*金子みすゞ忌、仙崎の蒲鉾に久しくありついてないなぁ。
どうも最近は週日週末関係なしに、3時台は白川夜船、4時台にようやく目を覚ますのが常態化してますなぁ、今朝も名が覚めたら4時20分。
朝のお勤めは順調、それはエエんやけど、新聞を取りに出たら、雲の多い空やのに冷え込んでて、中々そう易々とは春になってくれんねぇ。
今日は民博に映画を見に行く事にしてまして、その映画というのは、
開館40周年記念 みんぱくワールドシネマ 映像から考える<人類の未来>
第40回上映会はフランス映画「ディーパンの闘い」を上映します。
戦火のスリランカから逃れ、フランスで新しい生活を始めた“偽装家族”を通して、難民の状況について考えたいと思います。
「ディーパンの闘い(Dheepan)」
2015年/フランス/115分/フランス語・タミル語・英語/日本語字幕付き
【監督】ジャック・オディアール
【主演】アントニーターサン・ジェスターサン カレアスワリ・スリ二バサン
【映画解説】
見ず知らずの女性と少女と家族を装い、内戦下のスリランカからフランスに逃れた元兵士の、孤独な奮闘を描く重厚な人間ドラマ。反政府軍として身を投じた激戦で妻子を失い、名前を“ディーパン”と改めた彼は、行動をともにする偽装母娘と難民審査を何とか切り抜け、パリ郊外の団地で管理人の職を得る。言葉も解らず不慣れな土地で、実の家族として振る舞う息苦しさや苛立ちから、何かと三人は衝突するが、向上心いっぱいに新生活に順応する娘に、大人たちも感化されていく。親愛の情が育まれる中、祖国に葬り去ったはずの過去や、都会の片隅に巣食う暴力が、彼らに襲いかかる。社会の混沌をえぐる意欲作で、国際的に賞賛されるフランスのジャック・オディアール監督が、深刻度を増す移民問題を背景に、心身に傷を負う者同士が不器用ながら再生に向かう軌跡を、繊細かつ力強く映し出す。理不尽な現実にも自らの信念で立ち向かう猛者の気骨が、観る者の心を鷲掴みにし、カンヌ国際映画祭では最高賞のパルムドールが授与された。
(映画評論家 服部香穂里)
【司会】鈴木紀(国立民族学博物館准教授)
【解説】杉本良男(国立民族学博物館名誉教授)
主 催:国立民族学博物館
【以上、参照及び引用元:国立民族学博物館HP】
往路は自宅を7時45分に出て、独航船で民博まで歩き、復路カミさんと一緒には山田駅から電車で先程帰宅。
今宵は仮更新でご勘弁いただき、可及的速やかに追記再更新する心算ですのでよろしく。
そんなことで仕切り直しです。
自宅から阪急電車宝塚本線の高架を潜り、商店街を抜け、国道176号線を東横断、桜塚高校前で8時、曽根箕面線中桜塚交差点から豊中3中南側へ。
大阪府道2号大阪中央環状線(旧道)を東へ、市道神崎刀根山線を八坂橋交差点で渡り、熊野町経由二之切公園西の信号で8時30分。
阪急バス千里営業所前を9時に通過、府立弘済院南側を通り津雲橋北詰、府道129号南千里茨木停車場線経由自然文化園西口に9時25分着。
9時半の開園を待ち、西大路広場から上津道を辿り、途中エノキの木肌に付いた傷跡が色々な物に見えて面白いので撮影して、民博着10時5分。
整理券配布まで時間があったので、企画展「現れよ。森羅の生命― 木彫家 藤戸竹喜の世界」 の2月15日に展示替えされた作品を見に行きました。
頃合いの時間になったので講堂前で整理券14番をゲットし、タミル関連の映像資料「南インドの儀礼と音楽ータミルナード州」を視聴。
まだ昼食には早いと「アカ族の生活」を視聴、タイ国チュンライ県メーサイの映像が懐かしかったですわ。
地下の”くつろぎスペース”で昼食を摂り、開館40周年記念特別展「太陽の塔からみんぱくへ― 70年万博収集資料」を見に特別展示館へ
映画の開場時間が迫ったので講堂へ行き、中段中央西寄りの席を確保し座ろうとしたらカミさんが登場、開場5分前に来てたんやて。
カミさんは地域の会合が有ったんで、後から電車でやって来て、会場で合流する事にしましてん、これは中々エエ方法でしたわ。
肝心の映画は良かったですわ♪どう納まりが付くのか?と気を揉んでたら、終わり良ければ総て良し、最後はハッピーエンドでホッ。
映画の中で時々現れるゾウの映像はヒンドゥ、主人公がターパンと名を改める前の名前はキリスト教徒風で監督自身の投影を思わせましたね。
終盤近く、偽装の妻を救出するため、ターパンが単身、麻薬密売組織に戦いを挑む場面では、つい感情移入して心中で声援を送ってましたわ。
スリランカの圧倒的多数を占めるライオンを祖とするシンハラ人、トラをシンボルとするインド・タミール人、スリランカ・タミル人。
この映画を見た事で、スリランカ内戦の判り難かった複雑な様相が、少しは理解できたような気がしますわ。
夕日の中を3Km足らずのお散歩をして、山田駅から電車で帰宅、盛り沢山に楽しめた土曜日でした。