マダムあっこの明日はもっと・・・・・

雨にも負けず、風にも負けず、忍び寄る‘老い,にも立ち向かい、
マダムあっこの毎日はこうして過ぎてゆくのであった

まってる。

2009-07-03 | 日記
以前、このブログで

ひまわりさんにお勧め頂いた絵本・・・・・


       「まってる。」

      


     
      デヴィッド・カリ&セルジュ・ブロック:著

                    小山薫堂:訳


ひとりの男の子が、
おにいちゃんからおじいちゃんになるまでの一生を
‘赤い糸,を通して描いてる

一生のうちで
‘まってる,こと・・・


    それを、一行の文章と小さなイラストで書かれている



少年が、

おにいちゃんってよばれるひ・・・

おやすみのキス・・・

ママのケーキがやける・・・

雨がやむ・・・

クリスマス・・・       を、まってる


彼女ができて、戦争に行ってけがをして、

戦争が終わるのを・・・

彼女からの手紙・・・

プロポーズの返事・・・    を、まってる

 
結婚して、

子どもたちとの日々・・・

夫婦げんかの後の、仲直りのきっかけ・・・ を、まってる


そして、

妻が病に倒れ、さよならの日・・・





その後、

子どもたちが家族をつくり

新しい命が生まれる・・・・・



シンプルな文章にシンプルな絵・・・

でも心にグッとくるものがある


愛する妻が亡くなる時、

「さよなら。ありがとう」って言わなきゃいけない日までも

あえて、

       まってる。と・・・



生きていく中で、

人はどれだけ「まつ」という事をするだろう?


それも、場面場面で「まつ」ことへの想いがちがう・・・


    幸せな気分で、まつ・・・

    微かな期待のなかで、まつ・・・

    絶望と覚悟の上で、まつ・・・

    信じて、まつ・・・



‘まってる,間の、いろんな想いは

その人の人生の方向付けを左右することになったりするんだよね



ひまわりさん、ありがとう


ステキな絵本です


なにか、人生のターニングポイントに差しかかった人に
プレゼントしたくなる本


   子どもの絵本というより、

   大人に読んでほしい絵本ですね



近隣の本屋さんになくて、取り寄せました

その‘まってる,時間は

決して無駄ではなかった


    なぜなら、

    ちゃんとこの本に、出会えたから


これから、

わたしにはどれだけの‘まってる,時間があるだろう?

そして、その想いをどれだけ伝えられるだろう?

     そんな事を考えた、時間でした