H10・6/27~28
トヨタのSさんの所でマイクロバスをレンタルし16名、21時30分高崎を出発。少しでも寝て置こうと横になるが中々寝付けず11時から始まったサッカー(W杯)日本vsアルゼンチン戦を最後まで聞いてしまった。中山のシュートで1点返し同点となるが、その後1点取られ結局日本は3戦とも敗れてしまった。“三浦和”を何故メンバーから除いたのか。「彼が出場していたら惨敗は免れたかもしれない」の報道が明日から耳煩い事だろうが幸い私達は山の中。
何時の間にか寝ていたらしく目が覚めた時には登山口の河原坊に着いていた。高崎から夜通しかけた8時間にも及ぶ長い距離だったが外は無情にも雨。おまけに風まで出ている。結局、登山は明日に持ち越す事になった。
気持ちが未だ旅へと切り替わらないまま車は龍泉洞へと向かい走り出した。林道左手には釣り組が狙う薬師川がたぎり立つ濁流となって渦巻いている。足を滑らせたらそれこそお終いと釣り組の面々、不安は隠しきれない様子だ。
何故か写真が残っていないのでネットからお借りしました
青ちゃんお奨めの龍泉洞でハプニングが起こった。洞内の冷気に雄さんが上衣を羽織ろうとした時だ。「ガシャーン」眼鏡を落してしまってレンズを割ってしまったのである。この時点から雄さんは「ポツン、ポツンと記憶が抜けている」と言い始めた。私達健康人にとって見える聞こえるは当たり前、そうした言葉を聞くとやはり五体満足の幸せをつくづく思う。
鍾乳洞は久し振りだった。しかし正直なところ余りにも整備され過ぎていて眼鏡を必要としない私でさえ印象が薄くなりそうである。 ただ地底湖の水の美しさは感動ものだった。
この後、三陸海岸へ向かう頃には空はスッカリ晴れ上がり北山崎の駐車場に降りると外はムッとする暑さだった。ここからは三陸の入り組んだ海岸線の一端が(写真・私の後方)覗き見られるが高台から眺めるだけの景色はガラス越しに名画を観賞している様で少々味気ない。
ここで昼食タイムとし皆は食堂に入ったが私は左程お腹も空いていないので東屋でソフトクリームを。そこへT校長ご夫妻がやってきてお喋りする中で「たかさんのお姉さんは私の姉の教え子で未だにお付き合いがある様ですよ」と話が発展。世間は狭い、先生も私も驚いた。
食事を済ませ皆が戻って来たところで「女遊戸の民宿・冶郎兵衛=(現在も健在)」へ。 果たしてどんな宿なのだろう。私が探した民宿なので皆が満足してくれるか、ずっと気掛かりだったが外観も出迎えて下さったご主人も感じ良く一先ずホッとした。
荷物を置き一服した所で希望者で潮吹き岩と浄土ヶ浜を観光
潮吹き岩への道すがら
(潮吹き岩=看板の写真、借用)
波が穏やかだったので潮吹き岩ならずホラ吹き岩になってしまうのではないかと心配したが一応、片鱗は伺えた。
さて待望の浄土ヶ浜、ここでは皆が子供に帰り水切りに講じる
民宿の夕食は豪華だった。品数が多い上にウニ、初めて口にするホヤ、マンボウ等の珍品も並ぶ。・・・これなら皆も満足してくれるだろう・・・と思う私の気持ちを他所に皆カラオケに夢中
しかし、もう一つ問題が残った。山登りの日程が変更されて明朝の宿の出発が3時半になったため宿にお弁当を頼まなくてはならなくなった。宿の方は0-157が騒がれている今、組合の方でお弁当は禁止されていると渋る。 宴会の最中、宿の人から「今、会議を開いているので、何方か出席して欲しい」と声を掛けられI女史と私が席を立った。
・何が有っても私どもに迷惑が掛からないようにする事
・朝の出発まで冷凍保存して置く
それで話は決まりお弁当は確保する事が出来た。ヤレヤレである。
「登山に続きますのでコメント欄はお休みです」