海へ山へ♪

逃避行親子4人のおでかけ日記・・・

武奈ヶ岳

2015-10-15 14:52:23 | 



こんにちは


10月の3連休
次男くんがワンゲル部のお友達と登りたい!と言っていた『武奈ヶ岳』に
下見を兼ねて登ることになりました


3連休初日がよかったのだけど
天気が3日目が圧倒的によかったので、今回は天気優先で10月12日に決行。



最初、お父さんと2人で行こうと思っていたようで
『えっ?お母さんも行くの??』
とか言われてしまいました




行くのだ!!







6時に家を出発
1時間かからずに坊村の駐車場に到着
駐車場も広くて余裕~(←先月のあかんだなとは大違い)




7時出発


頂上見えないよ。。。
なんだかんだ言って1200メートルの山だよ。。。








さて登山口
ここの標高305m
道が荒れていない『御殿山コース』で行きました♪





ここで『至急』と赤字で書かれたビラを持った方が立っておられました。
9月5日にここから単独で入られた70歳の男性の方が今も行方不明だと…
もう1ヶ月以上も経っています。

少しの情報でもよろしくお願いします。と書かれていました。

比良山系は事故が多いと聞いていましたが
ご家族の方の心情を考えるとたまりません。







さて、山登りは危険が付き物!
先日も私の父が山の下りで鎖骨を骨折したばかり(言っちゃったー)









明王院という風情ある境内を通り抜けて
いきなり急登続き!






でもまぁ信州の山と違って標高が高くないから息はしんどくないだろう~と
のんびり登山。

止まっては食べ、止まっては飲み











最初のピーク 御殿山に到着~










武奈ヶ岳がキレイに見えてきましたがここからがくせ者←
頂上まであと標高差130メートルのはずなのに
ここから一度下って登る・・・







せっかく登ったのに~と思いながら下ったところが

ワサビ峠でした~









しかし着実に頂上が近づいてきています
このあたりから木が低くなり展望が開けてきて
紅葉も一気に進んでいました








のんびりと秋の山歩きといったところ








わざわざ天気を選んだ日だけあって
山に雲の影が映っていてちょっと嬉しくなりました








さてもう一息







最後の急登








着いた~

気づけばコースタイム3時間のところ3時間半もかかってしまった

家から1時間で登り始められるって思わず気が緩んでしまいましたわ










風がきつかったので風の当たらない斜面に降りて
この日もミニラーメンとおにぎりが昼食








まわり360℃見渡せました♪
高島市市街に琵琶湖も一望













面白い木たちに出会うと、「おかん写真とんの?」と言ってくれるので
撮らないわけにはいきません(笑)








旦那さまが若かりし頃、お父さんと雨の中、川のようになった沢を登ったり、、、
友達と終電で比良駅に行き夜中登ったり、、、
していた山だそうです。

その旦那も今回比良山系の裏側、坊村から登るのは初めてとのこと。

昔は琵琶湖側に比良山スキー場があり、リフトやロープウェイがあり
私も若いころ(←10代!!)それを使って割と楽に登れた記憶があります。






それが今ではもうなくなってしまい
前のように登山道が整備されなくなり
更にここ数年の豪雨やらでかなり荒れているルートがあるようです。

行方不明になられた方のコースも所々崩落しているルートで
これまでかなり手は尽くされているようだと旦那が言ってました。

途中、頂上の少し手前でも
そこで命をなくされた方のプレートが2つほど岩に取り付けられているのを見ました。

安全に。安全に。ですね。






最後、登山口まで下りてきたら同じビラを手に持ったまた違う方が
「ご協力ありがとうございました」
と一人一人に頭を下げられていました。

家族の思いが届きますように。

雪が降る前に見つかって下さい
と願わずにはおれません。







今回の標高差909mでした~
下って登ってるから約千ですね



帰ってきて「あそこぐらいなら余裕やな」と旦那。
でも次の日結構筋肉痛でした



文句言いながらついてきた長男くんもアリ収集の収穫があったようでよかったよかった
次男くんはちゃんと携帯電話の電波確認も完了!道確認も出来てよかったよかった


































上高地~蝶ヶ岳(2日目)

2015-10-05 14:39:03 | 


1日目からのつづき




シルバーウィーク4日目
山荘で迎えた朝



5時からの朝食の食堂の窓からは・・・

穂高がくっきり




朝食を終えて部屋に帰ってもまだ相部屋の3人の方は寝てらしたので
そそくさ荷物を廊下に出し急いで身支度






あさ6時、横尾大橋前
いよいよ出発







穂高方面の横尾大橋を渡らずにまっすぐ槍ヶ岳方面へ

数メートルで分岐点
ほとんどの方がまっすぐ行かれて
蝶ヶ岳方面は誰もいません



結局我々にはそれがのんびり出来てよかったのです







約30分ほどで『槍見台』

樹林帯のすき間から初めて槍が見える場所です。




拡大すると

立派です






ここはほんの少しのスペースしかないのであんまり休まずに進みます。すると…

実はこちらの方が槍がよく見えます。
そして休憩スペースも広い、、、と情報を仕入れてありました



ここで大休止。
ガツガツ栄養補給




水分は今回各自リュックの肩ショルダーにつけられるペットボトルホルダーを購入したので
いちいちリュックを下さなくても快適に水分補給
正解でした






ここで実は上で食べるラーメンの水が次男くんのリュックに入れられているということを明かされ・・・

みず、おもい、みず、おもい・・・と呪文のように唱えながら
一気にペースダウン(笑)

気の持ちようって大切ってことです








3時間ひたすら樹林帯を歩き
一気に高度稼いで息がしんどくなってきたなぁと思ったら

稜線に出ました!!









この景色を見ると俄然元気に








乗鞍、御岳まで見えて、昨日歩いてきた梓川沿いも見えます。
この後、あそこまで降りないといけないのかーっと思ったのは一瞬で忘れ去り
ひたすら写真撮影









穂高連邦が圧倒的な存在感で目の前に
左から前穂、奥穂、北穂
北穂のてっぺんには張り付くように山小屋があります
日本一高い標高にある山小屋
頂上まで25メートルだそうです









なだらかに登ったり下ったり
景色がいいと足取りも軽快









紅葉も進んでいてこういうスポットを見つけるとカメラカメラ。
なかなか進みません。








穂高方面の反対側、安曇野市方面は少しガスがかかってきました。








でも、穂高には雲のかかる気配すらなし








稜線に出て先に行ってしまった次男くん
蝶ヶ岳ヒュッテの前で青いリュックを枕に昼寝中でした








そして今回はガスバーナーを持参。
白馬岳の時はさすがにそんな余裕なかったので^^;

この後、コーヒーまで頂いてこの上ない至福の時間
頂上でこれをやるとあのつらかった登りを忘れてしまうのよね










空も真っ青で歓迎してくれてました。









2時間ぐらいのんびりして名残惜しいけど帰りのバスも気になるので下山の途に。
ヒュッテさんさよ~なら~









下り始めてすぐ素敵なカール。








池もいくつか出てきます。
風もなく水面に紅葉が映っていました。








ここには何やらたくさん動くものが!
おたまじゃくし? えっ今ごろ??おかしいよね。。。て思ってたら。







どうもオオサンショウウオの仲間らしい。
厳しい冬を乗り越えて生きているんだね~







こんなきれいな紅葉もこのあたりで見納め。








こちらもすぐに樹林帯に突入し、長塀山というもう一つのピークを通過。







時々こんなぬかるみがあって木の上を通って行きます。







しかし長い!!
ひたすらこんな道を2時間ぐらい延々と下る。。。。







やーーーーーーーーっと着いた、徳澤園。







実は下り始めてから長男くんがお腹痛い・・・と言い出して
結果的に空腹過ぎたようで・・・

とはいえ、登りから無茶苦茶食べてるんだが
それ以上に体力消耗してたのね。

ここでもかなり食べて、それでも痛い~って言いながら何とか上高地バスターミナルへ





河童橋を過ぎてすぐ!!!



沢渡行きのバス待ちの行列。
『最後尾でーす』と言いながらお姉さんがプラカード持ってました。





この数百メートル前に進んだところ、バスターミナルの施設が見えたとこ辺りに
平湯あかんだな駐車場行きの最後尾

しかし隣の列を見てたら文句は言えません。




ここで長男くん力尽き、、、
横のベンチでうずくまる



私がなんか食べるもん見てくるわ~とリュックを預けると
旦那『何でもええから食わせろ!!!!』



パシリのように何往復もして旦那や次男くんにも食料を届ける
おにぎり
フランクフルト
たいやき



『なんでそんなんなるん~???』
と言われながら何とか30分待ちぐらいでバスに乗車
ここは慣れた観光地。
ものすごい勢いでバスが来て、人を乗せては次のバスが後ろに待機して待っていました




バスの中で、一揃い持っている薬袋の中から
お腹痛の薬を『飲んどき!!』と言って飲ませる。






すると・・・




10分ほどで、『あれ、効いてきた』やって


も~~~~っっっとみんなに猛攻撃受けたのは言うまでもありません



それからというもの、食べ物をいるか?と聞かれて『いらん』という度
また『ハンガーノックになるで!!!』が我が家の決まり文句に





こけた子供が怪我した場所から出た血を見て泣き出すのと同じで
あの薬、何でも効いたんちゃうか?!というのが旦那の見解。

ったく。
今となっては笑える中学3年生の行動でした(爆)

ま、想像以上に登山って体力がいるんだという教訓にもなりましたけども←




【後日談】
少し落ち着いてから、長男くんが
『妖怪に憑りつかれたんや』
と言い出しました。確かに以前家にあった妖怪図鑑に載っていたと。

調べたらありました!
その名も『ヒダル神』

⇒⇒山道などを歩いている人間に空腹感をもたらす悪霊の類をいう。
  これに憑かれると歩いている最中に突然にして激しい空腹感、
  飢餓感、疲労を覚え、手足が痺れたり体の自由を奪われたりし、
  その場から一歩も進めなくなり、ひどい時にはそのまま死んで
  しまうこともあるという(Wikiより引用)

怖~~~~っ
まさにコレ!
よく覚えていたな、と感心する












横向きのままですいません。
標高約1000メートルを登って降りて、さらに下道を7キロ。
良く歩きました







あとから見たら、横尾→蝶ヶ岳のルートは「かなり急登」と書かれてありました
徳澤園から倍ぐらいの道のりを歩くのもかえってしんどいかな、と
話していましたがどちらも登ってみないと比べられないですね。








ここの山ではこの蝶のにしようと決めていました









去年は計画立てた2つとも雨
今年は2つとも晴れ

おてんとうさんに感謝して、今年のアルプス山登りは閉幕~





なにしろ受験生がいるもんで(と、さんざん連れ回しておいて言ってみる)

またみんなで登れるその時の為に、まだまだへこたれてられない私なのでした














上高地~蝶ヶ岳(1日目)

2015-10-05 14:31:22 | 



こんにちは


今年は6年ぶりのシルバーウィーク。
有難いことに、現在旦那さまのお仕事はお休みをいただける部署で・・・

去年は本当に休みがなかったので有難みが沁みます




夏、お盆休みに白馬岳登頂を果たした我が家。
調子に乗って(笑)また山行きの計画を立てました




昨年秋雨の中歩いた上高地をリベンジしに行き
そこから穂高を眺める特等席・・・蝶ヶ岳を目指すことになりました








1日目の予定は
京都~平湯温泉あかんだな駐車場~バスにて上高地バスターミナル~横尾(泊)







この日の宿泊地である横尾山荘が3日目の21日(月)しか取れなかったので
ちょうど朝の高速道路のラッシュも落ち着いてきてる頃だろう、と
超早起きはせずに6時ごろ出発


確かに思ったほど名神・東海北陸は混んでおらずスイスイ~
しかし!
いつも混む東海北陸道の2車線が1車線になる高鷲を先頭に6キロ!と
突然情報が出て、急遽郡上八幡ICで高速を降りる

ここから高山までは「せせらぎ街道」というほとんど信号のない快適道路があるので
混んでいれば絶対こっち
案の定スイスイ~

連休真っ只中で大型トラックもおらず予定より早いぐらいで高山到着
そして上高地に入るために今回は沢渡まで行かず平湯温泉の「あかんだな駐車場」に向かいました。



と、ところが・・・・
もう少しで駐車場ってところでピタッ



国道なので普通に安房峠超えていく車や帰ってきたバスが通れない。
バス会社の方らしき制服着た方がトランシーバー持って片側通行状態で交通整理。
もうごった返してる

係員の方にそっと聞くと「5,60台ならんでます。上高地から帰ってきた分だけ入れます!」




バスが帰って来るたび数台ずつ進む。
10時前には駐車場についていたはずなのにこれじゃいったいいつ入れるのか?
いや入れてからバスで上高地まで30分。
そこから10キロ先の宿泊先の横尾まで本当に着けるのか?!?!
さすがに不安がよぎりました。



長野県側の沢渡駐車場の方に回ろうかと思ったが一緒だと言われ
確かにトンネル料金を払ってまたバスで戻ってくるのもバカらしい。
待つしかない。。。




長い2時間でした




待つ、ということをまずしない我が家。
宿取ってなかったら絶対行き先変更してたはず←





それでもお昼ごろには帰ってくる方も一気に増えて加速度的に車の列が進み始めました。

中に入って驚き。
区画以外の通路にもここなら通れるでしょうって場所には停めまくってある
ここしか駐車場がないんだから仕方ない。





そして上高地行のバスもギリギリ補助席に座れて
上高地に入れたのが1時過ぎてたかな





昼前には余裕で着いて、途中で岩魚の塩焼きでも食べてのんびり歩こう・・・
という優雅な計画は吹っ飛び
ターミナルに着くなりおにぎりを食べながら歩くという

まぁ、なんとか暗くならないうちにつきそうだから良しとしよう
と言いながら歩き始めました







この景色を見ると人が殺到するのも納得。
日帰りでも見る価値あるよね~






有名な河童橋も写真を撮るのに後ろに並んでるっていう有様!

河童橋のライブカメラを見てくれていたじいちゃん、ばあちゃんにも
今いるよ~いたいたーっ
って見つけてもらっていざ出発









ビジターセンターを過ぎると最初のテン場
常設テントもあって、お風呂もあります。
でもこのあたりはかなり騒がしそう。











木に刺さった木。
5回ぐらい上高地来てるけどこんなのあったっけ?!








さっくさっく歩いてあっという間に明神館。
明神岳もくっきり。そびえてます。











明神岳って1つじゃないって初めて知りました。
これをぐるっと回るようにこの山の後ろにそびえる穂高連邦が見えるまで今日は歩かなくちゃ!









梓川の川音を聞きながら気持ちいい樹林帯をひたすら歩きますが
たまにこうやって開けます。
少し雲が出てきました。








徳澤園のテン場。
カラフル~
ここまで来るとだいぶ静かで下は芝生なので快適そうです。
子供たちがたくさん遊んでました♪

ここまでは来たことがあったのですが、これから先は初めての道。
もう少し先を急ぎます。









大きなアザミ!
見えなかった奥の山々が見えてきました。









横尾のテン場。
どこもテント満開!!







何とか4時半ぐらいに『横尾山荘』到着~♪

車がここまで通れるために快適な山小屋。
とってもキレイです



5時から夕食なのでお風呂は後回し!


夕食は人の多さを見越して時間前に早めに行ったので
1回転目でほとんど待たずに快適~
とっても美味しかったです




食べてからこれまたとってもきれいなお風呂でスッキリ!
石鹸は使えませんが、入れると入れないで全然違います!






それから少し探検しに宿の前に出て行きました。





泊まった宿。
いい雰囲気です。
8時ごろまで売店が開いていて賑わってました。






ブレブレですが、真っ暗。
夜のテン場もなかなか風情があります。
思い思いにガスバーナーで温めていろんなものを食べてらっしゃいました。

ああいう食事もまた美味しいんだろうなぁ。

しかし、寒い。

厚手のアウター(フリース)を着ててもジッとしてるとブルっときます。
秋も深まってきている感じでした。










因みに宿を予約している人は1人1つスキーヤーズベッドのようなカーテン付きの場所がもらえます。

予約なしの方は大広間で
「1つの布団に2人になる予定ですがよろしいですか?」
と受付で言われてました

よく多い時はそうなるって書いてありますが
その大広間の前を通らないと我々の部屋には行けないので
そんな状況を初めて見ました。

ある意味、すごいです。
尊敬します。

常に肩と肩が当たった状態。
隣が家族でも熟睡できませんよね。
恐るべし!
シルバーウィーク!
また新たな経験です。





わが家は快適なベッドで寝かせて頂きましたが、8人部屋で4人は知らない方。

1人と3人のグループでしたが、おじいさんのイビキが一晩中
そして1人の方が4時前からゴソゴソ…4時に出発して行かれました


ま、あんまり熟睡できると思わない方がいいですね。

次の日の体力を確保するために、体は休めておくといったところ。

さて、2日目ははいよいよ登山!
標高差1000メートル
登って降りられるのか!!?






2日目につづく