
Jazzの語源を紹介します。
Jazzの語源は、さまざまな説があり、明確に証明されていません。
1.説
1880年頃、ニューオリンズに住んでいた「小泉八雲:パトリック・ラフカディオ・ハーン」は、
ニューオリンズのクレオールが使っているジャズという言葉は、ニグロの方言からでたもので、
昂奮(こうふん)するという意味であり、原始的な音楽の形の事であると書いている。
2.説
スタンレイ・ネルソン(イギリスの作家)は、
1930年.5月号の「リズム」という雑誌で「ジャズはアフリカ・ニグロの方言である」と書いている。
3.説
ウォルター・キングスレイは、1917年8月号の「リタラリー・ダイジェスト」誌で、
「アフリカから送られてきたニグロの奴隷たちが、はじめて広々とした綿畑を見た時に、
“ジャズ”という、間投詞を使って、その歓喜の感動を表現した」と書いている。
4.説
ジェス(Jess)という、黒人プレーヤーが、粗野な音楽を演奏して評判をとっていた。
あまりに好評だったので、人々は「ジェスのように演奏してくれ」と言い、
それから「ジェスをやれ」と言う言葉になり、それが訛(なま)って「ジャズ」になった。
5.説
ニグロの酒場に、ジャズボ・ブラウン(Jasbo Brown.)という演奏家がいて、
彼のプレイに熱狂したお客が「ジャズボ、もっとやれ」「もっと、ジャズ」と言ったことから、
「ジャズ」になった。
6.説
フランス語が変化した説である。
Jazz.発祥の地、ニューオリンズはフランス領であったため、
Jaser→Jass→Jas→Jasz→Jazz.と変化した。
Jaserはフランス語で『おしゃべりする』の意味。
Jassはニューオーリンズで使われた。
Jassは性行為をさすスラング(俗語)
JassはJass Houseで演奏されていた。
Jass Houseとは女郎屋さんの事。
Jass Houseで演奏されている音楽をJassと呼んだ。
Jass Houseが禁止され職を失った演奏家の一部は、職を求めてシカゴに移り住んだ。
シカゴの演奏家はニューオーリンズのJassとシカゴの音楽を区別する為、Jazzと呼んだ。
シカゴで命名されたJazzが世界中に広まった。
これがJazzの語源の一説である。
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