骨董品収集品の記録

自分の集めたアンティークを載せてます

古伊万里皿

2024-02-21 21:03:00 | 日記
最近は傷ものばかりちょこちょこ購入しておりました。
ここ数年で貯めていた軍資金もこころもとなくなり、なんとか尽きる前にこれはというものを一つ二つ手に入れてたいと思っておりました。
そんななかヤフオクで見つけたのがこのお皿です。
口径25.0底径14.0高さ4.3
ごく最近です。
色絵は自信がなく敬遠していたのですが、
見ていると良く見えて手をだしたくなります。
このお皿は送料入れても昼飯20回分でした。なんか安いですよね(-᷅_-᷄๑)
あまり陶磁器の出品はなさそうな古物商さんでコレクターからの品とのこと。

写真をみてあれっ?と思い入札しました。





柴田コレクション5に載っていると同じ図柄じゃないかと。


染付部分やや滲み気味の絵付けで上がりも藍柿のようなすっきりさはありませんが掲載のものも同じような色合いなんですよね。

裏には掲載品と違い銘なし
目跡が一つなのはおなじです。
ひっくり返すとカタツクので多少歪みがあります。



高台も違和感はとくになく裏絵も同じような感じです。



表情は掲載品の方が良く描けているような思います。

青色ヒント説を教えていただきましたので
その時代と同じくらいのものと比較しましたが厚さが同じくらいの所は同じように見えます。

掲載品は高さ5.8でこちら4.3で皿に近い形状です。

縁の外側はするどいです。

最初に手にとった感想は



やっちまったかな。でした笑
正直よく分からないものです。
釉はげがまったくなく状態が良すぎるんですよね。。
スレとかはなくはないんですがいつも傷ものばかりでしたので、良すぎると不安になります。
状況的には本歌もあると思うのですがかなりもやっとしています。

やはり色柿右衛門手となるとスーパーコピー品みたいなものあるのでしょうか??
ヤフオクをみてても染付のこれはと思うものにはしっかり入札はあるのですがなかなか札が入らないのはこういうことなのか?なんて思ったりしています。

出張なんでも鑑定団でみてもらおうかな笑





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6 コメント

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ぽぽさんへ (遅生)
2024-02-22 09:45:20
勝負皿ですね(^.^)
全体に良く出来た品だと思います。
私には伊万里の真贋を云々する力はありません。
こういう書き込みの多い陶磁器の場合、私が行っている方法は、筆の運び方の検討です。一日にものすごい数の品をこなすわけですから、陶工の筆はその人なりの走り方を自然にするはずです。花びらやおしべの起点と終点の方向や力の入れ方、抜き方、長い描線のつなぎ方など自ずとパターンがきまってきます。
しかし、同じ品を作った陶工が複数人いる場合はダメです。また、図録の写真が小さすぎても比較は無理です。

ps.ささいなことですが、柴コレの品には、8角形の角に小さな窪みがあるように見えます。
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Unknown (ぽぽ)
2024-02-22 12:03:39
遅生さんへ
やはりヤフオクの写真での判断のみでの判断は厳しいですね。(>_<)
特に良いものを安く手に入れようとか珍品を手に入れようとするとギャンブルになりがちだと思います。出品者のその他の商品や評価を見て総合的に判断はするもののなかなか難しいです。
ご指摘いただきました点を判断しようにも柴コレの写真では少し難しいみたいです
(-᷅_-᷄๑)
小さな窪み確かにありますね!柴コレは立ち上がった鉢状でまわりの千鳥模様も染付に見えます。これを手本に皿立て作りましたってパターンかもしれませんね。
でもここまでやるなら銘も同じく入れるような気もして諦めたられないところもあります笑
でも勝負に負けたような気が。。。
九陶が近ければ見にいきたいくらいです笑
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ぽぽさんへ (Dr.K)
2024-02-22 15:50:45
私も、久しぶりに柴コレⅤを引っ張り出して見てみました。
柴コレⅤの図173ですね。この皿と良く似ていますね。でも、この図173の写真も小さくてよく分りませんね(~_~;)
それで、私は、遅生さんのように図173を良く観察しないで、この皿の写真を中心に考察してみました。

私は、この皿は、柴コレⅤの図173のものとは若干の違いはありますが、柴コレⅤの図173と同じ頃、同じ窯で作られたものだろうと思いました。
「送料入れても昼飯20回分」で購入できたのは掘り出しではないかと思いました(^-^*)
この皿は、余白が少なく、赤も明るい赤が少ししか使用されていないので、いわゆる典型的な「ザ・柿右衛門!」からちょっと離れているため、皆さん、「柿右衛門様式」とは認めがたかったために、見逃したのだろうと思います。
更に、皆さん、「柿右衛門様式」のものではないとは思っても、無銘ですから、尚更、たいした物ではないと思ったのだろうと思います。
これで、柴コレⅤの図173のように、銘に、いわゆる「いにしえびと」銘でも描かれていれば、これは「上手物」と気付いたのでしょうけれども、それも見逃しましたね。
この皿に、「いにしえびと」銘でも入っていればよかったのでしょうけれど、そうなると、「送料入れても昼飯20回分」では手に入らなかったことでしょうね。

私は、下から2枚目の写真から判断しても、この皿は、かなり古いと思いました。
下から2枚目の写真に写っている鳥の緑色の釉薬にヒビが入っているからです。これは、最近作られたのではなく、経年劣化によるものと思われるからです。もっとも、このような考察は、遅生さんのほうが明るいですが、、、。

以上、写真だけからの判断ですが、私は、これは、掘り出しだったと思いました(^-^*)
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Unknown (ぽぽ)
2024-02-22 18:07:52
Kさんへ
ありがとうございます!Kさんにそう言っていただけると心強いのですがなんかひっかかるんですよね。
柴田コレ5は平成9年の刊行で染付付けのコピー品をよく見かけるようになったのは10年ちょっとくらい前のイメージがあります。年代的には参考にしてコピーもありそうなのです。
しかし図録は鉢のため立ち上がっている部分の絵付けは見えづらいですしわざわざこのデザインを本からコピーするのも考えにくいです。他書籍でも見ないような図柄でして、状況的には掘り出し物に見えるのですが、、、なんか現代物でも通用しそうなくらい色絵にスレがなくて戸惑っております。
救いなのはご指摘頂いた通り色絵のヒビが見られることです。
疑いすぎて目が曇っているだけだと、コレクターとしては3流でも結果オーライなのですが、、、
これはいつか九陶に本物を見に行くしかないと思っています笑
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ぽぽさんへ (酒田の人)
2024-02-23 21:22:42
丁寧に造られた品ですね!
柴コレの品よりは若干の甘さを感じる部分はあるものの
そこは現代の量産品ではありませんから、微妙な違いは許容範囲かと思います。
ドクターさんの書いておられるように、業者さんの言うところの「柿右衛門手」
といった感じの品で、元禄~享保期といった印象です。
某国出来と思われる柿右衛門の贋作ですが、「贋物古伊万里」というサイトに載っていますが
骨董市とかで現物を見たら判らないレベルの品も多いようです。
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Unknown (ぽぽ)
2024-02-23 21:50:46
酒田さんへ
おっしゃる通り柴コレ寄りは甘さを感じます。とはいえ江戸時代判定ありがとうございます。(^^)
某サイトは私も何回が拝見しました!特に上手染付は写真判定無理ですよね。
実物をみても私は多分わからないと思います笑
鍋島のようなスーパーコピー品が頭をよぎり飾ったこの皿を見るたびにもやっとする訳の分からない状況です笑笑

やはり私程度が踏み込んではいけない領域だったのもしれません。(-᷅_-᷄๑)
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