ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

さいたま市桜区田島にある桜草公園の奥では、ノスリに出会いました

2021-02-23 00:00:05 | 季節の移ろい
 さいたま市桜区田島にある桜草公園にまた野鳥観察を目的に行っていくらか散策しました。

 2月下旬の春めいた陽気の中を歩きました。

 この桜草公園は、国の特別天然記念物に指定されている日本サクラソウの自生地が中心の公園です。



 土曜日や日曜日は、サッカーやテニスの練習をする多くの方で賑わい、犬の散歩や訓練などで多くの方が来ています。

 その日本サクラソウの自生地は、ヨシ原が野焼きされた後です。山野草の芽吹きを促進するためです。

 奥に見えるのは「さくらそう水門」と呼ばれている巨大な水門です。

 野焼きされたヨシ原には、ツグミが点々といます。元気に歩き回っています。



 セキレイの仲間のタヒバリも点々とお互いに離れて歩き回っています。





 タヒバリは、野焼きされたヨシ原の中に紛れ込んでいるため、意外と見つけにくいです。



 野焼きされたヨシ原から、その中に立つ木の枝先に、アオジ飛び上がりました。

 

 タヒバリなどがヨシ原の中に潜んでいるのは、春めいた陽気になると、オオタカやハヤブサなどの猛禽類もやって来るからです。当然、野鳥も狙います。

 今回は、数人の野鳥観察愛好家の方々がバズーカ砲のような望遠レンズ付き1眼レフカメラを上空に向けていました。

 ノスリが木の上に留まっていたようです。

 そのノスリが草原に舞い降りました。



 ノスリはタカ目タカ科ノスリ属の猛禽類です。全長が50から60センチメートル、翼開長が100から140センチメートルです。





 ノスリはネズミやトカゲやヘビなどを狙います。もちろん小鳥も狙います。

 そのノスリはしばらくは草原で辺りを見渡し、突然、近くの木の中ほどに飛び上がりました。





 実は、桜草公園にはハヤブサがやって来るところがあり、猛禽類好きの野鳥観察愛好家がハヤブサの飛来を待っています。

 また、お隣りの県営秋ヶ瀬公園にはオオタカがやって来る大きな木があり、やはり、猛禽類好きの野鳥観察愛好家が飛来を待っています。

 この日も、探していたキツツキの仲間のアリスイには出会うことができませんでした。

埼玉県比企郡川島町の越辺川河畔には、コハクチョウなどが滞在しています

2021-02-22 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県比企郡川島町の越辺川河畔に、コハクチョウを観察しに行った話のまだ続きです。

 越辺川(おっぺかわ)沿いの川島町八幡という河畔には、水門があり、川の流れが穏やかな淀みになっています。この淀みはコハクチョウなどが越冬する場所になっています。



 この水門の奥から、飯盛川が合流します。

 今回は、午後2時過ぎに立ち寄ったために、多くのコハクチョウはまだ近くの田んぼに落穂などを食べに行っている時間帯です。

 この水門から東側にある川下の対岸の淀みに、コハクチョウの10数羽の群れがいます。





 このコハクチョウたちは、群れの中で、午前中にもう十分食べたと思って、戻ってきて休んでいる様子です。

 このコハクチョウの群れの多くはのんびりと寝ている・休んでいる様子です。





 この日は気温が20度(摂氏)ぐいらいの4月初めの陽気でした。

 コハクチョウたちは時々、羽根の手入れをしています。





 時々、羽ばたきなどの動作をします。この理由は不明です。



 多くのオナガガモとオオバンなどが数10羽、水門近くの淀みにいます。



 その内のいくつかは、コハクチョウたちが休んでいる下流まで下って来ました。





 越辺川の川岸のヨシ原には、シジュウカラやカシラダカなどの群れが来ています。

 春めいた陽気によって、シジュウカラやカシラダカなどは元気に飛び回っています。

 なお、川島町のWebサイトによると現在、コハクチョウは87羽滞在しているそうです。

(追記)この川島町の越辺川河畔に滞在しているコハクチョウの数は、コハクチョウを守る会と、このすぐ側に工場がある三井精機工業の方々がそれぞれ(あるいは協力して)、毎日数えている模様です。
 川島町は基本は水田が多い農業地帯なので、「コハクチョウ飛来地」としての町おこしを目指している模様です。
 川島町には「すったて」「ごじる」というウドン系の名物があり、コハクチョウ飛来地に来た方々に川島町内のうどん屋で食べてもらうことを目指しているようです。




日本経済新聞紙の見出し「ワクチン 国内で生産準備」を拝読しました

2021-02-21 12:00:05 | 日記
 2021年2月21日に発行された日本経済新聞紙の朝刊2面の見出し「ワクチン 国内で生産準備」という記事を拝読しました。

 サブ見出しは「武田や第一三共、治験開始へ」です。

 この記事のリードは「新型コロナウイルス禍の長期化を念頭に、国内企業のワクチンの開発・生産準備を本格化する」と伝えています。

 記事では、武田薬品工業は米国バイオ製薬企業のモデルナのワクチンを輸入し、6月までに国内供給を始めることで当面の危機に対応する。

 さらに、米国のノババックスとも提携し、同社ワクチンの日本人への安全性や効果を検証するために、200人規模の国内治験を2月内にも始める予定だと伝えています。

 これによって、承認申請と承認取得を目指す予定だそうです。

 さらに、2021年後半には、武田薬品工業の自社工場で生産し、供給を始める計画だそうです。

 日本経済新聞紙のWEB版である日本経済新聞 電子版では見出し「武田や第一三共、コロナワクリン治験へ 国内生産準備」と報じています。



 輸入ワクチンに頼る現状では、供給リスクがあるため、政府は国産化対応を支援する予算を計上する構えです。

 ノババックスは「組み換えタンパクワクチン」を開発しています。新型コロナウイルスの遺伝子情報を基に、昆虫細胞を使ってワクチンを開発します。
 
 既に英国では最終段階の治験を実施しており、89.3パーセントの予防効果を確認したと発表しています。

 第一三共は、米国ファイザー製薬やモデルナと同じmRNA(メンセンジャーRNA)を利用するワクチンを開発中です。

 厚生労働省は、2020年度第3次補正予算で国産ワクチン支援のために1300億円を計上し、第一三共、塩野義製薬、KMバイオロジクス、アンジェスなどの大規模治験の実施費用を補填するそうです。

埼玉県坂戸市塚越にある西光寺の境内では、ウメの花がよく咲いています

2021-02-21 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県坂戸市塚越という田園地帯の中にある西光寺の境内では、ウメの花がよく咲いています。

 坂戸市の東側にある塚越という田園地帯を通過した時に、西光寺の境内に、カメラを構えた数人がウメの花を撮影していました。

 この西光寺は曹洞宗寺院の寶福山西光寺というお寺です。四季折々の花が咲くお寺だそうです。

 このお寺の境内では、様々な枝垂れウメの木を中心に、花をたくさん咲かせています。





 最近の暖かい天気を反映し、花がよく咲いています。 





 周囲にはウメの花の薫りが漂っています。









 ウメの木にはメジロも来ていました。すぐに花の中に入って、撮影できませんでした。

 このお寺の近くには飯盛川という小さな川が流れています。

 この飯盛川が越辺川(おっぺがわ)に合流する水門・淀みは、あの有名な比企郡川島町八幡のコハクチョウ飛来地なのです。

 ここから比較的近い場所になる越辺川の淀みにあるコハクチョウ飛来地に立ち寄ってみました。水門が見えています。



 午後2時過ぎなので、多くのコハクチョウは田んぼなどに落穂などを食べに行っています。

 越辺川の水門・淀みから少し下流側にオナガガモとオオバンの群れがいます。







 コハクチョウは1羽、静かに水面を進んでいました。



 今年2月は暖かい日が続くため、このコハクチョウ飛来地に滞在しているコハクチョウの北帰行は早いのではないかと噂されています。

さいたま市大宮区堀の内町などにまたがっている大宮第三公園を散策しました

2021-02-20 00:00:05 | 季節の移ろい
 さいたま市大宮区に広がっている大宮第二公園の南側にある大宮第三公園を散策しました。

 大宮第二公園には早咲きのウメの花が咲いている有名な梅園があります。

 その大宮第二公園の南に隣接している大宮第三公園には、広大な芝生などが広がっており、小学生以下の子供を連れた母親の方が子供を遊ばせています。遊びの広場です。

 あるいはご年配の方が静かに公園内を散策しています。

 この大宮第三公の南東端には広大なヨシ原があり、その中に池が潜んでいます。





 この枯れたヨシ原に囲まれた池は、冬にはコガモやヒドリガモ、マガモ、カルガモなどが滞在しています。隠れる場所がたくさんあるからです。

 埼玉県・さいたま市では温暖な暖かい日が続いているために、冬の間に、この池にいるはずのコガモやヒドリガモ、マガモの数が減っています。

 それぞれのカモは、どこかに移動した様子です。

 この日は暖かい日差しの午後の時間帯に、この池に向かいました。

 複雑に入り組んだヨシ原沿いの水辺に、ハシビロガモとヨシガモ、マガモなどいます。





 太陽光の向きが逆光なので、ハシビロガモとヨシガモ、マガモの羽根の輝きがいまいちです。





 少し離れたヨシ原沿いにコガモが3羽いました。移動し続けるコガモのオスです。



 陽当たりがいい水面にいたヒドリガモです。これ1羽しか、ヒドリガモはいません。





 数週間前の冬の晴れた日だったら、野鳥観察場近くの目の前の岸辺に、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモなどが群れでいたはずのですが。このところの暖かさによって、春になったと感じて、移動し始めていました。

 白い羽根のコサギやダイサギの姿も見ることができません。いつもはいるのですが・・。

 この大宮第三公園内のヨシ原に囲まれた池からは、カモたちが移動し始めたようです。これも2月下旬に入った春の兆しのようです。