50年来のお友達から届いたコンサートの案内状。
「後期高齢なので、いつ辞めるかもしれないから、来てね。」
とのメッセージ付きで届いた。ので
行ってきました「さくらピア」。
車で行けば、我が家から約一時間の道のりだが
公共の乗り物を乗り継いで行くには、ちょっと気おくれがしそうな場所にある「さくらピア」。
めっきり土日に便数が減ってきた芸備線をやめて
JR緑井駅まで車で行き、可部線でJR横川駅経由でJR廿日市駅下車し
廿日市駅北口を数えるほどの便数しかない、
廿日市文化センターを経由するコミュニティバス「さくらバス」を利用した。
バス停で待っていると、その場所に立っているご婦人を見つけ
「このバス停を停まるこのバスは、さくらピアに行きますか」と声を掛けたら
「私は、お隣にあるゆめタウンに行くので、大丈夫だと思いますよ」
との会話の後、一緒にバスに乗り、無事たどり着いた。
バスの中の5分間、親しく会話に付き合ってくれた見知らぬこのご婦人に感謝。
あちらこちらに、さくらの花が咲いていたこの文化センターの中で
開催されたコンサートの混声合唱団の名前も「さくら」
と、桜三昧の「花ひらくコンサート」だった。
舞台の上には、38個の椅子が並べられており
半数が、後期高齢者による団員で構成されていると思われるしつらえであったが
昔取った杵柄が十分に生かされていた18曲の合唱であった。
全2時間に及ぶこのコンサート
途中用意された舞台上の椅子に合唱団員が座ったのは1度だけ。
指揮者が、見事なオカリナの演奏を披露したり、
団員の一人のギター演奏を合唱の中に盛り込むなど
会場の席を9割がた埋めていた観客を楽しませてくれた。
終了後、その昔同じ合唱団で合唱していた方々と
旧交を温め帰路を共にした。
いろんな出会いがあった お出かけ。
何事にも、気おくれしそうな日々の中、
私の中の何かが目を覚ましたかも。