今でこそ、ドラマ「半沢直樹」が大人気で
ほとんどの人が知る “トキノヒト” となった 池井戸 潤 さんの小説は、
ほぼ全部、読んできた。
ドラマの原作、
「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」
も、もちろん以前から読んでたのだけど。。。
半沢シリーズの3作目、「ロスジェネの逆襲」をつい最近読んでたら
ふ…っと、ストーリーとは全然カンケーないところが、とっても気になってしまった。
ネタバレにならないから良いよね、書いちゃっても…
それは…
“居酒屋描写”
大概の場合、シーンが変わった時の冒頭に描写されるのだけど、
それがまた、やけに細かいのだ。
新橋のヤキトリ屋で、カウンターの端を陣取って
とりあえずのビールをやりながら…
神田の古い居酒屋で、部下たちと “湯豆腐” をつつきながら…
有名ビジネスマンになった旧友との再会は、気兼ねなく話せる
有楽町の居酒屋の “客同士の顔が見えない個室” で…
半沢がたまに行く馴染みの店は、換気扇からもくもく煙が吹き出してて、
サラリーマンが気軽に集う雑多な雰囲気…
“悪のお代官様と越後屋” のような人たちの密会場所には、
新宿の、伊豆の漁師が経営している、半透明のイカが美味しそうなお店…
そうそう、半沢の心強い同期&味方の渡真利は、
2杯目からはいつも日本酒を飲んでて、特に熱燗がお好きみたい♪
っていう、なんかこういう描写が妙にリアルなんだよな~~~。
コレって書く方も「知ってなきゃ」…というか
「好きじゃなきゃ」表現できないんじゃないかな…なーんて。
シーンが変わるごとにやってくる、この“飲みシーン”は
ストーリーの肝になることも多いから、
いっつもその情景を目に浮かべながら読んじゃう、それがまた楽しかったりして(笑)。
街の中のアスファルトの日当たりのよい道は路面から1.5mで39~40度、
名古屋西部の雑草の繁る我が家の裏庭で38度。
土岐・多治見は百葉箱の中で37度!
アスファルトの路面はフレンチの低温調理が可能かも?
池井戸潤と同年齢の池井戸フアンのゴルフ友がいて
年に3回ほどラウンドすると彼の話をよく聞かされます。
ゴルフ友は名古屋ですが、池井戸は八百津町の役場のある
久田見の出身で、岐阜県立加茂高校を卒業してk大ヘ
学部を二つ卒業して三菱BKへ、最初の任地が東横池上線の
長屋支店。このあたりの経験が町工場・中小企業の事情に
詳しいのかもしれません。
加茂高校は1980年に可児高校が出来るまでは
あの辺りの偏差値70レベルの高校のはずです。
現在は交通の便も良くなり、遠距離通学も増えて
60位だそうです。
美濃加茂・八百津は酒蔵の多い所、池井戸さんはどんな酒を
飲んでいるんでしょうか?
暑いのに長くなりました。 全て若い(私より)ゴルフ友の
受け売りです・・・・・・・・・
そんなに実家近くだったとは…。
池井戸さんのご年齢を逆算すると、
大学生~サラリーマン時代は、ちょうど「吟醸ブーム」とか「淡麗辛口ブーム」とか
そんなあたりでしょか。
そういえば、おじいちゃんは若い頃は地元で何を飲んでいたのかなぁ…
池井戸さんのサラリーマン居酒屋視点は
なんだか自分のツボにハマるといいますか(笑)。
まき((さんの)世界にも期待しています。(笑
楽しい~です。
私の世界は、もうこのblogでの表現で
いっぱいいっぱいで(笑)。
先ず最初に読むの何がおすすめ?
今時間あるから読んでみようかな。
食べ物の場面がリアルで美味しそうに書かれてると感情移入がスムースに行きそうだね。
まだ3つしかでてないので、
半沢シリーズが読みたかったら「オレたちバブル入行組」が一番最初でーす♪
それ以外のも面白いですよ!
「下町ロケット」とか。
あ、居酒屋表現が豊富なのは、
半沢シリーズです(笑)。
ノンフィクションではありますが、
実際にありそうな金融の世界の裏話などなどが
赤裸々に書かれていて、
面白いですよ~~~。