中村良一とマカカ・ルーサーズ・バンド

中村良一:楽器紹介 コルネット(Cornet)

コルネット(Cornet)を紹介します。
コルネットは、ショート・コルネットロング・コルネットがあります。

ショートコルネットは、管の曲がりが多く、柔らかく深く暖かい音色を持っています。
英国式金管バンドに多く使われ、ジャズでも使用します。

ロングコルネットは、管の曲がりが少なく円錐の度合いも小さく、トランペットに近いです。
ジャズや吹奏楽でトランペットより、やや柔らかな音を求められる時に使用します。

愛用のショート・コルネット( Kanstul ZKC1530-2 )


ロング・コルネット( Indiana Elkhart Ind. USA )


コルネットの起源は、ポストホルンである。
イタリア語で角笛もしくはホルンを意味する corno に縮小語尾の -etto を付加したものが語源。
18世紀から19世紀頃のヨーロッパで乗馬による郵便輸送や、メールコーチと呼ばれた郵便馬車がその出発到着を知らせるために用いていた。

19世紀に発明されたピストンバルブをつけた「コルネット・ア・ピストン」(ピストン付きコルネット)から急速に開発が進み、
1845年にアドルフ・サックスがサクソルンの特許を取得した。

以後、コルネットはサクソルン属の高音楽器として位置づけられるようになった。

ポストホルン

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