なんと5ヶ月も放置していたのか。。
昨年ドイツのWackenという大舞台でデビューとなったロニーのホログラム。映像を観た人も多いようですね。これはウェンディが主導して製作しているもので、ロニーの実際のライブ映像と声によって作られていて、バックでは実際にDio Disciplesが歌に合わせる形で演奏しています。なんだか気持ち悪い、妙な気分、と思った人も多いのではないでしょうか。
それにしてもこのホログラムライブ、11月30日のヘルシンキを皮切りに、80箇所を回るワールドツアーに出るそうで、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、チリ、コロンビア、エクアドル、フランス、ドイツときて日本にも来るんですなあ。メキシコ、ニュージーランド、パラグアイ、イギリス、ベネズエラ、等。来春には全米でもツアーをするそうで、その名も”Dio Returns”ツアー。一曲作るのも演奏を合わせるのも大変らしいけど、”Holy Diver”, ”Rainbow in the dark”, “We Rock”, “King of Rock’n Roll”, “Neon Knights”, “Heaven and Hell”, “Man on the silver mountain”などをやるらしいです。やりきれない曲はTim Ripper OwensやOni Loganが歌うわけです。ベースにはBjorn Englenが入るそうですよ。
ロニーのホログラムについて意見を求められたヴィヴィアンは、「いや、俺は何も知らないんだよ。ただヴィニーが昨日話してたのを聞いただけさ。彼がツアーの広告を見せてくれて。俺自身はホログラムを見ていないんだ。人それぞれさ。俺の受け止め方としちゃ、それがツアーに出てDIOやDIOの楽曲に対する関心が喚起されるなら、俺たちもその恩恵を受けるだろうということだ。ある意味俺たちも関わりのあることだし、俺たちの活動で彼らにも利益があるだろうし、非常に互恵的ですばらしいことだ。たださっきも言ったように俺は見てないから、判断はできないよ」
対してヴィニーアピスはこんな反応だ。「どう捉えていいか分からないな。俺は別の日に見たけど、“どうなってるんだ?”と思った。「DIOが復活した!」って言ってるけど、俺はそのバンドにいないし、ヴィヴもいないし、ロニーはここにいない・・・。どうなんだろうね。最初のショーを見てないけど、分からないな。人それぞれじゃないかな。俺が決めることじゃないよ。ファンが気に入って愛してくれるなら、俺も賛成するよ。ただファンが気味が悪いと思うなら、ちょっとやりすぎなのかもしれないしね」
確かに人それぞれでしょうけど、ヴィヴィアンがあんなに罵倒していたDio Disciplesについて互恵関係とまで言うとはかなり驚きですなあ。俺たちがオリジナルなんだと強く主張していましたけど、結局売れればどんなんでもいいってことでしょうか?もういっそのこと一緒にライブやっちゃえばいいんじゃ?ヴィヴィアン期とクレイグ期に分けて2つのバンドで。
ヴィニーはDio Disciplesで叩いたこともあるし、彼自身の意見はあっても、やっぱり利益優先なんだろうと思っていましたが、ホログラムは実際に見て気持ち悪いと思ったんでしょうね。最初そんなこと言ってましたよね。
サイモンが、ホログラムに合わせて演奏するのは大変だと言っていましたけど、そうまでして続けるのはしんどくないんでしょうかねえ。ロニーが亡くなって7年も活動を続けているわけですが、新曲を作ることもなく、よく続けられるものだなと関心してしまうんですよねえ。いくらロニーを敬愛していても、自分の音楽人生は?と思ったりしてね。もしかしてクレイグとサイモンとスコットって、本当に前世でロニーの弟子だったとか?師から類稀なる恩恵を受けて、その恩返しにDIOの音楽を生かし続けているとか。。
さて、日本に来るようですが、見に行く人いますか??
こんにちは、335です。この件、本当にツアーになってしまったのですね。いや~、好き嫌いを置いておけば凄いとは思います。ある意味、ミュージシャンでは思いつかない、やろうとはしない事でしょうからね ^^;)。
話題性もあるでしょう。ただ、私としてはこれなら映画館でDioのドキュメンタリー映画を公開してくれた方が嬉しいかな? と思う気持ちもあります。その中で1~2曲ホログラムがある位なら、丁度良いかもな…と思うんですけどね。ただ、せっかくなので各地での成功をお祈りしようと思います!
Dioってバンドは大好きだし、ロニーの偉大さはもう言葉では言い尽くせないのは事実だと思いますが、正直オリジナルメンバーではない"Dio"とロニーのホログラムに違和感を感じないと言えば嘘になります。
厳しく言えばロニーは伝説の人となったけど、バンド"Dio"がそこまでのレベルかと言うと疑問です。もっと言えばロニーと他の歴代メンバーにはそれだけの差があったのは事実だと思います。
これがQueenやLed Zeppelinなら、もっと話題になったのでは?とも思わずにいれないです。ましてや「このベーシスト誰?」ってなってしまいますし、、、。
またBlack Sabbath(Heaven&Hell)やRainbowなら、もっと違ったかなと。
クレイグやサイモンが悪い訳ではなく、ロニーが素晴らしすぎただけに、ちょっと複雑です。
ロニーの記憶を受け継ぐ燃料になるなら反対する理由はないし、成功してほしいと思います。
ただ私も「聖霊降臨と考えれば、実体がなくてもまあいいかな」とか書きましたが、正直なところ、もっとほかにやってほしいことがいくらでも出てくるんですなあ・・・。クレイグにはヴィニーとのバンド(Ressurection Kings)を派手にやってもらいたいし、ロニーのオフィシャルサイトも復活してほしい。そして根本的なところでは、歴代DIOメンバー全員が一つの舞台に上がって演奏してくれた方がどれだけありがたいか分かりません。
なんかお金のかけ方が違う・・・と感じるのは私だけでしょうか。
昔、ビートルズの現在の公式ファンクラブは毎月「ビートルズ復活祭」なるものを催していて、色んなPVやインタビューなどを上映し、最後に一本映画を流すという内容だったのを思い出しました。あれでも生でビートルズを見たかのような高揚感に包まれましたからね。案外ホログラムはそんな実体験に近いのかも、しれません。。期待を込めて。
どのバンドならホログラムをやるのに値するか、というお話に読めました。
ホログラムと生バンドを合わせること自体に賛否もあるでしょうし、亡くなったアーティストをホログラムで蘇らせようとすることにも賛否はあることでしょうね。ポイントはロニーを生で体験してもらいたい、というところにあるのでしょうから、それが出来るのは自分のバンドDIOしかないですね。
それとRainbowのメンバーを決めたのはリッチーですし、Sabbathのメンバーを決めたのはトニーです。これに対してDIOはロニーがメンバーを集めたバンドなので文句のつけようがない。ロニーは歌唱力やインスピレーション、歌詞やメロディ創作の巧みさに秀でていたとしても、楽曲の製作はバンドの総合力ですからね。ロニーが作ったバンド=ロニー自身でもあるわけなので、納得しましょう。
その中でワールドツアーが成立してしまうのだ、ということが事実であれば、そのホログラムライブは本当にロニーを体験できる出来なんじゃないでしょうかねえ。
ウェンディの想いのどこまでが金で、どこまでがロニー愛だか、私には判断できませんが、「ロニー本人でなければダメなんだ」という想いに至ったんじゃないでしょうか?
私の個人的な意見を言わせてもらえれば、3枚目までのロニーの映像からも切り出してきて欲しいなと。keyは下げないで欲しいし、キレキレの声だった時代から出してきて欲しい。それで今のヴィヴィアンたちと共演しても、年齢的に何の違和感もないんじゃないかしら。
どうせやるなら、です^^