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まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「やりたくないこと イヤなこと」 (# 143)

2012-05-14 20:55:33 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。

月曜ですねぇ。
皆さま、週明けの本日はお仕事いかがでしたか。


不幸感だの、怒りだの不安感だのって、なんだかんだで周りを暗くしますよね。
一方で、感謝と平和な心も、周りを明るくする力があるように思います。

今日ですね。
まかろんが道をてこてこと歩いていましたら。
向こうからお爺さんがお一人歩いてきたわけなんですが、
これが何故だか、満面の笑みなんですよ。
ほーんと、しあわせ~、っていう感じ。

別にそれ以外は、
特に変わったところのない、ごく普通の様子の方なんですけど。
鬱々としていたまかろんでさえ、思わず嬉しくなってしまったほどでした。

仏様だ、と思いました。

こういう「社会貢献」ってのも、アリなんじゃないかな、って思いました。

またお会いしましょう。


2011年2月9日ついったー投稿 
<変更・加筆>「やりたくないこと イヤなこと」

やりたくないこと イヤなこと
怖くて怖くて逃げ出したいこと
そんなもので世の中いっぱい
毎日毎日飽きもせず 灰のように降り積もる
耳をふさいで目をつむり 震えていても
なくなりはしないよ
どんどん溜まっていくばっか

だったらいっそ 正面から
立ち向かった方が楽だからと
イヤな気持ちを押し隠し
怖くて怖くて逃げ出したい
そんな気持ちを押し隠して
毎日毎日 駆け続けている

やりたくないこと イヤなこと
怖くて怖くて逃げ出したいこと
一つ終わればまた次と
いつまで経ってもキリがない

それでも 放り出すわけには
いかないからと
イヤな気持ちを押し殺し 
怖い気持ちも飲み込んで
賽の河原で石積み人生
毎日毎日 石積み直している

だけどたまには そんな日が
ちょっぴり重たく思えたりして
止まりそうな足は手は 
ため息 吐いても吐いても
軽くはならない

イヤな気持ちに追いつかれないように
怖くて怖くて逃げ出したい って
そんな気持ちに 呑み込まれないように
走って走って走り続けて
その先いったい どこに辿り着けるの

休ませてなんて言わないから
せめて どこかに辿り着かせて
疲れたなんて言わないから
せめて 進み続ける力を与えて

目的も分からず ただ 闇雲に
駆け続ける そんな毎日 


人気ブログランキング ← 逃げる先があるなら、ぴゅっと、ね。


※変更:2016年10月13日
耳をふさいで 目をつむって → ~ 目をつむり
その先いったい どこに辿り着く → ~辿り着けるの

※変更:2017年6月21日
怖くて怖くて逃げ出したい → 怖くて怖くて逃げ出したい って
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「お母さん あのね」 (# 142)

2012-05-10 22:26:26 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
お今晩は~、GW明けの週末が近いですね、お元気ですか。

今度の日曜日は「母の日」です。

そういうわけで、今日はこのお茶菓子を選んでみました!

またお会いしましょう。


2012年5月10日ブログ直接投稿 「お母さん あのね」

お母さん あのね
あのねのね
小さな子供の声が聞こえる

優しい大きなお母さん
にっこり笑って抱きしめてくれた
どうしたのと聞く声は
今でも耳に残っている

お母さん あのね
あのねのね

どうしたのと応える声は
今ではもう 聞こえないけど
ほんとは誰かに応えてほしい
小さな子供に戻ったつもりで

お母さん あのね
あのねのね

小さな子供が泣いている
みんながどこかで泣いている
優しいお母さんの声がないと
抱きしめてくれる温かな腕がないと

お母さん あのね
あのねのね
小さな子供の声が聞こえる

小さな子供に戻ったつもりで
大きな生命(いのち)に甘えてみよう
どうしたのと笑う声が聞こえる
きっとそれが 
何より求めていた おかえりという声



人気ブログランキング ← そしてこれは、あなたの心に。
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「皐月の街」 (# 141)

2012-05-07 21:10:56 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。
GW明けの月曜です。
皆さま、お疲れ様でした。


今日のお仕事はいかがでしたか?
ちゃんとこなせました?

いやー、まかろんね、
今朝は嘘ってくらい細かなミス連発で、びっくりしてしまいました。

宛名を書き間違えたりね。
いざ郵便出そうと思ったら、差出人を書いてないことに気づいたり。

やったこともないようなミス連発で、もうホントびっくり。
午前中だけで、ここ数年分のミスやったような感じです。


というわけで、GW明けの皆さまに。

今日は、さくっと軽い、こんな茶菓子を。
またお会いしましょう。


2012年5月7日ブログ直接投稿 「皐月の街」

花が開いて 花が散る

それはそれ

雨が降り 散った花びら

門扉に貼りつき ごみとなる

それもそれ

花が咲いても 雨が降っても

都合良かろが悪かろが

ただ それはそれ

のっしり広がる曇天の下

緑豊かに生い茂る

皐月の街を

雨が滴り 包んでた



人気ブログランキング ← ケーキを食べて 体重増える それもそれ・・・と思いたい。
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新作 ~ 「異国に揺れる蒼い花」最終回

2012-05-05 21:25:01 | 物語詩 短編 2011/2012
ども、お今晩は~。

GWも終わりに近づいてきましたが、皆さまいかがお過ごしでしたか。


日常、というものは我々にいろんなことを要求してきます。

あれしろ、これしろ。

仕事、というのは誰かのための道具となる契約なのですが、
人間社会では賃金が正義という考えが、
道徳観念としてまかり通っているので、
「誰かの都合通りの私」が仮面であることも分からなくなってたりします。

なので。

このGWで、ふぅっと一息。

誰のためでもない自分、というのと仲良くしたら、
なにかもっと大きな自由なものにも出会えるかもしれない。


・・・という話とはあまり関係ないですが、
GWスペシャル最終話、お出しします。

お楽しみ下さい。


2012年5月3・4・5日ブログ直接投稿 「異国に揺れる蒼い花」

   乙女 疲れし身体を振り絞り
   戦士を水より引き上げんとす
   気配に戦士 眼を開き
   濡れそぼりし乙女にかく告げる

<つづき>


我に構わじ 川辺の乙女よ
我の天命 極めたり
流れるこの血は君がため
されど この地を汚すまじ

清らなる川 清らなる君
さらば 愛しき我が花 我が愛
ただ望むは 君が幸い
とき常しえに 我 祈らん

言い終わるや 大水が
再び ごうと押し寄せる
乙女 戦士を掴みしが
大水 無情に奪い去る

我も連れよと 叫びし乙女
大水轟き 声ぞ掻き消す
乙女 その身を投げんとしたとき
ふいに水引き 流れ静まる

乙女呻けど 如何ともならず
水 ただ清かに流れるのみ
叫びと煙も今は絶え
空 平らかに蒼く輝く

戦に去りし男衆 
一人二人と帰り来る
その身に付きし煤と血糊も
今は平らな流れに洗わる

戦の傷も今は癒え
民は集いて 水は流れる
川辺に咲く花 いつしか戻り
清けき水色 映して揺れる

乙女 その花 手に取りて
その色 愛でし戦士を想う
清けきこの水 守らんと
想い残りし花 川辺を埋める

水は清かに流れ続ける
空は平らに蒼く輝く
その色映した 蒼い花
遠い異国の空の下
川辺に揺れる 蒼い花

<おわり>



人気ブログランキング ← ざぶ~ん。
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新作 ~ 「異国に揺れる蒼い花」その2

2012-05-04 21:04:46 | 物語詩 短編 2011/2012
ども、お今晩は~。

今年のGWは雨が多いですねぇ。

残念っ、だけどひょっとして、
皆さまのいろいろお疲れなエネルギーが溜まってきていて、
それの浄化なのかも、ね。


ではでは、茶菓子の続きをお届けします。


2012年5月3・4・5日ブログ直接投稿 「異国に揺れる蒼い花」

   煙と血臭 纏いし乙女
   川の流れに踏み入らん
   我はいまや花にはあらじ
   只人として君の元 参らん 

<つづき>

乙女 水面に触れんとした時
叫びはにわかに 死に絶える
煙と血の色 濁りし空に
音なき音ぞ 貫き渡る

不穏なる空 その下で
懐かしき声 乙女を止める
朱に染まりし雄雄しき戦士
乙女の祈りに 千里の道を越え来たる

ああ やうやう!
叫びし乙女 止めるを聞かず
渇きし流れに 足踏み入れる
戦士よ いざ我が元にて憩い給え

刹那 ごうと呻りを上げて
大水 乙女に襲いくる
戦士 あなや!と叫びを上げて
川中入る 血染めのままで

怒れる流れ 二人を責める
我を見捨てよ 愛しき勇者
我はすでに花にはあらじ
力ある君なれば 天の怒りも跳ね除けん

戦士答えず 乙女を抱え
川辺に向かう 水の中
清らなる水 怒りに濁り
押し流さんとす 抱き合う二人を

大水 さらに狂えども
川辺 ついには乙女を迎えん
乙女 戦士を振り返り
懐かしき地に誘(いざな)わんとす

見やりし戦士 水の中
浅瀬に伏して 身じろぎもせず
覆いし血は 水に流れ
蒼白き肌 朱の水中花

乙女 疲れし身体を振り絞り
戦士を水より引き上げんとす
気配に戦士 眼を開き
濡れそぼりし乙女にかく告げる

<つづく>

人気ブログランキング ← 朱色もこういうものなら良かったのですが。


※変更:2018年7月29日
乙女 疲れし身体に鞭打ち → ~ を振り絞り

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