この夏、福島で西本智実さんと福島の方々の交流会を企画させて頂きました。
昨年、大規模な「楽器を持って集まろう」という、未だかってやったことの無いような、半分無謀な演奏会を企画し、それに力を貸して下さったのが指揮者の西本智実さんでした。
日本中から、(いえ、台湾からも)楽器を持って皆さんが福島応援の為に集まりました。そして300名近くの方々が1つのオーケストラになって演奏を致しました。 練習は無し、前日と当日午前のリハーサルのみ。
それでも本番は涙が出るくらい素晴らしい演奏でした!
今年の春、西本さんはヴァチカン国際音楽祭から招聘されての演奏会が決まり、この11月に法王さまの前で演奏致します。アジアから初めての指揮者が枢機卿の前でミサ曲を演奏致します。
その際に福島の方々の思いを一緒に届けたいと、急遽の交流会企画となりました。
時間も無かったので本当に福島の方だけ、それも昨年学校を上げて出て下さった福島第一中学校の管弦楽部の生徒さんを中心にしたアウトリーチ的なワークショップの形式でした。
しかし、そこで西本さんと中学生の方々50名との交流が生まれました。 傍で見ていてとても素敵なピュアな出会いでした。
西本さんがタクトを振ると音が変わるのには驚きでした。
第一中学校の生徒さん達はその後、無事に地区大会を1位で通過したとの報告にもとても嬉しかったです。
先日、帰宅すると大きな封書が届いておりました。
第一中学校の管弦楽部の佐藤先生と生徒さん達からのお手紙がいっぱい入っておりました。
ヴァチカン前に西本さんへ届けて下さいと書かれてありました。 (涙)
早速西本さんへお届けし、届けた証明に写真も撮って頂き、今度は生徒さん達へ写真をお贈り致しました。
そして、一昨日、西本さんのブログに第一中学校の生徒さん達へのコメントが載せられておりました。
生徒さん達から西本さんへ、西本さんから生徒さん達へ、こうして8月の1日だけでなく、交流が生まれて行くことに私は感動でした。 そこに携われたことに感謝です。
西本さんのコメントの最後に「また会いにいきます!」と〆られておりました。 涙です。
生徒さん達にとってはきっと忘れられない思い出になることでしょう。
来月のヴァチカンにこの想いを持って臨みたいと思います。
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