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『皇室の名宝-日本美の華-』展<1期>へ

2009年10月28日 19時03分59秒 | 【歴史展・博物展・美術展】
秋晴れ。とても暖かく穏やかな1日。
上野の森、「東京国立博物館」・平成館で開催中の『皇室の名宝-日本美の華-』展へ。
天皇陛下御即位20年、両陛下御結婚50周年を記念した特別展で、
11月3日(火・祝)までは<1期>永徳、若冲から大観、松園まで の展示。

若冲の『動植綵絵(どうしょくさいえ)』30幅が一堂に会する貴重な機会にぜひに、と出かけた。
比較的空いているという午後3時以降、閉館までの2時間余裕があれば…、と思ったのに、

 ▼なんと。入場制限中



 ▼チケット購入(大人:1300円)して平成館へ。なるほど行列が…。



待ち時間10分とのことだったが、入口付近で2~3分待って入れた
会場は写真撮影禁止なので、以下感想のみ。
「第1章 近世絵画の名品」と「第2章 近代の宮殿装飾と帝室技芸員」の2ゾーンに分かれており、まずは「第1章 近世絵画の名品」ゾーンへ。

会場内は当たり前のごとく混んでいて、みんな考えることは同じなんだぁ…、という感じ。

今回展示作品の中でも『動植綵絵』とともに白眉とされる、
狩野永徳・常信(永徳のひ孫)の『唐獅子図屏風』。
2隻同時に展示されるのも大変珍しく、
桃山狩野派(荒々しく威圧的)と江戸狩野派(親しみやすく軽快)
それぞれの様式の違いを比べる最良の作品とのこと。
確かにその通りだったし、思っていたよりずっと大きな屏風で迫力がある。
右隻の永徳作は、豊臣秀吉から毛利元就へのエピソードも
…でも実際のところはどうだったんだろう
たしかに左側にこの絵の続きがあるように思う。

いよいよ、ずっと見たかった『動植綵絵』展示ゾーン。
「空いている絵から見てください」と言われても、どの絵もたいして空いていないからしょうがない
牛歩よりも遅い『動植綵絵』鑑賞の前列に着き、1『芍薬群蝶図』から順番通りに、ガラス越し間近で1幅1幅観ていく…。
白い鳥の羽根にほどこした「裏彩色(うらざいしき)」や、『群魚図(鯛)』の左下の「ルリハタ」のブルーとか、鳥や魚の眼球を漆でこんもりと表現し、その光沢と質感で、生命感を強調といった鑑賞のポイントをつぶさに。

円山応挙、岩佐又兵衛、酒井抱一、葛飾北斎などを一通り鑑賞した後、
やっと空いたから『動植綵絵』をもう一度全部見ようと思ったら、すでに閉館20分前。

…時間足りなさ杉ぃ

おかげで「第2章 近代の宮殿装飾と帝室技芸員」は駆け足になってしまった。
もっとじっくり&ゆっくり見たかったぉ…
このぶんだと、土日祝日は大変なことになっているのでは
金曜日以外の平日も開館時間延長してほしい。

それにしても、皇室の御物ってスゴすぎる
現在のままたろう♀が思いつく、どんな言葉を使っても表現しきれないし、書ききれないから、
まさに“名宝”ばかりでした。で筆をおくしかない

▼いつでも『動植綵絵』を見れる幸せ
画集(1200円)購入。



▼お土産に、永徳作『唐獅子図屏風』(右隻)のハガキ(250円)。
山折谷折でミニ屏風に…かわいい~



ほかに絵ハガキ数枚。

う~むむむ…。もう1回行きたい

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