こおろ、こおろ

まぜまぜしましょ

折り梅

2004年05月28日 17時03分48秒 | Weblog
折り梅をテレビで放送するらしい。
原作は小菅もと子さんの「忘れても、しあわせ」。
痴呆症の画家、小菅マサ子さんとの日常をつづった記録です。


一人暮らしの母親が怪我したのをきっかけに、息子の家族と同居をはじめる。
が、同居してまもなく母親の変調がみられるようになった。
それから周囲はとまどい、苛立ち、失われる家族団欒のひととき。

いやがる母親を病院に連れて行くと、
アルツハイマー型痴呆症であることを告げられる。

仕事を続けたい嫁はヘルパーを雇って乗り切ろうとするけれど、
そう簡単にはいかない。
息子である夫ともギクシャクしてしまう。

しかし誰よりも傷つき、苦しんでいたのは母だった。
母は自分を見失う恐怖や苛立ちを嫁にぶつけていたのだった…。


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自分の親が、義理の親が痴呆症…。
面倒を見たいと思う一方で、逃げたいと思う。

心の中をみたわけじゃないけど、そういう気持ちがあっても不思議じゃない。

けど、痴呆症になったからといって人間でなくなるわけじゃない。
ちゃんと感情だってある。
正面からむきあうことで見えてくる“生きる”ということ。

公的施設に預かってもらうことでは得られないものがある気がします。

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