12/2(金)は、大阪国際会議場で
第61回日本新生児成育医学会・学術集会
教育セミナー(ランチョンセミナー)
新生児医療従事者にできること
↓
座長は仁志田 博司 先生(東京女子医科大学 名誉教授)
講師は白川 嘉継 先生(福岡新水巻病院 周産期センター長)
10:40、講師控室に入ると
既に白川先生は在室されていて
挨拶を済ませ
新水巻病院併設の助産院「ひだまりの家」で
骨盤ケアを担当している
成松助産師のことなどから、話題はスタート。
その後、最近知ったスーパー耐性菌 CRE
(カルバペネム耐性腸内細菌科細菌)について尋ねた。
久留米大学病院で、CRE感染症による、
死亡例があったことを知り、
「これが未熟児に感染したら大変だろう」
と危惧したから。
ところが、白川先生は
「CREはさほど怖いことはない。
もうNICUに住み着いている」と(@@)
「MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は
今は激減した。あれが多かった頃はまだ良かった」
「それに替わって、もっと怖い耐性菌が
いろいろ広がって、中でもエリザベス(…?) は
1晩で赤ちゃんが亡くなってしまうことがある」
と(@@)
私は今から30年近く前、大学病院勤務時代
院内感染防止対策・ガイドライン作りの
担当をしていて
耐性菌との戦いには
ほとほと嫌気がさしてしていた。
なのに、あの時代が「まだ良かった」
と言わしめるほどの現実…(-"-;
そんな中で
健やかな母子の心身を育むために
尽力されている白川先生に、改めて敬服。
そうこうしているうちに白川先生は
パワポデ―タ受付に出て行かれ
数分もしないうちに
仁志田先生が入って来られた。
私は院内感染対策と母子同室制についての
論文を集めて、読んでいた時に
最も納得できて参考になった論文は
仁志田先生のものだった。
その頃から、仁志田先生は私にとっては
「雲の上の小児科医」だった。
そんな話をしながら、光栄なひと時を過ごした。
白川先生が帰って来られないが
「撮りそびれては…」と
青葉社長・仁志田先生・私とで、早めに記念撮影。
↓
デ―タ受付に時間がかり
ようやく帰室された白川先生と
3人でゆっくり話をする間もなく、会場へ移動。
私は今回初めて、教育セミナー共催社要員として
お弁当をいただき、聴講もできるという
有難~い機会に恵まれた。
白川先生のお話は盛りだくさんで
低出生体重児の出生率と
生存率が改善し
発達症は増加していることについて
様々な面からの対策の必要性を
パワポを使って解説された。
子どもの発達には
父親の年齢も大きく関与していることや
点滴チューブなどに使われている
プラスチック軟化剤であるフタル酸エステルが
注意欠如多動症と関連することなど
ショッキングなお話が満載だった。
終盤、「ひだまりの家」での
お産や母子の映像がたくさん紹介され
最後に
「助産院での早産防止に、トコちゃんベルトが
役立っている。これしかない」
「妊産婦を支えるグッズの一つとなっています」
と結ばれた。
講演終了後、白川先生とツーショット
このセミナーの講演要旨集はこちらでお読みいただけます。
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