平成21年6月1日から施行された…
愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律施行令
略して、
ペットフード安全法。
米国で中国産原材料が原因で犬・猫が相次いで死亡する事故を発端にできた法律で、
環境省と農林水産省が権限をもって管理します… けど? ホンマに管理できるの? とギモンに思う。
まッ
罰則規定がないよりマシって事で、
粗悪なわんこ飯&にゃんこ飯に遭遇したら、みなさん こちらへ相談しましょう
農林水産消費安全技術センターの
地方環境事務所一覧へ たぶん それなりに役立つでしょう…
それにしても… 半年近く経とうとしていますけれど…
「○○○のエサを食べたから病気になったんや」 などと
変なイチャモンをつける飼い主さんが現れているのではないかと―
こやぶんは 密かに思っていたりする。
さて 尿路感染になってしまった黒豆さん…
初夏の頃から 調子の悪かった皮膚の兼ね合いで 薬の服用が多かったので、
黒豆さんの体の負担も考えて(如何せん 中年パグですから…)
尿路感染に使う抗菌剤を控えて食事療法に切り替えて、経過観察してみようと、
T院長先生からの提案。
でもですね… 黒豆さん 食物アレルギー持ちのアトピー皮膚炎の持病があって、
魚と野菜の食生活の身(唯一の楽しみは フェラリアの薬?)
正直 難しい判断だったりします。
ひとまず 利尿作用のある食材をトッピングしたり…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/ef/62464f14a0d898ab969090f91b84cb5d.jpg)
※利尿作用の高い食品の
小豆を旬のカボチャと煮て― いとこ煮風にして
小豆はカリウムが多い食材、大量摂取は心臓に負担がかかりますので― ご注意を
ひたすら 散歩に出かけて 水分補給を促したり…
こやぶんも それなりに努力してみましたが、結果は
こちら。
無念です。
ただ 抗菌剤の長期服用は、細菌の耐性をもつことになるので…
断腸の思いで、 この際 止む無し―
こやぶん ネットでアレルギー持ち仕様の下部尿路感染療法食探しの旅に
下部尿路感染以外に持病がない… わんこは、
pHコントロールだけを ひたすら 食べることとなります
(
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eto_tori.gif)
味に不慣れの福豆さんも 一時期 イヤイヤ食べてたなぁ~)
下部尿路感染の療法食は わんこより
にゃんこのほうが充実してましてね…
許されるならば 黒豆さんに にゃんこ用を提供したいぐらい…
※にゃんこのご飯は わんこにも高蛋白質で嗜好性も高いフードだけど、
長期与えていると腎臓に大きな負担となり、多種臓器のの機能障害を来すことになります。
色々 探してみて… T院長先生とも相談して…
試食用を取り寄せし 試験的に黒豆さんに食べさせたのが
低分子プロテイン+pHコントロール …動物病院専用食事療法食なので、
恐ろしいぐらいに 高価なドックフードです (ネット販売最安価格で1㎏ 野口さん
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sayonara.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sayonara.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
)
この療法食、こやぶん的にはBestというより、Betterかな… って程度。
【原材料】
米、
加水分解大豆タンパク(消化率95%)、動物性油脂、
ミネラル類(
Ca、
Cl、
Na、
K、
P、
Zn、
Mn、
Fe、
Cu、
l、
Se)、
加水分解家禽(鶏・七面鳥のレバー)、大豆油、
ビートパルプ、
フラクトオリゴ糖、魚油、
ポリリン酸ナトリウム、
タウリン、
ルリチシャオイル、
マリーゴールドエキス(ルテイン類)、
ビタミン類(
コリン、
イノシトール、
E、
ナイアシン、
C、
パンテトン酸カルシウム、
B6、
B1、
B2、
葉酸、
A、
ビオチン、
B12、
D3)、
BHA
赤字の原材料が、こやぶん的には考えモノで…
①BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
もともとガソリンの酸化防止に開発され、ヒト用食品添加物の認可は1954年。
脂溶成分の酸化防止の目的で食用油脂、バター・マーガリンなどに使用されてきました。
しかしラットによる実験で発ガン性が見いだされたので…
現在は「油脂の製造に用いるパーム原料油およびパーム核原料油」のみ使用可能。
ヒトに限って云えば… その他の一般の食品には使用できない酸化防止剤です。
※BTA等の酸化材は
使用量等、法律で定められています。
でもですね、ネットで色々調べていくうちに― 面白い事実を見つけました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_2.gif)
わんこ(ネコ目イヌ科)とラット(
ネズミ目ネズミ科)、体の構造が違うんです!
しかも ヒトもわんこも持っていない前胃の癌化らしい。
(
ラットの前胃にガンが生じた実験では、飼料に2%という高濃度のBTAを接取したわけだし…)
今回は 短期間だけの使用だから(目標3ヶ月間)… 条件をのむとしよう
これが
エトキシキン使用だったら… こやぶん 激しく却下です。
②ビートバルフ
こやぶんが小学校当時に習った言葉で書くと…
砂糖大根(てんさい)の搾りカス。
以前 ネットで読んだblogに、ビートバルプの危険性を訴える話があり…
実際 某ペットフードメーカーもweb上で
にゃんこの飼い主さんの質問に答えていた…
こやぶん的には ?な食材だったりする。
よくよく調べてみたら…
ビートパルプはわんこ以外に家畜の飼料としても、広く良く使われているらしい。
となると… ヒトが食べるお肉に硫酸系の薬品が残留しているという話は
まずあり得ない話だと こやぶんは思うのだけど… いかがだろうか?
T院長先生の診察が暇そうな時にでも― ちらっと尋ねてみよう
③加水分解大豆タンパクと加水分解家禽類 って一体何?
加水分解大豆タンパクを使用するモノって云えば、化粧品(保湿成分)が思い浮かぶ。
だけど、食品にも… アミノ酸が主成分で食品の調味・うまみを出す為に使用されている。
作り方は― 油を搾り取ったあとの脱脂大豆を、塩酸を加えて分解後、水酸化ナトリウムで中和。
なので、化学合成ではなく、分解物となり添加物ではないらしい(食品に分類)。
※化学調味料不使用と表示できるので、ヒト用にも よく使用されていたりする。
たんぱく加水分解物の毒性に関する記事は、ネットで調べる限り、皆無でしたが、
大豆に重度のアレルギーがあれば、反応する場合も考えられるかも?って こやぶんは思う。
ちなみに… 塩酸は劇薬です、そして、胃液の成分も塩酸です。
ヒトもわんこも、食事した後 胃袋でタンパク質が消化されるのと似た理屈。
気になった原材料を調べると― ざぁ~ッと こんな感じでした。
兎にも角にも 抗菌剤を服用し続けるよりマシって事で―
一日当たりのカロリーを計算して 厳密に計量しよう と心に誓う、こやぶん。
(だいたい 1㎏を1週間ぐらいで食べきるので… 考えるだけでも おそろしやぁ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_deject.gif)
)
こやぶんの財布は ペンペン草も生えないぐらいに― 荒廃しています。