
16日、ドンデン山荘に着いたのが21時
我が家で見るより遥かに多い星を車窓越しに眺めながらの就寝です
開けて17日
外はかなりの強風が吹き荒れていました
金北山、金剛山へ向かう多くの登山者は身支度を整え、出発して行きました
私達の今日の行程はそう慌てる必要も有りません



風は相変わらず強く海一面には細波が立っています
彼方に見えるのは新潟県の飯豊連峰でしょうか
目を右に転じますと日本海と加茂湖に挟まれるように両津港が小さく俯瞰できました


8時半 さぁ、軽いトレッキングに出かけましょう





ドンデン山荘の直ぐ前の道を登って行きますと
始まりました、フラワーロード
タムシバ・山葡萄・オオカメノキ・フッキソウ・ニシキゴロモ
余談ですが山葡萄の新芽は天麩羅にしますとタラの芽の様に美味しいですよ





更にはスミレも色様々で競い合っておりました
最後の白いスミレはシロバナタチツボスミレだそうです
私にとっては新種発見です

この辺りは実に伸び伸びした草原で気持ちの良い場所です、ただし風さえ無ければね

テレビ塔が建つ霧立山を越え尻立山に向かいます
写真から風の勢いが感じられるでしょうか
北西から吹き付ける風は逃げ場の無い草原を走り抜け私は何度よろめいた事でしょう

暫く風と格闘し漸く森林帯に入りますと今までの風は嘘の様に静まりました
そんな時です
左の藪の中にたった一株のツバメオモトを見つけました
花が燕に似ている・燕が飛ぶ時に咲くと言う二つの説が有る様ですが
果たして花の形が燕に似ているのかしら???
どうも後者の方がシックリすると思うのですが


再び森林を抜け草原に出ますが此処は尻立山が風を防いでくれていますので
シジュウカラの鳴き声に耳を澄ませたり花を愛でたりの快適な登山道です
そして見えてきました
明日、登る佐渡最高峰「金北山」です

さぁ到着しました、尻立山
しかし憩ってなどいられない風の強さです
記念の写真のみ写して早々に退散
ざらついた急坂の下りを風に飛ばされないよう、滑らないよう慎重に下りました

途中には沢山のイワカガミが咲いていましたが、それらを愛でてる余裕など有りません



距離にすれば、それほどでも有りませんがフクラハギが突っ張る様な下りでした
しかし降り切って一息つけば前方に日本海
直ぐ目の前にはドンデン池
そして振り返った先に今、降りてきた尻立山
素晴らしいロケーションが展開するドンデン公園の一角、風も取り敢えず治まりました
続く

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