海へ山へ♪

逃避行親子4人のおでかけ日記・・・

上高地~蝶ヶ岳(2日目)

2015-10-05 14:39:03 | 


1日目からのつづき




シルバーウィーク4日目
山荘で迎えた朝



5時からの朝食の食堂の窓からは・・・

穂高がくっきり




朝食を終えて部屋に帰ってもまだ相部屋の3人の方は寝てらしたので
そそくさ荷物を廊下に出し急いで身支度






あさ6時、横尾大橋前
いよいよ出発







穂高方面の横尾大橋を渡らずにまっすぐ槍ヶ岳方面へ

数メートルで分岐点
ほとんどの方がまっすぐ行かれて
蝶ヶ岳方面は誰もいません



結局我々にはそれがのんびり出来てよかったのです







約30分ほどで『槍見台』

樹林帯のすき間から初めて槍が見える場所です。




拡大すると

立派です






ここはほんの少しのスペースしかないのであんまり休まずに進みます。すると…

実はこちらの方が槍がよく見えます。
そして休憩スペースも広い、、、と情報を仕入れてありました



ここで大休止。
ガツガツ栄養補給




水分は今回各自リュックの肩ショルダーにつけられるペットボトルホルダーを購入したので
いちいちリュックを下さなくても快適に水分補給
正解でした






ここで実は上で食べるラーメンの水が次男くんのリュックに入れられているということを明かされ・・・

みず、おもい、みず、おもい・・・と呪文のように唱えながら
一気にペースダウン(笑)

気の持ちようって大切ってことです








3時間ひたすら樹林帯を歩き
一気に高度稼いで息がしんどくなってきたなぁと思ったら

稜線に出ました!!









この景色を見ると俄然元気に








乗鞍、御岳まで見えて、昨日歩いてきた梓川沿いも見えます。
この後、あそこまで降りないといけないのかーっと思ったのは一瞬で忘れ去り
ひたすら写真撮影









穂高連邦が圧倒的な存在感で目の前に
左から前穂、奥穂、北穂
北穂のてっぺんには張り付くように山小屋があります
日本一高い標高にある山小屋
頂上まで25メートルだそうです









なだらかに登ったり下ったり
景色がいいと足取りも軽快









紅葉も進んでいてこういうスポットを見つけるとカメラカメラ。
なかなか進みません。








穂高方面の反対側、安曇野市方面は少しガスがかかってきました。








でも、穂高には雲のかかる気配すらなし








稜線に出て先に行ってしまった次男くん
蝶ヶ岳ヒュッテの前で青いリュックを枕に昼寝中でした








そして今回はガスバーナーを持参。
白馬岳の時はさすがにそんな余裕なかったので^^;

この後、コーヒーまで頂いてこの上ない至福の時間
頂上でこれをやるとあのつらかった登りを忘れてしまうのよね










空も真っ青で歓迎してくれてました。









2時間ぐらいのんびりして名残惜しいけど帰りのバスも気になるので下山の途に。
ヒュッテさんさよ~なら~









下り始めてすぐ素敵なカール。








池もいくつか出てきます。
風もなく水面に紅葉が映っていました。








ここには何やらたくさん動くものが!
おたまじゃくし? えっ今ごろ??おかしいよね。。。て思ってたら。







どうもオオサンショウウオの仲間らしい。
厳しい冬を乗り越えて生きているんだね~







こんなきれいな紅葉もこのあたりで見納め。








こちらもすぐに樹林帯に突入し、長塀山というもう一つのピークを通過。







時々こんなぬかるみがあって木の上を通って行きます。







しかし長い!!
ひたすらこんな道を2時間ぐらい延々と下る。。。。







やーーーーーーーーっと着いた、徳澤園。







実は下り始めてから長男くんがお腹痛い・・・と言い出して
結果的に空腹過ぎたようで・・・

とはいえ、登りから無茶苦茶食べてるんだが
それ以上に体力消耗してたのね。

ここでもかなり食べて、それでも痛い~って言いながら何とか上高地バスターミナルへ





河童橋を過ぎてすぐ!!!



沢渡行きのバス待ちの行列。
『最後尾でーす』と言いながらお姉さんがプラカード持ってました。





この数百メートル前に進んだところ、バスターミナルの施設が見えたとこ辺りに
平湯あかんだな駐車場行きの最後尾

しかし隣の列を見てたら文句は言えません。




ここで長男くん力尽き、、、
横のベンチでうずくまる



私がなんか食べるもん見てくるわ~とリュックを預けると
旦那『何でもええから食わせろ!!!!』



パシリのように何往復もして旦那や次男くんにも食料を届ける
おにぎり
フランクフルト
たいやき



『なんでそんなんなるん~???』
と言われながら何とか30分待ちぐらいでバスに乗車
ここは慣れた観光地。
ものすごい勢いでバスが来て、人を乗せては次のバスが後ろに待機して待っていました




バスの中で、一揃い持っている薬袋の中から
お腹痛の薬を『飲んどき!!』と言って飲ませる。






すると・・・




10分ほどで、『あれ、効いてきた』やって


も~~~~っっっとみんなに猛攻撃受けたのは言うまでもありません



それからというもの、食べ物をいるか?と聞かれて『いらん』という度
また『ハンガーノックになるで!!!』が我が家の決まり文句に





こけた子供が怪我した場所から出た血を見て泣き出すのと同じで
あの薬、何でも効いたんちゃうか?!というのが旦那の見解。

ったく。
今となっては笑える中学3年生の行動でした(爆)

ま、想像以上に登山って体力がいるんだという教訓にもなりましたけども←




【後日談】
少し落ち着いてから、長男くんが
『妖怪に憑りつかれたんや』
と言い出しました。確かに以前家にあった妖怪図鑑に載っていたと。

調べたらありました!
その名も『ヒダル神』

⇒⇒山道などを歩いている人間に空腹感をもたらす悪霊の類をいう。
  これに憑かれると歩いている最中に突然にして激しい空腹感、
  飢餓感、疲労を覚え、手足が痺れたり体の自由を奪われたりし、
  その場から一歩も進めなくなり、ひどい時にはそのまま死んで
  しまうこともあるという(Wikiより引用)

怖~~~~っ
まさにコレ!
よく覚えていたな、と感心する












横向きのままですいません。
標高約1000メートルを登って降りて、さらに下道を7キロ。
良く歩きました







あとから見たら、横尾→蝶ヶ岳のルートは「かなり急登」と書かれてありました
徳澤園から倍ぐらいの道のりを歩くのもかえってしんどいかな、と
話していましたがどちらも登ってみないと比べられないですね。








ここの山ではこの蝶のにしようと決めていました









去年は計画立てた2つとも雨
今年は2つとも晴れ

おてんとうさんに感謝して、今年のアルプス山登りは閉幕~





なにしろ受験生がいるもんで(と、さんざん連れ回しておいて言ってみる)

またみんなで登れるその時の為に、まだまだへこたれてられない私なのでした














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