たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

思い出に残る山(6)両神山(1723m) その他

2017年03月12日 | 心に残る思い出の山

1989年11月

西上州の山を登る度に先ず目に飛び込んで来るのが鋸歯の様な山体

両神山で有る事知ったのは大分、経ってからの事でした

今の様にパソコンが有れば容易く調べる事が出来ますが

当時は書店か図書館へ出向かなければ手に入らない時代でした

そうした中で私達が選んだルートは一般ルート

危険度は低く人気のルートです、しかし距離はかなり有ります


大向大谷口から両神山荘の脇を通り登山道に入りますと

修験道を匂わせる石仏が随所で見られました

弘法清水が湧く水場で小休止


仏法僧(コノハズク)が生息すると言われる清滝小屋で大休止

お握りを食べているところを見ますと昼時だったのかお腹の虫が鳴き出したのか

(この清滝小屋、今は建て替えられて立派な小屋になっている様です)


とにかく距離が有ります

もう駄目だとばかりに地べたに座り込む場面も


三歩進んでは息を整えている高齢者も有る程の急坂を熟して

最後の鎖場だけは俄然、元気が出る私でした




基本的に両神山は岩山ですので山頂に近づくに連れ険しい形相になっていきます

因みに山名の由来はイザナギ・イザナミの二神を祀っている為、両神と付けられたと言われております




漸く山頂に到達しましたが休憩を含め5時間を費やしての登頂でした

生憎のガスで視界は閉ざされ眺望は得られませんでしたが

何よりも憧れの山に登れた満足感はこの上ない喜びでした


アルバムの隅に「木漏れ日に 野仏微笑む 葉枯れ道」と書かれていました

もう随分、前の事なのでスッカリ忘れていましたが

その外にも幾つか書かれている所を見ますと句を詠みながら登っていた様です

(付録)


榛名の鬢櫛山の帰りロッククライミングで有名な黒岩の裏側の岩を

ちょっとお遊びで攀じ登る雄さん

足元を見ましたら、いやですね、サンダル履きです






此方は稲村山に登った時に写した裏妙義です


その稲村山の帰り普段から気になって仕方の無かった三急山に寄ってみました

後方に見えるのが三急山




ここは妙義山とは国道を挟んだ場所に位置するため知名度は低く

鎖も標識さえも無い隠れた岩山です

しかし中腹辺りでタイムオーバーとなり引き替えす事になりましたが

本格的に登ったのは、それから10年ほど経ってからの事でした

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コメント (14)
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