骨董品収集品の記録

自分の集めたアンティークを載せてます

古伊万里本

2024-03-13 22:33:00 | 日記
酒田の人さんのブログにありました伊萬里という本を購入しました。
以前から気になっていたのですが安いものを見つけポチッとしてしまいました。
送料が結構して合わせて3000円ちょっとでした。
外箱もなくカバーの破れもありますが読めればいいかなと。

サインいりです(^^)
中身は色絵に関してが多いなあという印象です。豪華絢爛な古伊万里といったものが多い図録だなと。
また、巻末の陶磁哲学を拝読すると、栗田さんの人となりがなんとなく垣間見ることができました。
なんとも剛気で自分をもっており自信に満ち溢れている方だなあと。
やはりこの熱意があっての素晴らしい蒐集だったんだろうなあと推察しました。

制作年をきちっと表記しているので参考になります。欲をいえば全て裏側も柴コレみたいに載せてほしかったと。


伊萬里ではこの小鉢1804から1829年




柴コレでは1750から1780年

私には同手に見えました。
揚げ足取りではなく制作年代の推定は見解はこれほどの方々同士でも相違があるものだなんだなあと漠然と感じました。

特に色絵を見てこなかった自分としては難しい物に感じます。幾分染付けの方が推測しやすいように感じます。

ただ、最近色絵も購入してみましたが、やはり良い物は良いなあと。
最近では色絵に興味を持っています。

何より昔は色絵は高くてとても手が出せなかった印象がありますがヤフオクなどを見ていると全く手が届かないものではないような気もします。気のせいかもですが笑

今まで染付一辺倒だったのですが、色絵誕生の歴史背景など勉強するにあたりやはりこの辺りも楽しく蒐集したいなあとこの本を読んで改めて思います(^^)

そのために、最近では仕事中昼飯の外食を一切やめてコツコツお小遣いをためて伊万里購入にあてています笑
涙ぐましい努力だと自分では思っています笑笑


古伊万里小皿

2024-03-09 22:45:00 | 日記


皆さんの持っているとのことで私も安い古本を見つけることがてきたので、ついこの間、新集成伊万里を手に入れました。
内容はとても読み応えあり少しずつ読み進めております。
藍九谷と藍柿右衛門の区別が良く分からなかったのですが、※区別する必要もないですが。
そのあたりも後ろの方で触れており、なるほどなと読んでおります。
まあ一度読んだだけでは私の頭では入ってこないので繰り返し読もうと思っております。笑
同じ時代で作られていても上手品を藍九谷とよんだりそれ以外を古伊万里と呼んだりやや混乱気味です(-.-;)

写真の小皿は先日ヤフオクで買い求めたものです。甘焼きで高台にホツありで送料込みで昼飯9回分でした。
お買い得ではないかもしれませんが丁度この本に載っているのを見つけて購入した次第です。



初期の柿右衛門様式で布袋文も幾分か写実的になってきたとのことです。
この布袋文が面白いなあと惹かれて手に入れました。


裏銘ありです。
個人的には裏銘もないよりはあったほうがいいと思ってしまいます。笑

高台にホツ

甘焼きですが色あいも淡く雰囲気のある17世紀後半のものです。




布袋文小皿
口径14.6高さ2.0底径9.7

ミーハーというのかなんというのか本に載っていると欲しい思ってしまいます。
それでは審美眼も磨かれないような気もしますが、、、笑

まあ楽しくコレクションできればOKということにさせてください(^^)

古伊万里小皿

2024-03-06 22:18:00 | 日記
この小皿は2007年ヤフオクで購入したものです。
出品者は良い品を扱っていて札の入る方だったと記憶しています。
当時それほどの見識はなかったのですが集めていたそばちょこの上手品と絵付けの具合が同じように感じ中期ぐらいの上手品だろうと思い購入しました。
確か25000前後で熱くなってしまい安く買ったわけでもなくそれほど詳しくもないのに無理したかなと少し不安になったのを覚えています。
実際物が届くと表は若葉に鳥ですごく気に入ったのですが不安になったのは裏側でした



銘と裏側の唐草が印刷っぽく??あれっ?と少し混乱しました。
こういう品を見たことがなく少しひっかかりを感じましたが間違いない物だろうとは思っておりました。
頼みの綱の古道具屋も閉店しており見てもらうこともできずまあいいかと物置行きでした。

その後少しずつ勉強し柴田コレの本など買ったりしていたところ

パート2 600 と大きさ違いですが載っているのを発見して嬉しかったのを覚えています。


裏銘も同じで一安心でした。

柴田コレの後ろの方に記載があったのは当時1684年の遷界令の解除により中国が再び磁器輸出を盛んに行い東南アジア市場は奪還されてしまったとのことです。
そのため国内需要に目を向け文様を日本人好みにし、価格を下げ磁気の普及推進のため印刷手法を始めたとことでした。
こんにゃく印判や型紙摺がありこの裏銘は型紙摺とのことでした。
これはこれで珍しいのでは??と思っています。


口径13.4高さ2.6底径8.4
染付 流水梅鳥文皿 1690〜1710
※柴田コレのものは口径17.0です。

そばちょこですとこういった絵付けはそれこそ柿右衛門手なんて耳にしますがこの皿もそれに該当するのでしょうか?
明らかに盛期の柿右衛門とは違いますよね。
それでもこの元禄から享保あたりの絵付けの感じは個人的に好きなんでよね。
思い出深い皿です。



古伊万里ミニチョコ

2024-03-02 17:11:00 | 日記
先日酒田の人さんのブログのマイクロカーを見て連想したのが我が家にある写真のミニチョコと小皿です。


少し大ぶりのそばちょこと並べると小ささが分かりやすいかとおもいます。
本によるとそばちょこは向こう付けの器として使われたようですが、このミニちょこ
は調味料入れに使われたとの記載でした。
よく手塩皿なんて言葉も耳にするので小ささいお皿なんかは塩をもったんですかね?

裏側

これは20年ほど前馴染みだった店で確か八千円くらいしたような。
比較的上手で
江戸中期くらいとか言ってました。

これはそれよりずっとあとに買ったんですがどこで買ったかまるで思い出せません。
ホツニューあり四千円くらいで買ったような薄い記憶があります。先程の一つじゃ寂しいのでミニミニをもう一つと思い安くもないけど買ったような気がしますが。。。

これはたぶん馴染みの店です。
甘手なんですがそんなに安くなかったような気がします。
時代はありそうです。17世紀後半じゃないかなあと手に取った感じでは思います。
そう考えると小物より大きいほうが割安に今はなっているのでしょうか。



話はとびますが本を買いました。九陶の古伊万里の見方という本におまけ伊万里百趣をセットにしてくれていたのでメルカリでポチッとしましまた。

どちらかというとこれも酒田の人さんがブログで紹介されていた
伊万里百趣が目当てでしたが(^^)

中身は非常に良かったです。私もこんな古伊万里が欲しいなあとため息がでました。

そんな中、ふと本の中の藍柿が目に止まりました。
つい先日ヤフオクでウォッチリストに入れていたけど高額のため手がだせず落札された商品でした。
もしかしたらご本人が整理し出品しているのかもです。
もう少し早くこの本を手にしていたら素性もはっきりするので迷いなく手を出せたんですが、少し悔しいような複雑な気持ちです。

仮に落とせていたらその後に買った先日紹介した皿や鉢は買えなかったのでこういうのも巡り合わせというか縁なんだろうなあと感じます。

人も骨董も縁なんじゃないかなあと改めて思います(^^)