たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

四国旅(4/14)  愛南町外泊「石垣の里」

2019年05月26日 | 

                予想通り目覚めると外は雨 だからと言ってここに留まっていても仕方ないので

             次の目的地で有る宇和島の「遊子水荷浦の段畑」に向けて竜串を後にします

     途中「だるま太陽」が見られると言うスポットが幾つか在りましたので

せめて、べるさんが撮影場所にしている所だけでもカメラに納めようと、その都度 寄ってみましたが

ポイントの蝋燭岩(?)を見つける事は出来ませんでした

 

 車の中で私もする事が無く道の駅で調達した愛媛の観光マップを見ておりましたところ

「日本の美しい村」「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産」「美しい日本の歴史的風土」

と言う3つの百選を受賞している石垣の里が宇和島の手前に在る事を知り

これは寄ってみる価値ありと雄さんに持ちかけたところ

彼も興味を持った様で先ずは道の駅「みしょう」内に在る観光案内所で丁寧な説明と資料を戴き出発です

 

 

 西海道路を内泊、中泊と過ぎ20分ほど走ったでしょうか

海に面した山の急斜面に寄り添う様にして建つ外泊の集落 そこが石垣の里でした

此処に集落が出来たのは中泊が人口過密になりその内の次男・三男が移り住んだのが始まりの様です

雨に濡れた石畳は良く滑ります

結構、斜面が急なので下りは慎重に足を運ばないと大変な事になりそう

 

何だか要塞の様ですよね   この石の一つ一つは海風や台風から家を護る為

山を切り開いて出てきた石を利用して積み上げた物だと言います

しかし重機も無かったその頃、どの様にして運び軒に達する高さまで積み上げたのでしょう

 

振り向けば垣間に外泊の入り江が

 

この空地には 大漁と事業の繁栄の神様が祀られ

3月には「だんだんひな祭り」というイベントが催されるのだとか

   

 

石垣の上に置かれていたこれらはその時に飾られていたものなのでしょう

石垣の里らしく石雛と言うのが微笑ましいです

 

石垣の里の中に一件だけ在る食堂と土産屋を兼ねた「だんだん館」

左の立派な石垣は「七蔵垣」と言い七蔵さんが17歳の時に築いたそうです

このお雛様は、此処へ来た記念として購入いたしました(300円)

   

この写真は下の休憩所に飾られていたものです

今は放置された棚田が僅かに残っているだけですが昔は裏山全部が棚田だったのですね

右の写真の様に夜には張り巡らされたライトが村を飾る様です 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

石垣と言えば以前、韓国を旅した時に行った順天の「楽安邑城」を思い出します(2017・7・3投稿)

集落を要塞が丸ごと茅葺屋根の民家を囲み囲まれた民家も其々石塀を持つ

独特な景観でした

 

 

石の文化と言うのは冷たく硬いイメージが有りますが

そこに家庭の営みが有ると不思議に暖かさを感じるものですね 

 

 

 

 

 

 

 

 

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8 コメント

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石垣の里 (イケリン)
2019-05-27 06:11:00
たかさん
この石垣の里は素晴らしいですね。
私も「道の駅 みしょうmic」で車中泊をしましたが、海中公園まで行っただけでした。
後で、この石垣の里を知り残念な思いをしました。
そのぶん、たかさんの写真の数々でたっぷりと見せていただきました。
聞きしに勝る素晴らしさですね。石垣が雨に濡れて一段と風情が増していますね。
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お早うございます (延岡の山歩人K)
2019-05-27 07:28:38
 石垣の村
凄い規模の石垣には 驚きます
石垣の村にはロマンが有りますが・・
仰せの様に
重機もない時代 どの様にして石を運んだのでしょう
よくこれだけ正確に積み上げたものです
お城に行くと
必ず同じ疑問を持ちます
 >この石の一つ一つは海風や台風から家を護る為
台風の多い 南国の沖縄や石垣島も
同じ発想でしょうか
人間のパワーってすごいものですね
改めてそう思います
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想像以上の光景 (越後美人)
2019-05-27 10:51:51
石垣の里、名に恥じない、いや!それ以上の、想像を超えた光景でした。
狭い土地を有効に使うための多くの階段、台風の被害を防ぐための高い石垣、
生活のためとはいえ、大変な努力だったでしょうね。
それが木ではなく石だったから、頑丈で今日まで残ったのでしょうね。
遺跡ともいえるこの状態が後世にも残ると良いですね。

記念に買われた石のお雛様、可愛らしいですね。
まるで「ほほほ」「うふふ」って笑っているようです♪
お値段300円が微笑ましい~
これから毎年お出ましですね。
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イケリンさん、こんにちわ (たか)
2019-05-27 14:59:53
石垣の里は計画に入っていなかった場所でしたが通過直前にパンフから見つけられたのは幸運でした。
こうして見ますと旅行誌には載っていない隠れた穴場って有る物なのですね。道の駅に置いてある情報は本当に有り難いものだと思いました。

イケリンさんのお家からでしたら見残した所を拾いながら又お出かけ出来ますよね。
私の写真では伝えきれない石垣の感触や生活の匂いなどイケリンさんと共感できましたら嬉しいです。是非もう一度お出かけになって下さい。
今回、旅を終えて思うのは、もう少し ゆったりとした時間で過ごしたかった・・・でしょうか。 急ぎ足だった事を後悔しております。
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延岡の山歩人Kさん、こんにちわ (たか)
2019-05-27 15:16:06
昔の人は思いもしない事を人力でやってのけるものですね。我が家は50センチ四方の自然石を移動するのに振り子の道具を使いながらも四苦八苦した事が有ります。
群馬県では浅間の溶岩石を使って門柱や庭のアクセントに利用している家を見かけますが溶岩石は硬い割に軽い性質を持ってますので作業はやりやすいのでしょうが外泊ではあの高さまで持ち上げ積み上げるのですから私達には想像もつかない労力と時間を要した事でしょう。
沖縄の石垣は一見、浅間石に似ている様にも思えますが、どうなのでしょう?重いのでしょうかね。
いずれにしても石を扱う作業は想像以上に重労働です。ましてや石職人でもない猟師ですものね。 人間、必死になれば思いもよらぬ力を発揮するもので有る事を見せ付けられた石垣の里でした。
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越後美人さん、こんにちわ (たか)
2019-05-27 16:27:26
偶然、パンフから見つけだした石垣の里を訪れる事が出来たのは、この旅の大きな収穫でした。
垣間を歩いていますと色々な工夫を凝らしている事に気付かされます。 窓が有る場所に石垣を凹状に穿ち家の中から海の様子が眺められる様にした「遠見の窓」がその一つでした。
本日の海は凪いでいるか時化ているか、旦那衆は海を眺めたでしょうし奥さんは帰りの遅い旦那様を今か今かと心配しながら覗いていた窓なのでしょうね。

石雛、ほのぼのとしてますよねぇ。 私としましては石垣の上に置かれていた貝の傘を被った地蔵雛が良かったのですが、これは風に飛ばされない様ガッチリ固められていましたし、だんだん館の奥様が仰るのに余り人気が無いので今は作らず、もっぱら正統雛ばかり作っているので・・・と仰っておりました。。
それでも購入した石雛を見る度に石垣の里が思い出せる事でしょうから土産には良かったかもしれませんよね。
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帰ってきました (ベル)
2019-05-28 16:02:25
ただいま
先ほど帰ってきました
避暑の予定が宇和島より先に真夏日経験してきました(笑)

外泊の石垣の里 ほんとに要塞ですね
リアス式海岸で平地の少ない地域の生きるすべですね
場所によりあの手この出で少ない土地を有効利用し住めなかった場所を開拓して住む
先人の残した財産残していきたいですね


少しのんびりして北海道で写した写真整理してアップします。


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べるさん、こんばんわ (たか)
2019-05-28 20:05:52
お帰りなさ~い♪ 
日本で一番、気温の高かった北海道
俄かに信じがたい事ですが日本はどうしてしまったのでしょうねぇ。

外泊の石垣の里の様な光景は、今日まであちこち旅をして来ましたが今まで目にした事の無い光景でした。
以前には集落を囲む様に在った棚田が消えてしまっていたのは残念でしたが色々が便利になって来ればこれも致し方ない事なのでしょう。
この石垣と言う財産は行政の力を借りてでも守り抜いていって欲しいですね。

私も家へ着くなりどっと疲れが出ました。 写真の整理も結構、体力・気力を使うものですね。
北海道記、私ものんびりお待ちしてますよ~。
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