ずいぶん前から続くのどの不調で耳鼻科受診した。
いつもの耳鼻科へ行くと、若い先生に代替わりしていた。
ファイバースコープなる医療器具で、鼻から通して
「イーと言ってみて」「アーと言ってみて」
と言われながらのひと時の後
モニターに映された私の声帯の状況を見ながら
「老化ですね」
「悪いものは何もありませんよ」
「通常声帯は、言葉を発声するときは開き、
しないときはピッタリくっついているのですが、
少し開いているでしょ。このせいで喉がれ症状がでるのですよ」
とのことだった。
これは、抗えない状況だけれど、
私はこの状況下で歌を歌わなければいけない今。
楽譜上ピアニッシモの指定がしてあるところが
特に声が出しにくい。
ふだん怠けている腹筋と喉を鍛えるしかないかも と思うが
喉によいことを、積み重ねるしかない。
でも
合唱だもの声を出さなければ、みんなの邪魔にならないのでは
との 良からぬ思いも湧いてくる。
が
長年合唱人生を歩いてきたプライドが、私を許さない。
本番まで、一か月を切った今
年齢相応の体力で乗り切るしかないと思う昨今。