに右目ばかりを診るわけですよ。
さらに 細隙燈顕微鏡検査で… 左目は眩しいと視点が定まらないので眼科医さん結構怒られる。


でもね 本当に痛みを感じるツラさ― 眩しいのは! こやぶんにとって!




眼科医さんに「これとあれとそれを検査から もう一度診察しますよ」って事で、
看護師さんと共に検査室に。 こやぶん 憂鬱ですばい。


まずは 視野検査
眩しくないけど、時間がかかり(約20分ぐらい)イライラします。

ちなみに視力と視野は別物です。
視力=どれだけ遠くのものが見えるか(距離) と 視野=どれだけ広い範囲が見えるか(目の中心軸正面からの角度)。

正常なヒトの視野は、片目につき上方に60度、下方に75度、鼻側に60度、耳側に100度という広い。
 ※パグなどの短頭種は視野は両目で見る視野は広いが、後方にかなり見えない部分ができてしまう。
  アフガンやホルゾイなどのサイト・ハウンド(視覚ハウンド)に属するワンコは
  目が頭部の横についているので片目での視野が広いらしい(詳しくはこちら

片目ずつを動かさないで見ることのできる範囲の検査を調べ― 片目だけ障害、左右の眼の障害の程度を診るらしい。
したがって、左右別々に視野検査しなくてはならないので、とにかく時間がかかり― シンキくさい。
検査方法は、片方の眼を隠して、正面の固視点を見ながら周辺の見える範囲に光指標を見つけてスイッチを押す… だけ。
とても単純がゆえに、最後の方は注意散漫 イライラ度が増す検査ですよ。



中心フリッカー試験(CCF)
黄、緑、赤のそれぞれのランプのon・offする不連続光を見て、ちらつきを感じ始める時点を教える検査です。
数値がHz(周波数)だったので、ついついこやぶんの単なる好奇心により、
この検査で何がわかるのですか? って尋ねてみましたら、
『視神経が冒されるとこの点滅を感じる能力が極端に落ちます。こやぶんさんは通常範囲内ですよ』って回答。
ちなみに 人間のちらつきへの感知の限界は 50Hz~60Hzと教えてもろう~たので…
インバーターのない蛍光灯の電極近くのチラつき感が判る程度までが、ヒトが感知できる値なのだ、こやぶん知りました。
 ※蛍光灯本体は100~120Hzなので、電極あたりを見て下さいな(50Hz地域の方が分かりやすいはず)。

光干渉断層計(OCT)
検査自体は簡単。検査機械のあご台にあごを乗せ、表示された機械の中の点をじっと見つて目を動かさないだけ。
 ※散瞳薬(瞳孔を広げる)の点眼はせず(こやぶんの場合は眼底の検査はなかった)―  アッと云う間に終わった。

以上の検査を受けて、検査結果をもたされて― 再度診察室へ。

『右目に初期の初ぐらいの 緑内障が確認されました』

『晴天の霹靂って こんな事なんだ!』って 実感してしまうぐらい、ビックリ。

こやぶんの緑内障のイメージは、ゴッホですな(ポスター絵画のシェレもだったけ?)
例えば 糸杉と星の見える道、月の周りの光輪は…虹視症で緑内障の症状らしい。
 ※緑内障を患ったゴッホの目から見た月であって、想像から書いたわけではないらしい、解説本に書いてあった。

こやぶんにとって、老化に伴い発症するイメージだったのですが… アラフォ~前にして発症。
正直 ショックでしたね・・・  確かに。

ちなみに視野検査は一部反応が鈍い箇所はあるけれど、欠損している箇所はないらしいが、
視神経が弱い(普通に比べて細い?)ので、緑内障の体質は遺伝するものだなぁ~と こやぶん 思う次第。
 ※ 我が家の家系は視神経が弱いタイプらしくって… 私以外の親族で緑内障を患うモノがおりますので。


兎にも角にも 早期発見・早期治療がイチバン 一回目の診察は 検査だけで終わりました。

処方薬もなし… ホンマに初期なんだぁ~ と実感しながら、家路につきました。


それから 1ヶ月後、再診1回目。

視野検査して、眼圧検査。
いつもの 空気が眼にあたる眼圧検査じゃなくて、眼科医が計測する精度の高い方法で。
点眼麻酔薬を点眼して、細隙燈顕微鏡にある測定器の青く光る先端を角膜にあたるまでゆっくり動かしてるカンジ?
痛くいはないけど、何をされているのか、よ~分からん検査です。

で 検査結果は、右は14 左は13 でしたので正常値範囲内でした。
つまり、こやぶんの緑内障は― 正常眼圧緑内障。(たぶん コレだろうと思ってたけど)

正常値の眼圧だけど、緑内障の進行を遅らせるには眼圧を下げるのがセオリー(?)
今回は右目だけ、キサラタン点眼液を処方されまして― 1ヶ月後に再診となりました。

一日一回 寝る前に点眼、目にしみますけど… 
目の奥が重いって感覚が右目だけなくなくなりました。
アレルギー持ちのこやぶんですが、目にしみる以外の副作用はない―
『しみる~ゥッ!』うなりながら 目も口もポカンと開けての点眼の毎日。


月日は過ぎて 1ヶ月後、再診2回目。

眼科医が計測する眼圧検査だけ… (検査結果は右は11 左は13)。
病変が進行した気配がないと云う意味だろうか?  単なる様子見間中?
絵にかいた ○分診察だった。

緑内障は経過観察が一番大事らしいので、サボらず次回も診察に来るように云われた。


2ヶ月後の再診3回目(11月末頃)… 眼薬もなくなりつつあったのでね。
眼科医が計測する眼圧検査(検査結果は右は10 左は12)に
イラつく視野検査等を サッサと済ませて― 目薬を処方されて、お終い。




こやぶんも緑内障と付き合い始めて もうすぐ半年。
正直 こやぶんの目は状況は停滞してるのか、侵食してるのか よ~わからん。

ひと昔前ならば 緑内障=必ず失明する不治の病で、今でも完治はしない。
ただし 進行を遅らせる手立ては見出されたので― 仲良くお付き合いすれば良い事。
目に良いと云われるブルベリーやカボチャやニンジンを食べて― 目を労わろう って気持ちですかね。


最後に こやぶんは 運よく 初期の段階で緑内障が見つかりました。
こやぶんが発症した正常眼圧緑内障は急速に進行しない為― 
初期で見つかるのは珍しい(と 担当医の緑内障を研究してる眼科医に云われた)。

40歳以上の方の17人に1人は緑内障を患らい、そのうち9割が病気に気づいていないというのが現状。
視野が狭くなる症状は、相当に悪化しないと気付かないらしい(視野検査すれば実感できるよ)。
 ※10~15年ぐらいかけて ジワジワ進行。
  視野の1/4ぐらい欠損しても気づけないぐらい、ヒトは視野には鈍感な動物らしい。

とりあえず 一言いうなれば・・・

40歳になったら とりあえず眼科に行ってみましょう!

視力表の一番上が見えないほどの強い近視、低血圧、頭痛持ち、冷え性で
やせ形の女性に正常眼圧緑内障は多いらしい(こやぶんは低血圧以外は該当しない)。

ドライアイや眼精疲労に老眼だから… と思わず、眼科に行ってみてくださいな。


ちなみに、あおひこそ(青底翳)は緑内障の俗名ですよ。

鬼の攪乱

2011年02月01日 | こやぶんの健康
咳をしすぎて 腹筋が痛い・・・ こやぶんです。

― と云うのも、たぶん5年ぶり インフルエンザ(A型)に感染しまして



タミフルのお世話になりました。

しかし 医学の進歩は ホント早いね。

発熱後からおよそ12時間後以降ならば・・・
こんなカンジで細くて長い棒を鼻に突っ込む検査で感染を確認します。
正直・・・ くしゃみを我慢するのがツライ検査でありますよ。

で、長~い棒を検体処理液に入れてよく絞り出して採取検体を抽出、
その後 反応カセットに抽出した検体を垂らして 反応を確認します。

AとCにラインが出れば型、BとCにラインが出れば型、
Cのみにラインが出れば陰性と判定しますが― こやぶんはA型に反応しました。

こやぶん 高熱でも平気なタイプなので、検査結果を待ちながら教えてもらいました。

インフルエンザの理想的な治療方法は・・・
発熱した24時間以降48時間以内が検査の陽性率も高く、
抗インフルエンザ薬の効果も期待できる
 
 なので、
発熱しはじめた時間が― 現代のインフルエンザ治療のポイントなんですね。

さて インフルエンザに感染すれば― もちろん 会社は休んで家で寝るわけで、

現在のところ わんこにヒトのインフルエンザは感染しないらしいけど、



今回は嘔吐などの消化器系にダメージを与えるB型ではないので―



のんびり 昼間の番組をぼ~と見ながら 過ごしました。
 
それにしても テレビショッピングの時間が多いね!(驚いたよ
※黒柳徹子の滑舌が・・・ こやぶんが知っていた頃に比べ相当悪く、ショックだったです

ちなみに、黒豆さんは・・・

こやぶんの寝床に潜り込み― 一日中 爆睡しておりました。

ヘ○ニア物語 ④  知らぬが…

2010年02月24日 | こやぶんの健康
今回も おことわりから…

 ヘルニアの症状等の説明等を こやぶん的主観で書きます。
 体質や症状によって おのずと治療方針も十人十色で 様々だと思います。
 またこやぶん自身― 
 ヘルニアを完治させることよりも、如何に仲良く付き合うか? って考えなので、
 あくまでも 参考程度に―  読んで頂ければなぁ と思う次第。


・ の続きです。


今回 こやぶんが脱出型のヘルニアを患った要因と考えられるのが―

       整骨院で骨盤矯正の施術を受けた事

     専門医曰く『ヘルニアに整体は、傷に塩をすり込むのと同じ』

こやぶん自身 何度も整骨院にお世話になってますから、あまり深く考えた事はなかった。
しかし 専門医や鍼灸師さん達のお話を聞き、
こやぶんも「ちょいと考えねば」と思いたくなるような事もあったので― 
あくまでも 参考程度に書きます。


まず 整形外科と整骨院の違いをご存じでしょうか?

整形外科医は、医学の一分野であり、医師免許保持者が整形外科専門医になれます。
整骨院(接骨院・ほねつぎ)などは、柔道整復師であり、医師ではありません。
 
つまり 医師以外が、医療行為を行うことは、法律で禁じられています。
したがって、診察も診断も下せません、鎮痛剤などの薬剤も処方できません。

整骨院での処置は施術と呼ばれ― その業務範囲は、柔整師法により規定されています。

こやぶんが 今回発症した腰椎椎間板ヘルニアは整骨院で施術できない症状でした。


ふとギモンに思うのが― 各種健康保険取り扱いの看板。

整骨院の施術費(≠治療費)の支払いは、
一般の保険医療機関での治療費支払いと一見同じようですが 実はその仕組は大きく異なるらしい。
 ※こやぶんは専門家ではないので、詳しくしりたい方は― 自力で調べてね。

整骨院でもらう湿布?にも 厳しい規制がありまして… 
  原則 有効成分を含んでいないもの(単に保湿性の冷たい布)のみ。
その湿布に医薬品が含まれている場合は医師法違反で処罰の対象になります。

こやぶん自身が痛感した一番の大きな違い、 
骨や神経の状態を的確に見れる検査情報(レントゲンやMRIなど)を得ずに施術し、
治療する法的根拠のある資格は持っていませんから(医師免許)―
法律上は治療ではなく 自身の判断でで民間療法に委託したということにしかならない事実。
司法に、医療過誤を訴える事もできません(施術前に「責任問わず」の署名するし… )。


あくまでも こやぶんの場合の話だけど、
腰椎椎間板ヘルニアの状態が膨隆型だったのが、
整体で腰椎に負荷が加わり、膨張(脱出)型へ移行してしまった可能性も大いに考えられる…
専門医に指摘を受けました。

こやぶんが整体の施術は― 小林式整体法。
的確な圧迫を与えることで背骨の歪みを正し、で回復させることを目的とした治療法。
ポキポキ… パキパキ… と鳴っていますが、
クラッキングと呼ばれるもので、流体工学で云うキャビテーション(後で解り… アホらしくてねぇ~)
 ※潜水艦や船の設計の際の急激な降圧にともなって気化することをいいいます。
  
音がしたから… 治療が上手くいっているにはならない(=ヒトの生理現象みたいなもの?)

背骨自体が歪んでいる… 曲がっているならばなら― 脊柱側弯症でしょう。
(思春期の頃の発症が多く、原因は色々と考え(遺伝異常か?)、未だに原因不明の病。対処療法で処置。)
骨盤だって同様… ヒトの手で動くような骨盤だったら、上半身を支えることすら難しいかも?
歯も骨の一種だけど、歯列矯正って固定具で長期間矯正しますが、なぜ骨盤は意図も簡単に???


思わず― 腰椎椎間板ヘルニアで
背骨が歪み? 骨盤がズレ? 意味わからん! 
                                             って云いたくなる。

重力の兼ね合いで― 誰だって体が歪むのは当然。
もともとの姿勢が悪いから― 更に体が歪むのは当然。
加齢等で筋力低下などで、軟骨が摩耗して位置がずれるのも当然。

こやぶん 高い授業料を支払い… 痛い思いをして… 初めて解りました。




さて こやぶん… 整体に予約を入れていたから、当然キャンセルが必要でしたので、
MRI画像と画像診断書(控)持って 律儀に(嫌味と皮肉を込めて)お断りに行った。

『腰椎椎間板ヘルニアだから、整形外科と相談しもって… 』
 ※厚生労働省通達(平成03年06月28日医事第58号)で椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・骨粗しょう症などと
明確な診断がなされているもの、整体などの徒手調整の手技による悪化させる恐れがあるため注意が必要である、と警告。

何を思ったのか整体の先生… 整体の素晴らしさ? 自身の腕の良さ? 売込みを始めちゃって(汗)

「ヘルニアは治りますよ」
 こやぶん心の叫び 
脱出型のヘルニアって はみ出た髄核=異物として免疫機能が働き消失、こやぶんの自力よ

 「整形外科なんてレントゲン撮って骨がどうのとか言って治さないでしょう」
 こやぶん心の叫び  見せた画像はMRIだよ! 

「こやぶんさん、今日になって痛みがあるってことは骨の話じゃないですよ」
 こやぶん心の叫び 
だけど 整体の先生… 先日は背骨のズレ 骨盤のズレとおしゃっていたような

「太ももの痛みがあるってことは筋肉しか考えられんもの」
 こやぶん心の叫び 
こやぶんのヘルニアになった箇所が太もも前面の筋肉を動かす神経を圧迫してるから!

「筋肉の緩めて血流を正常にしてやれば、あっちゅう間ですよ、そんなのは」
 こやぶん心の叫び 整形外科の指示の下、鍼灸師さんにマッサージしてもらッてますって


所詮 整形外科と整体(接骨)院… 理論と実践(処置)が違うからなぁ~

整体は正確な診断が出来ない(触診はするけど、状態を把握出来ない)
で整形外科… 手術以外は用なし。保存療法であれば特別に治療するとかはないし。

どっちも足りない部分があって… それを補う体制はない(いがみあっているかも?)

結局のところ、
こやぶんは激痛を取り除き、今後の注意事項を明確にしてもらうことが大事で、
整形外科だろうが整体だろうが、治っちゃえば多少高くても関係ないもの。

ただし 今回の体験を通じて… こやぶんは思う

整形外科で診断してもらい、症状によっては整体にお願いしよう

二重払いはつらいけど、後々の損傷のリスクを考えたらbetterな選択なのかもね

○ルニア物語③  不思議な痛み

2010年01月20日 | こやぶんの健康
今回も おことわりから…

 ヘルニアの症状等の説明等を こやぶん的主観で書きます。
 体質や症状によって おのずと治療方針も十人十色で 様々だと思います。
 またこやぶん自身― 
 ヘルニアを完治させることよりも、如何に仲良く付き合うか? って考えなので、
 あくまでも 参考程度に―  読んで頂ければなぁ と思う次第。


 の続きです。 


轟音轟く― MRIの検査をやり遂げ画像診断の結果―



こやぶんは 腰椎の3番目と4番目の間に脱出型のヘルニアの疑いとなり、
念の為 大きな病院で脊椎脊髄の専門医に手術の有無も含めて、診てもらい、
(いつもながら) いろんな質問をして 教えてもらったことを綴っていきます。


たかが… 腰椎椎間板ヘルニアなんですが、
症状によっては― 神経圧迫による重度の膀胱障害も起こりうる症状でもあること、
こやぶん 初めて知りましたよ…  (膀胱障害があれば、即手術らしい)


まずは腰椎椎間板ヘルニアとはなんぞや?

椎間板ヘルニアの椎間板とは― 脊柱のクッションの役割を果たしてます。
中心部の半透明のゲル状の髄核に 周囲を強靭な繊維質で覆う繊維輪で構成。

髄核のゲル状物質は
保水性に富むコンドロイチン硫酸(ムコ多糖体)の作用で多量の水を含んでいると云われ、
液体に近い性質の髄核は流動性に富み― 椎間板に加わった圧力は、各部位に平等に分散。
しかし 年には勝てません(開き直りが 肝心です)
加齢より、保水性の低下(=弾力性が失う)、椎間板にかかる圧力は局所的に作用してしまう。
   ※ 小学生の頃の保水性を100%としたら、20歳前後で70%ぐらいに低下するらしい

さて脊柱のクッション機能が低下する中… 
激しい動作や重い荷物の運搬等を継続的に続けると― 腰に大きな負担となります。
椎間板の髄核がバランスよく圧力を分散できずに 一部分だけに偏り、
繊維輪の周りを包みをを膨張させたり、髄核が繊維輪にできた亀裂を破って飛び出してしまう、
それが 腰椎椎間板逸脱してしまった!です。

ちなみに髄核の逸脱の仕方(=神経の圧迫の状態)によって 大まかに2種類に分けられます。
    
 
 

 ●膨張型ヘルニア
   →髄核が膨らみ、繊維輪から飛び出さないまま一緒に外側へ膨張している状態。
    発生当初激痛が走りますが、予後は良い。  
   
 ●膨隆型ヘルニア
   →繊維輪に亀裂が無く、髄核が繊維輪から飛び出さず、髄核と繊維輪が一緒に膨れ出る 。
    痛みは穏やかだが― 治癒し難く、症状が長引き、脱出型より厄介らしい。



また どの位置で椎間板ヘルニアになったのかで、出てくる症状は様々です。
こやぶん自身… 腰以上に太もも前面に激痛が走って、腰はさほど痛いと思わない程度?

ヒトの腰椎(背骨)あたりの構造は―

  
                          ※教育用画像素材をお借りしました。


この2つの事を踏まえて、こやぶんの症状を解説しますと…

こやぶんが体験した腰椎の③と④の間(L3/L4)に発生したヘルニア、
巷で云うヘルニア(腰椎の④と⑤の間(L4/L5)、腰椎⑤と仙骨の間(L5/S1))と
痛み等の症状に大きな違いがあるそうです(如何せん こやぶん L4/L5とL4/S5のヘルニア経験なし)

こやぶんが体験した痛み感じた場所は―



●膝上あたりの右ふともも前面~内側、強烈な激痛(ナイフでえぐられたような激痛)。

●右おしり側面~股関節~太もも部外側、
 ギュッと締め付けられる様な圧迫感感じる激痛、触られると さらに激痛。

●右膝より下(主に前脛あたり)思うと通りに動かない! 

●右足の甲内側(土踏まずの上あたり) 触ると激痛、痛くて靴は履けません。

●右足裏 土踏まずのあたりを中心に 感覚無し

●右足首あたり全体に力はいらない。

不思議なことに 腰あたりは、振子人形のごとく バランスが定まらないけれど、
痛みはさほどなく― 余裕で前屈・後屈はできる。

こやぶん 最初は「肉離れ?」って感じたぐらいで、
腰から来てる症状(放散痛)だった事を聞いて、目から鱗が落ちるぐらい 驚いた

何故患部とは違う場所で痛みが生じるのか― 
腰椎と沿うようにある脊椎洞神経(知覚神経)のどのあたりを圧迫したかに変化らしく、
放散痛の部位やFNS・SLR検査などを実施して、どのあたりの椎間板に不具合?を
予想するそうだ(やはり確定するにはレントゲンやMRI検査が必要)。

どこが痛いのか… って 診察される際に重要な項目だった事だったを 実感したこやぶんです。

に続く…  

○ルニア物語② 検査編

2010年01月19日 | こやぶんの健康
まず おことわりから…

 ヘルニアの症状等の説明等を こやぶん的主観で書きます。
 体質や症状によって おのずと治療方針も十人十色で 様々だと思います。
 またこやぶん自身― 
 ヘルニアを完治させることよりも、如何に仲良く付き合うか? って考えなので、
 あくまでも 参考程度に読んで頂ければなぁ~ と思う次第。


で 話をもどして… 

こやぶんは年に一度はぎっくり腰、一年中腰に違和感かかえる、腰痛持ちです。

こやぶん母からは散々
「悪い病気持ってるちゃうの? 医者行け!」って云われ続けましたが、
こやぶん 骨大工さんだけは良いイメージがなく
(昔 手首骨折の際にお世話になった骨大工が めちゃくちゃエラソ~ッでねぇ)、
正直 遠慮しておりました(←今にして思う、さっさと行っとけば良かったと


さて 激痛が襲った日の夕方― こやぶん母の肩を借り、タクシーで3分(本当に歩けなかったの
 
ご近所の整形外科ではなく― リハビリテーション科も兼ねる内科医院。
(その他  内科/小児科/ 循環器内科/神経内科 も診る ありふれた町医者さんよ)。

この際 病名確定は後日で結構― 
とりあえず 激痛だけはなんとかしてほしかった こやぶんでございましたが、

あの、「なんで歩けへんの?」   の一言   (凹みますよ

     
気をとりなおし、前日に骨盤矯正してから云々と説明してますと…

骨医者さん曰く「パキポキってやった?」って聞くわけです。

パキポキ… ? って云うより
バッキッボッキッ って具合な音がした、話したり…

とりあえず 骨の状態をみましょう? って事になりました。

骨の状態=レントゲン撮影する事だけど、
激痛の緩和処置もせずにレントゲン撮影なんてぇ~ 立つのもやっとの
こやぶんには あまりにも過酷な5分間でした。

レントゲン撮影では 骨には大きな異常がないけれど、
椎間板の状態が気になるからMIR検査をした方が良いのでは?って云うわけ。

この際 こやぶん なんだって やりますよ 激痛におさらば出来るなら

本日の骨大工さんの診察はここまで

痛み止めと湿布薬2種類を処方され、マッサージを受ける様指示されました。

ここの医院さん、鍼灸師さんがいらっしゃって… 

東洋医学の治療も受けることができたんです(知らなかった

鍼灸師さん的には、坐骨神経痛の痛み軽減に鍼治療して… の予定でしたが、

実際は坐骨神経痛ではなく(効果がない判断)― 

太もも前面の激痛&腰の状態を緩和する為、ひたすらマッサージだけ…

多少はマシになりましたが、普通に歩ける状態までは回復しませんでした。


翌日 痛み止めの効果かはわからんけど―
自力で自転車にに乗って ゆっくり移動はできる所まで回復(歩くのはキツイ)。
   ※ 会社は有休とりましたよ(通勤電車内で立っていられる自信がない)


さらに 運の良いことに― MRI検査が翌日の夕方にとれまして、

こやぶん生まれて初めてのMRI検査、痛くも痒くもないけれど― 遠慮したい検査ですよ

記憶している限り 事細かに説明しますと…

①検査3時間前は食事を控える。
②検査服に着替えて検査用のベットに仰向けになり、動かないように固定される。
 磁場を利用した検査なので 金属類等はすべて外します。
③検査の機械であるドーナッツ状の輪の中へベットごと突入、そのまま30分弱寝ているだけ。


「なぁ~んだ、楽じゃないかぁ」と思った、あなた 

音、轟音が凄いのです…

もう悲惨、道路工事のど真ん中で検査? って具合に、
検査機械の中で「ぴぃ~!」「がががが!」「どどどど!」等が襲い掛かります。
地下鉄の構内で、電車が通り過ぎるような… カンジと申しましょうか?

凄ざましく轟音が鳴り響く 検査でした
 ※わんこの場合 鎮痛剤や麻酔が必要なのが、自身体験して よくわかりましたよ。


そして ヒト様でも高額な検査(3割負担で7650円よ)なんだって事を 知りました

おかげで どこが どのように悪いのかは 把握出来ましたけどね。

に続く。

○ルニア物語  

2009年08月22日 | こやぶんの健康
こやぶんは腰痛持ちです。
この 腰痛のおかげで 9月に予定していた(期間限定)海外逃亡も… 断念
3年前ぐらいから 準備していたので― 残念極まりなく無念だけど
言葉が通じない環境で歩けなくなった場合 途方にくれたら~ どうしようもないのでね。


お盆明け直後にですね…
こやぶん母に肩を貸りて医者に駆け込まないといけなぐらいの、状況に遭遇しました。


 



そして ご近所の骨大工(整形外科医)さん駆け込むけれど・・・


「なんで歩けへんの?」 の一言に 



こやぶん心の叫び:歩けへんから 来たんやろ






ちなみにぎっくり腰(急性腰痛)と椎間板ヘルニア… 
似てるようで似てない症状で、おのずと処置が違う場合があります。

ぎっくり腰(急性腰痛)とは―
無理な運動をした為に、椎間じん帯が損傷や筋肉・筋膜の損傷、
もしくは椎間板が何かしらの原因で損傷状態を指します。

椎間板ヘルニアは、椎間板の内側にある髄核という組織が飛び出してしまうこと。
※ヘルニア(hernia):体内の臓器などが、本来あるべき部位から脱出した状態
ちなみに ぎっくり腰の再発を繰り返すと、椎間板ヘルニアになってしまう場合もあります。


また こやぶんがここまで悪化させた要因(かと思われる)
整形外科医 と 整骨院/接骨院に大きな違いを、こやぶんは 初めて実感

まっ 参考程度に 書いてみようかと… 思う次第です。





腰痛(椎間板ヘルニア)とは 
それは… それは… 経験者にしかわからない、激しい痛みの世界です。

今回のこやぶんの場合、

前兆として(気にならない程度の痛みだった頃) 
 ○ 足の裏(土踏まずのあたり)に苦にならない程度のしびれ
 ○ 右足が思っている以上にコントロールがきかず、蹴つまずくこと度々
 ○ 歩き方が変?(こやぶん母・父に 指摘)
 ○ 右太ももが 時折 ピクピクしていた(電気が走る様な感じ)

正直 骨大工さんに診てもらうほどのことはないと思い、半年ほど過ごしておりました。

で この頃 腰も重たかったので 整骨院に行った翌日… やっちまいました


悪夢の1日となりました。


朝はまだ大丈夫だったですよ! 
痛いなりに 豆さん達の散歩もこなして、通勤電車に揺られ会社へ出勤も出来た。

仕事をこなしはじめた途端に 右太もも前面に 突如 激痛が…
こやぶんの場合、股関節から膝頭間に高圧電流を流す拷問の如く 襲い掛かります。

意外でしょうけど… 腰椎のある腰は さほど痛みはカンジない。


もちろん 仕事どころではございません、冷や汗 脂汗 激痛の世界。

必要最低限の仕事をこなし… 早々に退社しましたよ。

だけど こやぶんは電車通勤している身、帰り道 地獄のようなつらさ。

ちなみに腰だけならば… ぎこちないけど それなり足は動いてくれる。
(こやぶん的に表現すると・・・ 張子の寅的なカンジで歩くようなモノですね)

今回体験の― 太もも(前面限定)の激痛の場合、足を引きずる以外に移動出来ません

一歩移動の度に 顔面蒼白でイグアスの滝のごとく、冷や汗 脂汗 ・・・


電柱までを区切りに 移動しては休み(人目を気にする余裕すらなし)、



何とか電車に乗ったけれど― 人身事故で不通となり
(電車の揺れとクーラーの効き過ぎで… 泣き叫びたいくらいの激痛に)

京都に着いて 自宅へ戻るも… 苦難の道のり

 
脳細胞が認知できる範囲超えの、声にならない叫びをあげながら… 移動していますと

付近をパトロールしている警官に不審に思われ… 声をかけられる始末


こやぶん心の叫び:警官さん… 空気を読んでくれ)。


「救急車呼ぶ?」と云われましたが、

ひとへに激痛に耐え自宅へ帰ったのは、保険証を持って骨大工さんへ駆け込む為の執念 

なにより 通常徒歩1分圏内に自宅がある手前・・・  断りました。

通常40分程度の通勤が、3時間半におよぶ苦難の道のり末 自宅に戻れました。



ヘルニアの激痛は… ヒトそれぞれですが、
目と鼻先のリモコンまでの移動が― 宇宙の果てより遠く感じる、痛み 





ホオジロザメに太ももだけを喰いちぎられたとしか思えない、痛み 

と申しましょうか、


 すべての生理現象(食事も睡眠もトイレも)拒絶してしまう、激痛 

如何せん 起き上がることが一番の苦痛で最も激痛が伴う行為で― 
正直 痛みが我慢できる範囲になるまで冬眠したいのが、こやぶんの本音。

もちろん いたわりの言葉も不要です… (痛み堪えるのに殺気立ち、トラブルの原因になるかも)。

次回 ○ルニア物語 ②へ続く