続き
美野原を後に帰りは暮坂峠を廻って帰る事に致します
暮坂峠と言えば若山牧水の「名も寂し暮坂峠」で有名な峠ですね




2017年4月、足首を残して盗まれた牧水のブロンズ像が石像で復活され
元の場所に戻って参りました
未だ真新しく峠に馴染んでおりませんが時が経てばブロンズの様な趣も出てくる事でしょう
傍らに昭和22年に詠んだ喜志子夫人の歌碑が在りました
「碑の上に刻まれて立つ旅すがた 生きていまそこに立つかと思いし・・・」
こうして夫人は牧水の足跡に沢山の詩を捧げておりますね


今でも牧水が歩いた旧道が残されております
上の写真は現在ロマンチック街道という別の名前を持った新道ですが
牧水が歩いた道は草津に向って右側の山の中に延びています
あれっ!牧水が・・・
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この先には「花楽の里」が有りますが周辺は冬景色、花は咲いているのでしょうか
訪れる人も無く管理者の車が数台あるだけで静まり返った花楽です
咲いているのは水仙とツクシの坊やばかり
予想はしておりましたが少々ガックリしながら駐車場に戻りかけますと
あれは?






思ってもみなかった雪割草が斜面に点々と散らばっていたではないですか
此れを幸運と呼ばずに何と呼びましょうか
全てを載せられないのが残念ですが久しぶりに会った雪割草に二人とも大興奮でした
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帰りは榛名湖を廻ろうと言う事になりました

榛名湖への北面道路の登り口で振り返れば岩櫃山を桜が飾っている光景が目に止まりました
気が付けば私達の外にもこの風景を写そうと三脚をセットしている
ご夫婦の姿もありました 感じる所はみな同じな様です

榛名山は未だ冬の色濃く融けた湖に春の兆しが感じられるだけでした
観光客の中には半袖、短パンと言った姿も多数、見受けられましたが
湖を渡る風が冷たく私はお弁当の残りを頬張りながら身を縮めていた程です
この分ですと桜の開花は例年通りゴールデンウイーク辺りでしょうか
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家まで後3分
近所の枝垂れ桜が気になりました



然る会社の空き地に植えられたこの枝垂れ桜は毎年よく花を咲かせます
散歩の途中の一服の安らぎの場所でありながら通行人の目を束の間、引き寄せるだけで
静かに咲き静かに散る、そんな存在に言い知れぬ侘しさを感じてしまいました

畑の中に置き去りにされた様な二本の薄いピンクと白の梅の木
未だ勢いが有ります
どこか印象的な梅の木でした
花三昧だった一日 今日も良く遊びました
