骨董品収集品の記録

自分の集めたアンティークを載せてます

古伊万里皿

2024-03-30 20:51:00 | 日記
この皿も今年になってからの購入です。
フリマサイトで見つけました。
購入した人は藍九谷ということで購入されていたようでした。
以外と自分のコレクションを整理している人は結構いるようです。
フリマサイトは基本的に送料込みが多いのでその辺りは分かりやすくて良いです。
口径18.3高さ3.1底径11.8
6寸皿です。


葦に雁でしょうか?古伊万里の絵付けによくあるパターンの模様かと思います。
ぱっと見て絵付けが気に入りました。
特に上の濃の空模様とそれを眺める雁の表情が良いなあと。
手に取ってみると想像通りいい絵付けだなあと。
ただし藍九谷と呼ぶには少し若いのではないかなと思いました。
お皿は薄手ではなくしっかりした造りで元禄以降のものにあるような形のように思います。






裏文様の感じからも18世紀の頭から中頃のもののような気がします。
それでも一応完品で口紅の切れているところはありますが釉薬はかかっていました。
とても気にいっています(^^)

フリマサイトはヤフオクよりも比較的コミュニケーションが取りやすく値段交渉とかも当たり前にあります。
因みにこの品は送料込みで昼飯13回でした。
出品者の方もとても良い方で更に別の品も
購入させていただきました。ヤフオクと違ったおもしろさはあるかもしれません。


先日車で走っていると変な空模様でしたので写真を撮りましたました。


手前雲は雨雲で低く奥は晴れている雲です。
はっとこの絵付けの空の濃を思い出しました。
この皿の絵付けをした人もこんな空を見て絵付けしたのかもしれません(^^)



古伊万里中皿

2024-03-27 14:19:25 | 日記
去年購入ヤフオクで購入したものです。
以前ご紹介した誉銘の藍九谷大皿で久々に古伊万里熱が盛り上がり札を入れてみた記憶です。
それでもまだ冷静な判断ができていまして
安ければ手に入れたいなというような程度の気持ちでした。
※今は熱が上がり過ぎて冷静な判断ができずたくさん勉強しております笑
昼飯4回に送料程度で落とせたので期待していなかったんですが実物を手に取ると、
あれっ!?これ結構良いんじゃない??
とこのあたりから古伊万里熱がさらに上がってしまったように思います。

まず大きさが7寸で結構迫力がありました。
それすらもちゃんと確認してないくらい適当な感じで期待していませんでした。
当然トリアシありのきずものですがホツはないようです。

図柄も好きな動物文で縁周りには獅子もいます。
見込みの鳥はきじでしょうか?


漂白してみたところトリアシも大分目立たなくなりました。

写真だと少し色濃く写っていますが実際はかなり淡い青です。
造りは全体的に薄く17世紀後半の初期の藍柿右衛門手かと思っています。

表面が絵付け縁に沿って少し凸凹しています。釉薬をはじいたりするんですかね?
立体感があっておもしろいです。

裏は角福で裏の文様で少し安心出来る気がします。

皿の縁も少し変形しており輪花っぽい作りです。


口径21.0高さ3.1底径12.4

このお皿を買ったのはついこの間のように思いますがそこから今に至るまで結構コレクションを増やしました。かなり失敗というか勉強をしました。笑
この皿を買ったあたりに戻って色々買い直したい気持ちがよぎります(^^)

最近読んだ本

2024-03-24 12:10:00 | 日記
最近真面目に本を読んでいます。
まあ安く買えたからですが笑
写真の小さい方
古伊万里 森由美さんの本です。
森さんはNじま先生の娘さんで戸栗美術館の学芸員をされていた方だったんですね。
平成27年の本で情報もある程度整理された後の本かと思います。
写真も多く文章も時代や特徴を整理されており、私のような入門者に非常に読みやすい本でした。
流石学芸員をされた方だと思いました(^^)

もう一つの本
古伊万里の染め付け
その真実の探究
今泉元佑さんの著書です。

その真実の探究シリーズ3部作の3番目だったようで後から読んでしまったみたいです。
昭和62年のものです。

内容はほとんど著書の見解の文章で写真は少ないです。
それでも内容は面白く最後まで読むことができました。

ざっくりいうと色んな先生方の見解や美術館の品にも忖度なく自分の見解を具体的に述べられておられます。
特に古九谷の色絵に関して後絵の鑑定の難しさや江戸前期のものとされているものでも後期の加賀のものではないかというようなお話はなんとなく腑に落ちる部分もあり面白かったです。




もう一つあるのですがこちらは一ヶ月くらい前に買っていますがまだ読んでいません。笑

鍋島は少し縁遠い感じがしてなかなか腰が上がらないのですがそろそろ手を付けようかなと思っています。

漫画以外を読んでいる私の姿を見て家族は若干戸惑っているようです。笑
なんだと思われているんでしょうか?
失礼なやつらです。(^^)




結果発表!!

2024-03-19 22:44:00 | 日記
先日ご紹介したお皿団龍の色絵の八角皿古伊万里皿の皿ですが、やはり贋作だったようです。
※リンクうまく貼れてなければすみません。
というのも本日ヤフオクを覗いたらいかにも古伊万里っぽい新物を出品している業者さんから同じものが出品されていました。
ここから直接買った訳ではないのですが、
私が購入した所でも贋作と知らずに出品したんじゃないかと思っています。 
コレクターからで江戸期との記載ありました。
一応古美術店っぽく住所名前も出している所ですが古陶磁はあまり強く無さそうなところでした。

昼飯20回分は痛いですが、胸の支えがとれでスッキリした気分ではあります。(^^)

励ましてくださった皆さんすみません。
今回の反省としては
写真のみの判定は基本的に無理だと認識することかと思います。
特に鍋島なんかを見ると色絵に関しては私は分かりません。笑
本物を見ても分こらなそうですが、、
今回の品は手に取った瞬間違和感を感じました。
やはり実際に品を見ることができない場合はこういう認識が必要ですね。

あとやはり掘り出し物を狙ってしまう所もまずかったかなと思います。基本傷無しの名品の掘り出し物はないと思わなければなりませんね(^^)

最後に評価とその他出品の信頼度ですよね。ただこれは価格に直結するので掘り出し物を狙うと意識が薄れてくるんですよね。笑

最近ヤフオクで買うのが楽しくて随分品を購入してしまいました。
品物は追いかけないで待つスタンスが重要なんだろうなと思います。

ダメ元で取引メッセージから返品お願いしてみよーかな笑笑

古伊万里鉢

2024-03-17 10:17:00 | 日記
この鉢?も最近購入したものです。
ヤフオクですが、なんとなくウォッチにいれていおいたのをふと見ると時間ギリギリであまり値段上がってないのと、なんかよく見えてしまって衝動で札を入れたら落札してしまいました。
いつもある程度調べたり札を入れるべきか素人なりに考えるのですが、ぱっと見で購入してしまったのでまずいなと自分で思いました。
遅生さんの瓢箪形のお皿を出品しているところだったのと江戸期保証の文言あったのでまあ大丈夫かと思いました。
送料入れて昼飯5回分なので中途半端ですが色絵の勉強にいいかなと。


口径15.9高さ6.9底径6.4
品を見た瞬間おっ!いいんじゃない??と思いました。
いつもヤフオク等写真で買うときは想像通りのものか箱を開ける瞬間の緊張感があります。笑

銘が嘉晴年製
晴バージョンです。
以前から萬歴年製や嘉晴年製は1700から1750くらいのイメージをなんとなく持っていました。
少し読んだ本を思いだすと、海外輸出の全盛から衰退の期間にあたるように思います。つまり中国ものの贋作を作っていたことなのでしょうか??笑
この辺の解釈をまだまだ勉強中です。
それでもこの辺りの銘は時代推測の一つの要素なのかなと。

裏の模様は表に比べてあっさりしています。手抜きでしょうか。

朝顔型のやや皿気味の鉢です。



縁にのみホツありました。これでやすかったんかい!と後で気づきました笑

絵の具を付けてしまった跡もあります。

時代は1720から1760辺りと適当に推測しました。
柴田コレのパート4あたりの後をさっと読んだのですが色絵も色々年代推測できる要素があり面白いと思いました。

ただ厄介なのは1700年代後半あたりでも元禄期の写しもあるようですし、さらにその後、大聖寺伊万里の写しもあります。
ちょっと難しすぎませんか??と笑

因みに大聖寺は陶石の違いで薄手でつくれるようです。多少高台に特徴があり石の色も違うようです。


光を当てると透けて見えるくらい薄いです。。。

お前は誰なんだ。笑