某インスリンメーカー様の「インスリン50年賞」がありますが、今、受賞される方々は、その50年間、大変なご苦労があったわけです。
正直、経済的なことや、親御さんの熱意や努力、掛かった医療機関の『運』、全部が揃っていなかったら、リリー賞(インスリンを用いてのDM治療を50年間続けた=生存できたことを讃える賞)の受賞は難しかったんじゃないかな・・と思っています。
ですが、例えば、今年発症したお子さん達は、たぶん、DM以外の理由は別として、50年後も生存しているでしょう。
そー思えるほど、インスリンの種類も性能も上がってきているようです。
インスリン以外の治療も、耳にする昨今ですしね。
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さて、いつもなら「歳の話はするなー」o(`ε´)〇゛が口癖のmyでございますが、1型シニアについて考えてみました。
1型患者が年老いて、自分で射てなくなった時、一体、誰が、インスリン注射をしてくれるのでしょう? インスリン量を決めるのでしょう? (ま、そのころ、厳格なコントロールが必要とは思えないけど・・)
親に、インスリン注射してもらっていた患者さんも、そんなころには、親はいません。
パートナーが、子供が、医療施設が、インスリン注射してくれるのでしょうか?
「それを考えると、夜も寝られなくなっちゃうのよねー by 三球(←古い? 元ネタ、わかります?)」とは言いませんが、憂いに思う事はあります。
また、自分の老後のことだけではなく、親の介護問題もあります。
私は、親兄弟にもカミングアウトしなかったので、いまだに、ダーリンの実家では、誰も知らないです。
特に、私は、「丈夫が取り柄」な嫁なので、これからのことを考えると弱ったなーと思う事も、少なからず、あります。
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ご承知のように、今現在、老人ホームとかの介護施設では、インスリン患者の受け入れはしてもらえません。
もしも・・が重なった時、私の最期の日、誰が、インスリン注射をしてくれるのでしょうか?
私が発症してから、ダーリンは、私より遅く逝く・・と言っていますが、年上のダーリンが、女性の平均寿命より長生きしてくれるでしょうか?
今、小児の患者会や、ヤングの会の活動はありますが、今の医療なら、きっと、シニアの会が必要になるように思います。
ですが、私は、成人発症で、今の「ヤング」と冠の付く患者会に抵抗を感じたのは事実なので、年齢で囲いを作る患者会は好きになれません。
年代による抱える悩みや、共有しやすい想いは理解できますが、病気の辛さは一緒だと感じています。
1型も、2型も。 SPも、劇症も。 小児発症も、成人発症も。
50年後、一緒に、壇上に登りましょう。