まこねこまどかブログ

マンガ家まこねこの気ままな日記

十字屋の原胤昭

2017年03月17日 | 歴史

日本初のクリスマカードは、明治15年のリバイバルの時、銀座の十字屋が作りました。
今も十字屋は、ありますが、最初の創設者である原胤昭が、ミロル宣教師に勧められてクリスマスカードを作ったそうです。
明治7年に、お店を開いたときは、絵草紙とキリスト教の本を売っていました。
聖書は、ほとんど売れなかったそうです。
しかし、リバイバルの時には、聖書が飛ぶように売れました。
原は、幕末時代、今の警察のキャリア組である与力に13歳でなりました。
お姉さんが、平田神道の家に嫁いでいて、そこに国禁の書がいろいろあったので、内緒で借りて聖書も読みました。
明治の初めに洗礼を受ける時は、「警察に捕まっても、命が危なくても受けますか?」という質問に答えてから受けたそうです。
政府に批判的な自由党員の似顔絵を配ったという理由で、捕まりかつて自分が働いていた石川島に送られます。
そこで、チフスになり死線を越えますが、その経験から、刑務所の改善のために生涯を捧げる者となりました。
人生は、何が転機となるか分からないものですね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« セージ色 | トップ | ラナンキュラス »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

歴史」カテゴリの最新記事