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マツタコ

ヤプログが終了したので、とりあえず引っ越します。

思いがあるから言葉が生きる

2011-12-28 00:35:56 | 本と雑誌と言葉
たとえば、「坂の上の雲」最終話。松たか子演じる多美さんが死の床にある好古さんの「奉天へ」に答えて、「あなた馬から落ちてはいけませんよ」と言って一滴の涙を落とします。

ことばは、「あなた馬から落ちてはいけませんよ」。
だけど、そこに含まれる思いは決して一言で片付けられるようなものではない。
その思いを感じられるから私たちは、ことばに感動する。

ことばは、それを発する人そのものを受け入れて見つめることでしか、
伝わらない気がします。

うまくいえないけれど、ことばが先にあるのではなく、思いが先にある。
思いが感じられるから言葉が生きる、のだと。

だから、相手に思いを感じてもらえるように表現しなければ、言葉は生きないのです。

Mさんのコメントを読んでいて、そんなこんなを思いました。


「何か」に

2011-10-03 23:16:48 | 本と雑誌と言葉
Mさんが紹介してくれました。『光になった馬』という本の帯に寄せられた松たか子さんの言葉

新しい「何か」を発見することは素晴らしい。でも、はじめからそこにある「何か」に気付くことは、もっと尊いことなのかもしれない。
http://bukure.shufunotomo.co.jp/reading/?p=12575

彼女が思ったこととはちょっと違うとは思うのですが、
つい先日、景観形成の話をした時に、
いまは「まちづくり」から、「まちづかい」や「まち育て」に言葉が変わってきているという話をしました。

新しく「つくる」のではなくて、時代を経て培われてきたものをちゃんと見直して、
尊重して「使う」、さらなる未来のために「育てる」。
そういう発想に変わってきているのですよね。
たかちゃんの言葉を読んで、そうそうと思ったのでした。



地球を選んだとしたら

2011-05-01 10:09:08 | 本と雑誌と言葉
「黄金の魚」では、数日前に引用したところだけでなく、この言葉も印象深いです。
「いのちはいのちをいけにえとして ひかりかがやく しあわせはふしあわせをやしないとして はなひらく」

綺麗事じゃない、強さ、太さを感じさせますよね。
生きることの「覚悟」です。

ことばを確認するために、
もう一度、kizuna311の「黄金の魚」の朗読を見たのですが、
その次に表れた動画がコレ。
http://www.youtube.com/watch?v=00DWrgaBPO0&NR=1

なつかしの「21世紀の君たちへ~A Song For Children」
10年前の紅白のときの歌。
作曲はスティービー・ワンダー、作詞はさだまさし。
音はかなり悪いですが、
ほんの少しだけど、松さんのソロの声も聴けます。

ひとりひとり 地球(ほし)を選んで♪

地球で生きることを選んだとしたら、無意識だな。
でも、ここで生きるしかない、覚悟が必要なのでしょう。


「KOTTOICHI 2」

2011-04-29 17:09:16 | 本と雑誌と言葉
週刊新潮の「骨董市」見ました。4月1日だったかな、「町田の骨董市で松たか子を見た」って情報があったのですが、これだったのですね。民族風が少し入った衣裳に、でっかいアクセサリーであまり見慣れないなあ、って思ってたら、「えっ、これ松さんですか?雰囲気が違う」って、S様がパン祭りのシール台紙と見比べてました。

これはKAPITALの「KOTTOICHI 2」という企画だったんですね。
衣裳はもちろんKAPITAL。コーディネートもKAPITALのデザイナー平田和宏。
松さんのKAPITAL好きは有名で、コンサートグッズでもコラボしてますよね。
なのに、雑誌では、なんか、いつもと違う松たか子です。

KAPITALのサイトに雑誌よりも詳しく写真もいっぱいのレポがありました。
http://kapital-global.jp/jp/
http://kapital-global.jp/jp/project-list/kottoichi-2/

こちらのサイトの松さんは、はじめての骨董市に目を輝かして楽しんでいる感じです。
カメラも持参して、彼女が撮ったという写真は、やっぱりな、、、桃太郎。
なんか彼女のアンテナにひっかかるものは独特です。


シンプルで深い言葉

2011-04-28 22:58:43 | 本と雑誌と言葉
松さんのkizuna311朗読「黄金の魚」ですが、j-waveのクリスさんのサイトで、松さんがこれを選んだ理由が語られてました。
http://www.j-wave.co.jp/blog/curious/reading_with_love_kizuna311/

松さんはこの詩が好きで、以前から何度も紹介してくれていますが、
前に紹介してくれたときとも、また受け取るものが変わってる気がしますね。
年齢とともに感じることが変わるってだけじゃなくて、
そのときの自分自身、そのときのとり巻く世界、社会によっても
感じ方が変わる、変わるっていうか、プラスされていく感じがしますね。

とにかく、シンプルで深い言葉だと思います。
 「どんなよろこびのふかいうみにも
 ひとつぶのなみだが
 とけていないということはない」