誠のまこと 

~小さな建築屋さんの出来事~

捨てコンクリート

2011-04-04 18:58:34 | 新築工事




誰が名付けたか、「捨てコン」。

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捨てコンは、型枠工事や配筋工事の工事をやりやすくする為のものであり、設計上、必ず必要なものではありません。(建物の強度には関係ない)

特に木造住宅の「布基礎」では、「ベース巾は規定より広ければ良い」との考え方のあり、砕石下地でも止め枠を施工するのは可能です。

なので、捨てコンを施工しない業者さんも結構います。それはそれで、その後の施工がしっかり出来れば良いと思います。

しかし、この捨てコンをしっかり施工する事によって、配筋(鉄筋)や止め枠の精度が良くなるのは事実です。

名前は「捨てコン」ですが、侮ってはいけない。まず、この捨てコンの高さで、その後の基礎高(建物の高さ)が決まります。

捨てコンの高さが水平でないと、基礎ベースの厚さもまちまちになってしまいます。配筋も波をうってしまいます。ベース下の鉄筋のかぶり厚さもまちまちになってしまいます。

捨てコンをしっかり施工する事によって、その後の基礎工事の工程がスムーズにいくと言っても過言ではないでしょう。見た目も良いし。

はずかしながら過去に、捨てコンをしっかり管理していなくて、その後の「高さ」に関して困ってしまった経験もあります。(基準高が高くなってしまって、玄関ポーチスロープが比較的急勾配になってしまった)

もっとも、やり方・掘削の段階から「高さ」をしっかり管理する事が重要なんですけどね。

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