日本の友達たちが、
「GWは11連休だ~わーい!飲むぞー!!」 とか
「GWでも休みなんかないもんね、ちぇっ。飲んでやる!」 と、どっちもどっちで何かと盛り上がってる時、
こっちは関係ないもんなー・・・などと思っていた。
が。
思いっきり関係があったではないか。
ダレス空港に迎えにいって、久々に見る顔2つ。
お母さ~ん!! 14時間のフライトのワリには、元気そうじゃん!良かった良かった。
妹よ。 お母さんをココまで連れてきてくれて、サンキュ。
我が家をホテル代わりに、そして私をツアーガイド代わりにすべく、
GWに休みが取れた妹と、年中暇人母が、遊びに来ました~♪♪
もう何度目になるんであろうか・・・ワシントンDCのツアーガイド。
東京は全然観光しなかったから未だにツアーガイドは苦手なのに、
ワシントンDCは回を重ねる毎に、効率的で臨機応変にツアーできるようになってしまった。
それにしてもいい青空! さすが 晴れ女 。(だから、自分で言うなって?!)
前日までは、彼女らが滞在する間は雨マークが取れなかったのに、
この日から滞在期間中は、ずーっと晴れ!!
というか、そもそも、おばあちゃんとお母さんも晴れ女なんだよなぁ。これは血筋か?!(妹は雨女だけど)
でも性格はそっくりな妹と母親、どっちも “次女” で、その典型タイプ?!
「おねーちゃんがいるから、なんとかなるわ。」っていう2人のお守りは、そりゃーもう・・・すっごい大変なワケで・・・。
その一片。
この後のレストランの予約時間に間に合わない、って言ってるのに、
ホワイトハウス隣の公園のリスが、我々に寄ってくる姿に喜び、なかなかこの場を離れない2人。
でも楽しんでる2人の後姿を見てたら、こっちも温かい気持ちになっっちゃって 「ま、いっか~~」(笑)。
ちなみに、そのレストランというのは、 「蟹を食べたい」 という彼女らを、連れて行きたかったお店。
その名も The Dancing Crab “踊る蟹”とな!!
ワシントンDCの中心地から離れ、「地球の歩き方」というようなガイドブックの地図にも載っていない場所。
でも、とーっても賑わってるお店で、中にはシーフードっぽい装飾に、有名人の写真が。
トム・クルーズの生写真だ!(って、別にファンではないけど)
さて。
ここは、蟹といっても、その何が有名かというと。
ハンマー に 前掛け を見れば、もうピンと来る?!
そう。
蟹を叩き割るためのハンマーに、飛び散る蟹の甲羅もろもろの汚れ防止の前掛け。
この辺りは “ソフトシェル”=柔らかい甲羅の蟹も有名だけど、
ここは “ハードシェル” という脱皮してからずいぶん経つ蟹を、木槌で叩き割って食べるのが有名なのだ。
しかも注文は ダース売り!12匹単位かよ~! の辺り、さすがアメリカンだ。
そんなワケで、相方と2人だけでは厳しいこのお店、大人数で行ってみたかったんだ♪
ちなみに、蟹の大きさは、小・中・大・特大 まで選べるので、我々は 大(large) を。
アペタイザーをつまみつつ待つこと数分・・・。
きましたーー!!
このボリュームに圧倒されて、妹・母・相方・私、みーんな、口あんぐり!!
でも、これでも、まだ9匹なんだとか。
「この後、また焼けたら、残りの3匹持ってきますね。」と店員さん。ひええぇ!なんかとにかくスゴイ!!
蟹には全体的にスパイスがまぶしてあって、いい香り。
けっこう後からじんわりくる味わいだ。
ここで、何も知らない相方は、このまま上から蟹を叩こうとする。
「待て待て待て待て!」 と、すかさず私と妹。
甲羅の分解の仕方は、幼少のころから飲兵衛父親に教わってきた我ら飲兵衛姉妹。
「そんな上から甲羅を叩いたら、ぐちゃぐちゃになっちゃうじゃん!」 と腹からパカっと割ってみせる。
もちろん、目的は2人とも 蟹味噌!!
でも・・・。
くすん。やっぱり蟹味噌は、ほとんどありませんでした。そうかーブルークラブは蟹味噌は無いかぁ。。。
気を取り直して、いざ食!
日本で蟹をホジホジしだすと、みんな無口になってしまうのだけど、
叩き割りの場合。
「痛っ!!おねーちゃんの叩いた破片が、こっちに飛んできたー、もう!!」
「うははーすまんね。(わざと♪)」
「あ!お母さん、蟹の足肉残してる!蟹だって命を落としてるんだから、ちゃんと食べてあげなきゃ!」
「だって、もうほじる肉ないんだもん~~。」
「うがー!面倒くせー!!」
「こら!あんたね、そんなテキトーに叩くんじゃない!破片が、お母さんとこに飛ぶでしょ!!」
なーんて、ワイワイ!!
とにかく笑いが絶えない、楽しい蟹タタキの時間なのだ。
ちなみに1~2匹か割ってると、コツもつかめてくる。ナイフを上手に使わないとね。
そして、甲羅が砕けたら、口の周りとか手とか、汚れるのは気にせず、かぶりつく!
むしろ 「汚く散らかして食ってやるぞ!!」 ってくらい大胆に食べるのが気持ちいいのだ。
そして完食。
ふいい~~~~。
この残骸の山を見ると、もう達成感たっぷり!!
そして
「ぷぷ・・・妹よ、ほっぺに蟹の甲羅ついてるよ。」
「おねーちゃんだって、髪の毛に甲羅ついてるけど。」
って、相変わらず。
日本の蟹の食べ方とは、まったく異なる叩き割り。
汚くても豪快に食べてなんぼ。
すんごい楽しかった~~!!
いや、お母さんと妹が一緒だったから、こんなに楽しかったのかな?!
何はともあれ、はるばる来てくれて、さんきゅーー。
それを店の中でやっちゃうところがアメリカなんでしょうね。
で、何飲んだの?
必須アイテムですね。
それにしても、食べたのはカニonly?
でも銘柄を忘れちゃいました。
ラガーだったんですが、けっこう美味しかったです。
最初に妹がピースしてる写真のがそうですが、なかなかの色合いで。
次に妹がバリバリやってる写真のビールは、母親に飲んでみてもらった「Hefeweizen」です。
しっかし、本当に豪快なお店でした。
ちなみに、このハードシェルを頼むと、テーブルにベージュの分厚い紙をしかれます。
「いくら汚してもいいよ。」って感じですね。
食べ終わったら、砕け散った蟹の破片も、この紙ごと、ぐるぐる、とまとめてポイっ。です!
叩くとやはり、ぐちゃぐちゃになるでしょう・・
やっぱ、叩かないでばらばらにするのが基本かと思います、それを貫いてほしかったなぁ(w)
でも、その辺のつまみはフツーでした。
って、漢字で書け、って感じですね(笑)。
ホントは牡蠣も食べたかったんですが、
まだ美味しそうな時期じゃなかったので、今回はやめました!
そうそう、蟹の甲羅、こんな小さな蟹でも固くて、
ホントに木槌がないと大変ですね!
ハサミじゃ敵いません~~。
また、塩粕漬けにしました。
この前、半額で買ったブルー(デンマーク・CASTALLO Blue)とゴーダーチーズを塩粕漬けにしました、煮酒さんのたっての願いで来週の土曜日に鳥取で食します。
殻ごとバリバリと蟹をムサボリ食う姿が浮かんでしまった(笑)
楽しい食事は、最高のスパイス!!
味も30%上増しですね。
わたすも来週からハワイだ~。
でも、周りの雰囲気により、
そんなチマチマやらずに、金槌でガンガンやるべし!
って思いまして(笑)。
とはいっても、本体の部分は木槌は使わず、手でバリバリと割れます。
木槌が必要なのは、ハサミのところくらいでしょか。