愛しのロニー/My Dearest Ronnie

LONG LIVE RONNIE JAMES DIO。永遠にあなたを愛しています。

ダグ:ロニージェイムスディオ未発表曲は俺が持っている

2017年08月30日 20時22分30秒 | DIO

仕事が暇だとブログの更新ができるなあ。。。ということで、ちょっと私からするとびっくりなニュースが入ってきたので、日本語にしてみました。

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2002年から2006年までの短い期間DIOのメンバーだったダグ・アルドリッチは、未発表のロニー・ジェイムス・ディオのデモ音源があることを明らかにしている。その問題の曲は2000年にDIOがリリースした”Magica”の続編”Magica II”のセッションの間に作られたもので、未完成のまま2010年にロニーが亡くなってしまったという。”Magica II”用に書かれた”Electra”という曲は2012年の"The Very Best of Dio Vol 2"に収録されたが、アルドリッチによればこのセッション中に出来た曲はまだあるという。

「俺は誰も聴いたことが無い未発表のロニーのデモを持っている」アルドリッチはRoppongi Rocksにこう語っている。「このことはウェンディに伝えたんだけど、多分忘れてしまったんじゃないかな。でも彼女には’‘俺が持っているからね。この曲のことがいつも頭から離れないんだ“と言ったんだよ。あれは彼が’Electra’を書いていた頃だ。俺は曲にギターを入れていたんだ。俺たちはいくつかあった彼の曲の構想の間を跳ね回るように作業をしていた。’Electra’をやる前に彼はこの曲を作っていたんだけど、それを俺に渡して、’これにソロを入れてくれないか?'と言ったんだ。俺はその曲にソロを加えて、彼の家まで持っていったんだ。そしたら彼は’いやいや、違うんだ。’Electra’という新しい曲のアイデアが浮かんだんだよ’と言うんだ。だからその時はその曲は聴きもしなかった。結局彼はそのソロを聴いていないと思う。俺たちはその後に控えていたツアーのプロモーション用に1曲を完成させることにだけ集中していたからね。俺はまだホワイトスネイクのメンバーだったけど、彼にはこう言ったんだ。’デイヴィッドとうまく話をつけてくれれば、俺はあなたと一緒にツアーに出たい’って。彼のほうから頼んできた話だったからね。彼はうまく話をつけてくれたけど、その後病気になってしまった。だけど忘れられない曲があるんだ。なぜって歌詞が・・・。それに彼はヴォーカルを重ね録りしてるんだけど、実に奇妙な感じなんだ。どこかの時点で、表に出さなければいけない。俺がミックスを持ってるんだ。実際に俺がレコーディングに参加したんだけど、ロニーがベースとリズムギターを弾いていて、ヴォーカルも入れているんだ。それにドラムマシンもね。いつか(表に出さないと)」

CrypticRock.comとの2015年のインタビューの中でアルドリッチはこう述べている。「本当にわずか1年ぐらいしかいなかったんだけど、その年に俺たちは’Killing the Dragon’(2002)を作った。俺はその中の数曲を書いてアルバムに貢献することもできた。いい出来栄えだったよ。その年は色々とやった。アルバムを作って、たくさんツアーをやって、'Evil Or Divine - Live In New York City' [2005]というlive DVDにした。それから俺はホワイトスネイクに参加したけど、DIOにも戻ってきていた。2005年には何回かツアーがあったからね。’俺と一緒にツアーに出てくれないか?’とロニーが言ってきたんで、’もちろんだ、デイヴィッドとちょっと話さないといけないけど'と答えた。デイヴィッドは’イイネ、でも必ず戻ってきてくれよ’と言ってくれたよ。俺たちは新曲の話をしていたし、彼は俺と袂を分かつつもりはなかったからね」

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いや、これは初耳ですよ。驚きです。あの頃はダグとKilling the Dragonをリリースした後、クレイグとMaster of the Moonを製作して、ツアーではダグとクレイグが出たり入ったりしていましたよね。ダグの在籍期間が2006年までとありますが、実は2009年の11月からのツアーはダグが参加することに決まっていましたね。クレイグがBudgieというバンドにも参加していて、このツアーと予定が重なってしまったので、ダグが参加で決定していました。・・・思い出してしまったな。私はまさしくこのツアーの初日から参戦しようとチケットを取り、イギリス行きのフライトもホテルも押さえていたんだった・・・。そして出発の4日前に全ツアーキャンセルになった・・・。

ギタリストは出たり入ったりだし、ベーシストもジミーがアメリカから出られなくて代わりを立てていたり、挙句バンドを離れてからはジェフピルソンでレコーディングをしてから、ルーディサーゾでツアーをしたり。これだけでもロニーは相当しんどかっただろうなと思います。軸足がサバスに移っていたから、DIOは段々と懐メロツアーの様相になっていたけれど、常にMagica IIそしてIIIに取り掛かっていて、リリースしたいと強く思っていたんですよね。

Electraは最初ロニーの死の直前にTournade Box setの中で発表されましたよね。2010年に。

クレイグじゃなくてダグがレコーディングしたものが最後のシングルになるとは驚きでした。そしてKilling the Dragonのレコーディングにも参加できなかったルーディがベースを弾いた唯一の音源だということも。

DIOがこのメンバーでバンドとして腰をすえてアルバム製作ができていたら、Magica IIはもしかすると出来上がっていたかもしれませんね。

でもダグとルーディは臨時雇いみたいなものだったし、ロニーはMagica IIの構想も音入れも全部一人でやっていたわけですね。

そもそもロニーは何もかも一人でやりすぎなのよっ!バンド全員で製作して、腕利きのプロデューサーが入っていたら、すぐ出来たんじゃないかと思うわけです。

 

そしてロニーのPC内に残っている音源をクレイグが作業しているという話をずっと聞いていたので、それはどうなるのか、ヴォーカルは入っているのか、気になっていました。でもほぼ完成している曲があるとは!しかもダグで!クレイグにしたらよりによってこの時期にバンドにいられなかったことは、悔やんでも悔やみきれないかもしれませんね。

それにしても「だって歌詞が・・・」っていうダグの言葉は何なんだ!? 歌詞が何なのか?奇妙な感じの声でどんなことを歌ったんでしょう?気になるし・・・。いつも頭から離れないほど気になってるなら、もっと早く言ってくれ、ダグ!

てか、ベースもリズムギターもロニーが弾いてるってー??もう絶対に聴かせて欲しい。

Magica IIのセッションをダグとやってたっていうこと自体、私には驚きなんですけどね。なぜってMagicaを作ったのはクレイグとだったし、暗黒時代からRainbow回帰した時にロニーのファンタジー構想を的確に音に起こしたのはクレイグだと思っていましたからね。ロニーのファンタジー癖を最大に愛しているのはクレイグだったし、歌詞の隅々まで把握して、ロニーを唸らせるほど理解していたわけですから。

何にしろ、早くリリースしてくれー!!

ウェンディが一向に思い出さないから、インタビューで公にしたってところでしょうかね。ホログラムよりこっちのが大事だよ、ウェンディ。

 


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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (Ucom)
2017-11-28 13:15:12
数ヶ月前から、ロニーの良さを再認識して🤘、ここのところ、ずっと聴いてます🎶レインボー時代から、歌が上手くて声がいい人とは思ってましたが....今まで聴いてなかったことが悔やまれます😭
未発表曲、聴きたいですね💕
ホログラムのライブもどんな物なのか、興味ありです🤗
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>Ucomさん (Riko)
2017-11-29 20:46:55
初コメントありがとうございます。
歌がうまくて声もいいですよね。ロニー♪
レインボウの情緒やリッチーが好きな人は、その後のロニーを聴いていないという人も多いですね。
レインボウの後は、どんどん歌い方も曲調もラウドにヘヴィになっていきますが、情緒と艶を同時に併せ持って、独特の世界観の歌詞を表現する稀有な人だと思います。是非ハマってみて下さい。
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Ronny最高🤘 (Ucom)
2017-12-02 23:09:23
そぉですね、レインボー時代と比べると、気合の入った歌い方ですね😄カッコいいです👍時々入る"うっ!"とか"イェーィ!"の言い方は、ちょっとおもしろいです☺️元気になります🌟
バビロンとキルザキングは、数十年聴き続けていますが、今、sunset super man とTVcrimesがお気に入りで、リピート中🎶

いつか、ブルガリアにあるロニー像、見に行きたいです💕
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>Ucomさん (Riko)
2017-12-11 16:46:56
そうですね。ただ実際に歌ってみると、レインボーの曲の方がハードなことが多いと思います。
キーが高め(Gが好きなリッチー)かつ低音から高音までレンジがフルで、曲自体が長いものが多いですね。
そしてコージーの26インチツーバスを初めとして、特大シンバルに至るまで何しろドラムの爆音さで言えば、DIOの比ではないです。
それを基準として、ギターと同じ音量で鍵盤が鳴るのです。DIOもサバスも鍵盤は装飾音でしかないですから、
この中に当時イヤモニもなくモニターだけでヴォーカルとして超爆音のただ中に立ち、声を通すというのは、超人的な能力だったと思います。
つまり声は完全に楽器のひとつだったんですね。
歌い方だけを取ると、レインボー後にどんどんハードになっていますが、曲自体が歌モノになっているので、息つく間もなく歌うという点ではハードですが、トータルで考えるとレインボーを歌う方が断然タフだ、と私は思います。ハイ
歌を中心に聴けて聴きやすいという点で、DIOやサバスは面白いし、まったく別物ですよね。
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深いですね (UCOM)
2017-12-14 23:45:26
詳しい解説ありがとうございます。勉強になります。

レインボーは、リアルタイムで、少し聴いてたと思いますが、当時はLED ZEPPELINに夢中でした・・・ロニーは声はいいけど、PV観てがっかりした記憶があります・・・
兄がヘヴィメタ好きでDIOも聴いていたので、なんとなく聴いてはいたけど、当時、ヘヴィメタは好きではありませんでした。(今もロニー以外、ヘヴィメタ聴きません)

今見ると、レインボーのミュンヘンのロニー、カッコイイと思います。衣装もカワイイです♫あの衣装(パンツが星と月柄)のロニーのフィギュア購入しました、顔が似てなくてギョッとなりました、誰??って感じです・・・ロニーは、ハード過ぎるものより、少しソフトな感じの衣装がお似合いかな~と、袖が広がったタイプは、小柄なロニーにお似合いですね♥

DEEP PURPLEのオーケストラのコンサートでのロニーの出過ぎない控えめな立ち振る舞い、優しそうな笑顔、とっても素敵ですよね、何度も見たくなります。Sittinng in a Dream のような曲をもっと歌って欲しかったです・・・
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>UCOMさん (Riko)
2017-12-17 17:31:13
ロニーは生前、ソロのロバートプラントもよく聴いていると言っていましたよ。
元々、R&Bやポップスを歌ってましたし、ビートルズの影響を受けたことも話していますね。DIOのライブでは、「この会場は○年前にdeep purpleがライブをしたんだ」てなMCをしてたりするし、パープルのヴォーカルになりたかったという思いもあるのではないかと思います。だからあのオーケストラのライブは緊張しつつも嬉しいものだったんじゃないでしょうかね。
99年の時はDIOでMAGICAのレコーディングと被る頃じゃないかと思うのですが、MAGICAの中にもSitting in a dreamに通じるようなしっとりとした重めの名曲がありますよ。

ロニーの衣装の好みは最後まで一貫していたと思います。袖や裾が広がっていたり、フリンジが付いていて、胸元がV字で編み込みが入っている。どの時代を見ても好みが同じです。レザーになったり、赤くなったりするだけなんですよね。ファンタジー、中世、騎士、この辺りのコンセプトは生涯変わらなかったですね。あ、レインボウ以降は、という意味ですが。それとDIOの暗黒時代とサバスのdehumanizerツアーは、黒い布ならなんでもいいという地味な井出達でしたね。TV CRIMEなどはライブでも秀逸ですね。円熟期で物凄い熱量ですね。
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驚きです (UCOM)
2017-12-20 01:01:30
ロニーがロバートプラント聴いてたとは驚きです!

LED ZEPPELINは大好きなのですが、解散後、しばらくロバート、ジミーのそれぞれの活動を追ってましたが、だんだん聴かなくなりました。最近、知ったのですが、ロバートは、早い時期に喉を痛めたらしいですね。ZEPPELINの最後のアルバムで、すでに衰えが感じられました。

年を取ると上手く歌えなくなる人が多いですね。2013年のDEEP PURPLEの映像、ボーカルが下手過ぎて誰??と思って、よ~く見たら、もしかしてイアンギラン?主人は、その頃のライブを見に行っっているにも関わらす気づかずに、「誰だ?ググって!」ググったら、やっぱりそうでした、当時、68歳ですね、多分。

そう考えると、やっぱりロニーはレジェンドですね、素晴らしい歌唱力、全盛期のロバートプラントとロニーと比較して、ロニーの方が上手だな~と私には聞こえます。なので、ロニーの方が好きです♪

MAGICAはまだ聴いてないので、聴いてみますね。ただいま兄のCDを借りてぼちぼち聴いてるところです。兄はグラハムボネットファンですが、ロニー関連も16枚持ってました、(そこそこファンですね)

ELFのNevermore、QUEENに似てると思いました。QUEENファンの主人に聴かせたら「ELFがQUEENの真似をした。」というので、ググってみました、この曲の発売当時、QUEENはデビューしてなかったので観念したようです。ELFもなかなかいいですね、そのうち、よ~く聴こうと思います。

ブラックサバスの時の衣装で、袖だけ赤くて広がっているの、シルクかサテンっぽい生地、あれ、すっごく似合ってますね♥太ってたら、似合わないですね。
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>UCOMさん (Riko)
2017-12-21 15:03:16
楽しい時間を過ごされてているようでなによりです^^。
楽器と違ってヴォーカルは自分の身体が楽器なので、衰えていくのはある程度仕方がないんですよね。
早い年齢で声が出なくなっていく人は、やはり無理なシャウトが多かったり、発声方法がよろしくない場合が多いです。
ただし胸式発声をするクラシックなどの特殊なケースでない場合、声は必ず喉を通過しますから、
ワールドツアーで毎晩のように長時間歌唱するヴォーカリストは、どうしても喉がやられるのは避けられないんですよね。
若い時は喉からの発声で、独特な色気のある声を魅力として活躍する人は多いですが、晩年はしんどいですね。
ロニーは元々トランペットやトロンボーンを幼少時から吹いていて、ジュリアードへの推薦入学が決まっていたくらいでした。
吹奏楽を極めてきたので習わなくても、体幹を使った腹式呼吸が自然と出来てしまった為に、あれだけの太くて安定した声を喉をあまり痛めることなく出し続けることが出来たのですね。
でも声にディストーションをかける独特なロニーの歌い方はやはり喉を使うので、66歳まで大音量でピッチを外すこともなく歌い続けることが出来たのは、強靭な喉を持っていたということができます。でもコンデションが悪そうな時は高音を避けた歌いまわしをしますし、ものすごい歪みをかけた声を強烈に出した直後はすぐに高音が出なくて声が揺らぎます。でもロニーのすごいところは、ダミ声を出したり、ドシャウトをしても、ものの1分もしない内に声が回復してしまうところですw。でも91年からサバスに戻ってからのシャウトしっぱなしの曲や、その後のDIOでもしばらく同じような歌い方をする時期が続いたので、あそこで完全に艶声を失いましたね。色々と心に屈託があったのでしょうね。怒りを吐き出すような、背中まで痛むような歌い方を続けていました。
もちろんその後も声は出ているのですが、声質が加齢とも相まって、変わってしまいました。

ロニーは吹奏楽器を極めていた為に、耳椎あたりや胸や頭など声が当たる部分で自分の音程が確認できていたのだろうと思います。
だからモニター環境が最悪でも、イヤモニが存在しなくても、半音も外すことなく歌うことが出来た驚異的な人です。
ただし歌がうまいからいいのではなくて、好きになるのはそのアーティストの個性に惹かれるからですよね。
たとえ年を取って声が出なくなったとしても、最盛期に魅力的で唯一無二の世界観を作り出したロバートプラントは、そのままで最高でいいと思うんですヨ。

ELFのNEVERMOREがQUEENのNEVERMOREに似ている件は、わりと有名な話ですね。
どちらも名曲ですね。
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あけましておめでとうございます🎍 (Ucom)
2018-01-03 07:51:07
今年もよろしくお願いします🎍

Ricoさんのおかげで、ロニーがどんな人だったかわかり、人として尊敬できる魅力のある人だったんだなと💕🍀

今年初めて、ロニーを聴きながら穴八幡宮に初詣に行き、一陽来復御守ゲットしました✨これで金運UP⁉️

YouTubeで、ELFがZEPPLINのカバーをしてるのを見つけました🎵ロニーの声がロバートプラントそっくりで、ビックリしました〜😳
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