世界文化遺産のアンコールワット
日本では、前から俗称の 「アンコール遺跡群」 と呼ばれますが、国連のユネスコが名付けた英語を直訳すると、妙な響きですが、「アンコール古代遺跡公園」 となります。
1992年に、国連の組織ユネスコにより、世界危機遺産として登録。
第一段階として、遺跡を中心として、修復に勤めて来ましたが、2004年、第二段階に入り、世界文化遺産として登録。
新しくアンコールの広大な400万ヘクタールのエリアを四角く線引きして、ゾーン1の遺跡エリアを、取り囲むように、ゾーン2を設定し、112の村、13万の住民、森、水田、放牧地が広がる広大なエリアを世界文化遺産として登録しました。
そして約60の遺跡と、村人の生活、自然環境を保護し、景観を維持するために、アンコール古代遺跡公園と命名されました。
そして、現在、遺跡ゾーンは、もとより、その周りの、古代から続く、すばらしい自然の景観も、世界文化遺産として、奇跡的に環境が維持されています。
あみかけ部分がゾーン1 ・ 四角い黄色がゾーン2 赤丸部分は中心都市部。
この世界文化遺産を管理するのは、1995年設立の、アプサラ ナショナル オーソリティーです。
アプサラ・ナショナル・オーソリティーの給料振込み口座は、アシリダ銀行で、普通のスタッフには毎月250ドルが毎回遅れながらも支払われています。
カンボジア人のスタッフは、働いていないのに、朝、夕、タイムカードだけ、押しに来るスタッフが多数だったので、この6月には、定期的にチェックしにやって来るアメリカ人が怒りまくって、相当数が首を切られました。
ちなみに、普通警官の給料も250ドル、振込先は、カナディア銀行。毎月相当遅れながら、支払われています。上司にゴマをするか、利益を供与するか、現物を差し上げるかすると、100ドルずつ、給料が上がって行きます。
普通警官になるには、コネか、利益を供与するか、現物(最低でも3,000ドル)が必要になります。