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遠海

母の眠る遠い海へ

つれづれと

2010-12-23 10:37:28 | 日記
妻は、人生がこんな風になっていけばいいと思って歩んでいる傍らで、僕は妻のことを裏切っていた。
その期間、妻は僕のほうを見ていたけれども僕はよそを見ていた。
妻がお金をためようとしている傍らでお金を使っていた。
子供たちのほうも、あまり見ていなかった。

近くにあるものの価値には、なかなか気がつかないものだ。
僕は、そんな近くにあるものの価値に気がつかずに、間違いを犯してしまっていた。
その後も、時間が解決するだろうなんて、安易に考えていたりしたけど、なかなか、時間は解決してくれなかった。

今、妻は僕のしてきた仕打ちを並べて僕を恨み、本来なら築いていたであろう未来が無くなったと落胆し、結果として、僕のことを苦しめる方法を考えたり、自分の将来を悲観的に見ている。
傷つき、傷ついた後に、さらに自分を自分で傷つけている悪い循環の中を歩んでいる。
消えない憎しみ、増して行く憎しみをもって、さらに憎む・・・。
僕がした仕打ちは忘れられないものだと思うが、今、傷ついた心をさらに傷つけているのは、妻自身の心なのだと思う。

主治医の先生に、「仕打ちを忘れることは出来ないでしょう」と言われた。
確かに忘れることは無いだろうと思う。
けれども、その仕打ちに捕らわれて、憎しみ、恨んでいるのではなく、時間をかけて過ちを赦し開放されてほしいと思っている。
決して簡単なことではないが、今の悪い心の循環を断ち切り、前を向く必要があると思う。

過去のことは常に頭をよぎり、憎しみや怒り、恨みが噴出すこともあると思う。
けれども、そんな思いに囚われたときに、どっちの方向に心を動かすのかを、決めるのは妻自身なのだと思う。

僕が最も望んでいるのは、妻が憎しみの悪い循環から抜け出し、家族4人での将来を切り開いていく道に目が向けられるようになること。
それは妻自身の「心」が全ての鍵を握っているのだと思う。

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