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愛しのロニー/My Dearest Ronnie

LONG LIVE RONNIE JAMES DIO。永遠にあなたを愛しています。

サイモン・ライト ロニーとの最後のライブは

2012年01月18日 21時16分22秒 | Memory of Ronnie
また色んな人たちがロニーとの思い出を書き綴っていますが、その中でサイモン・ライトの文章がぐっさり刺さったので、紹介してみます。

「辛いライブ」

俺達が最後にロニーとやったライブは2008年6月21日にスペインのビルボアで行なわれたフェスティバルのショーだった。あの会場はビルボアの町から山を登った高地という変わった場所に設けられていた。俺達が車で登っていくと、マイケル・シェンカーが演奏しているのが聴こえてきた。クリス・スレイドのドラムも聴こえてきて、音はバッチリだった。ロニーはやる気満々だった。俺達は彼がこのショーを終えたらHeaven & Hellのレコーディングとツアーに入るのを知っていたから、みんな素晴らしいショーにしたいと思っていたし、そうすることができたと思う。長年ツアー・マネージャーを努めていたロジャー・サマーズは、ロニーがセットリストをもう少し大きくしてステージに貼ったらどうかと言っているのを聞いていて、大きくしたセットリストをあちこちに置いていたことも思い出すよ。言うまでもなく、あれは最高で特別に大切なショーになった。

「辛いライブ」というタイトルは、俺達が2011年7月2日にスペインのビルボアでDio Disciplesとして出演したライブのことだ。このバンドで最初に演奏したのはモスクワだったんだけど、物凄く大変だった。仕事モードに入った途端に、曲に集中できなくなってしまうんだ。だけど滅茶苦茶になったりはしないよ。だって全部ロニーの曲だからね。

俺達はビルボアに入る前まで、イギリス、ドイツ、フィンランド、ロシアでファンたちと会って最高のライブをしてフル稼働していたのに、突然自分たちがどこにいるのか気が付いたんだよ。ここは俺たちがロンと一緒に最後のショーをやった町だってことに。会場の裏手には荷物の搬入場所に続く外階段があって、その階段に座ったクレイグとスコットと俺から遠く離れた場所にあの山があった。

俺達は素晴らしい演奏をしたよ。だけどあの日はひどい一日で実に「辛いライブ」だった。

- Simon Wright (DIO-Drums,1998-2010) To my friend Ronnie, R.I.P.



この文章、私はどうしても涙を止められません。
H&Hに行ってしまうロニーを送り出すメンバーたちがどんな気持ちだったのか。
まさか最後になると思っていなくても、行ってしまうロニーに複雑な気持ちだったでしょうね。
この山のある風景が目に浮かんできます。
そして彼らが強くロニーを愛していることが感じられて、それがとても辛いですね。
ロニーと最後にライブをやった町だと気づいた時、同じ山を見た時、最後になったライブのことを思い出して、今ここにロニーがいないことをひしひしと感じたでしょうね。

いつまでもいつまでも、ロニーがいないことが悲しいんだなあ。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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こういうのを読むと (Dendera)
2012-01-19 11:20:52
やっぱり辛いですね。
情景や心情を思い浮かべると、胸が痛くて息苦しくなりました。
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本当は (Riko)
2012-01-19 21:52:06
辛くなりたいわけじゃないんですけど、この文章には立ち止まらずにいられませんでした。
こういうことをちゃんと覚えていて、痛いほど感じてしまうDIOのメンバーたちがとてもいとおしくて、同時に不憫でならないです。
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